第31話 課題12 この「今」を、充電期間にできるか?
本日、2021年10月24日のプリキュア放送を観終えての加筆事項となります。
本日のテーマは、「将来の夢」。
つまり、子どもが大人になったら、何になるかってこと。
さあ、どうなるのやらわからんのが、先のこと。
さて、我らのみのりんの将来の夢は、図書館司書、もしくは本などの編集に関わる仕事につきたい、とのこと。
だけど、雑誌社はまだしも、新聞社のようなところは無理な気もしないではない。今のままでは、という留保付ではあるけれど。
レイルウェイライターで一世を風靡した種村直樹さんだって、毎日新聞の記者時代は、夜討ち朝駆けのような警察回りも経験しているし、国会担当記者の話もあったけど、その頃にはもう独立を考えていて、結局あのような形で世に出られたのね。そういう「物書き」の仕事は、みのりんにはいささか向かない気がしないでもない。
今日の放送回でも、一瞬だが、みのりん宅の自室で、昨年出したマーメイド物語の掲載された会誌を手に取っている姿が放映された。もう一人、キュアフラミンゴのあすか君がスポーツショップのテニス用品のコーナーに来るシーンもあったが、あれと大いに好対照だったね。もっとも、そういう免疫のできていないさんご君は、母上様と一緒にどうこうというわけでね、こちらとみのりん&あすか君のシーンは、似ているようで実は大きく違うということもあった。
結局現段階ではみのりんは文章を特に書くということをしているようではないが、ずっと見ていくからに、本は読み続けていることは間違いないし、小説を書くということこそしていないが、他のいろいろなことを、トロピカる部という世にも謎な部活動を通して経験で来ていることは、間違いない。
今がどうこうというよりも、もう少し長いスパンで見て、まあそれこそ、三原脩さんにでもなったような気になって、ですな(苦笑)、みのりんの人生全体というスパンを通してみるからには、この1年は、まさに、自分を見つめて問い直す絶好のチャンスであるという気がしますな。
確かに今は、書くことをやめている、というか、とめている、という状態。
だが、物書き、あるいはそれに関連する世界に進みたいという意識は持っているようであるから、こういうことにもなるのであろう。
まあその、小説家としての才能には本人としては見切りをつけたのかもしれないが、それはしかし、勿体ないと思うぜ。
大体、松本清張氏にしても、本格的に作家として活動が始まったのは、50代の声を聞きだしてから。これという学歴もなく、かれこれ職を転々としながら、それでも本を読むことも書くこともやめなかったからこそ、「点と線」や「砂の器」のような名作を記すことができたわけや。
ある意味裏返したような見方かもしれないが、「絶筆」的状態が、みのりんの場合、中2の今でちょうどよかったのかもしれんよ、後々振り返ってみれば。
そう、今日のまなつ君じゃないけど、「今」何がしたいか、そして、それをいかにしていくかということこそが、まなつ君だけでなく、みのりんにとっても、本当に大事なことになるのよ。
これがもし、それなりに名が知れるほどに作品が書けるようになって、それが世上に出回るような状態になったときに、今のような状態になったら、人にも大迷惑がかかるし、また別の才能ある書き手が出てくることによって「消えていく」のがオチってことになってしまうぜ。そうなる前で、本当によかったのよ。
さて、今度はそのみのりんパパ? ということになっておる、わしのこと。
わしが中2の当時は、既にスカウトされていた大学の鉄道研究会の例会に、毎週土曜ともなれば、行っておりました。それと同時に、時間を見ては、岡山駅前にある国鉄の岡山鉄道管理局や気動車区などに行っては、少し前の運用表などをコピーしてもらっておった。当時は今ほど出版物も多くなく、また、ネット情報なんて気の利いたものがなかったから、そりゃあもう、国鉄からの一次資料ということで、重宝しておりました。その後、出版点数も爆発的に増え、かつての国鉄時代の資料も何らかの本になってジャンジャン出ておりますけど、それがない分、自分から主体的に、自分の足を使って資料にあたる習慣ができたことは、今の私としては、何物にも代えがたい「力」となっていることは、間違いない。
それがあるのとないのとでは、実は、大違いなのよ。
このご時世下では、もう、ネットで実質ただ同然で情報が入ってきます。情報をとるだけならだれでもできる。それで無理なら、図書館に行くか、本屋に行く。そうすれば、上手くいけば実質無料、下手しても数千円も出せば、それなり以上の情報が得られるというわけ。どこに行ったらいいのかわからないなんてことはない。
その頃の経験から私が得たのは、何なのだろうか?
正直、文章を書くということはほとんどしていなかったし、出来るとも思っていなかった。私共岡山大学鉄道研究会では、当時会誌を発行しておりまして、それにかれこれ書かれていた先輩方は、本当にすごい人たちだと思っていたもの。
だけど今や、その先輩方を差し置いて、なんと、なんと、ナントの勅令も火を噴くような謎の小説をじゃんじゃん書くようになったのは、当時中学生のお世辞にも賢いとは言えなかった私なのね。
中2だった1983年当時のわしやねんけど、今のみのりんほど、頭よかったとは思えないもん。
みのりんの才能(親?! というのを差し引いても~苦笑)があって小説にせよなんにせよ、書くことをしないのは、勿体ないと思うのよね。
だけど、書かないということで「書く」という行為をしている今という時間は、みのりんの将来にとって、ものすごく貴重な時間になることだけは、わしの経験に鑑みても、間違いないと思うぜ。
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