ナンセンス!
前々の記事では「エロ」について、異性に応援コメントとか評価とか求めんな。
前の記事では「グロ」について、子どもを平気で使うのはいかがなもんかと書いた。
「エロ」「グロ」ときたら、あとは「ナンセンス」なんですけども。
「エロ」「グロ」ほど生理的な拒否反応はないです。
2、300話ぐらいなら読んでます。
「ナンセンス」だなーとは思ってますけどね。
そもそも「ナンセンス」の定義。
これ、人によりいろいろあると思います。
辞書によると「意味のないこと。ばかげたこと。つまらないこと。」とあります。
「意味のないこと」「ばかげたこと」「つまらないこと」。
人によって違うと思う。
ここでは、「読み専」目線の話なので、「読み専」にとって「意味のないこと」「ばかげたこと」「つまらないこと」としたい。
つまるところ、「読者」にとって「意味のないこと」「ばかげたこと」「つまらないこと」です。
読者にとってばかげた作品っていうのは、個人的には、「意味ある」と思ってます。
「馬鹿げてる」って感じてますからねー。
「馬鹿馬鹿しい」って笑えることって、個人的には、よいことだと思う。現実から離れて、ふっと笑えてるのはいいことかと。
逆に、「馬鹿馬鹿しい!」って本気で言う読者には、性格悪い何かを感じる。
つまるところ、読者に「馬鹿げてる」って思われる作品をつくるのは別段いいんじゃないかと思うんですが、「意味ないよね」とか「つまらないよね」って思われる作品であるのは、いかがなもんか。
個人的にはなんですが、私にとって「意味ない」から「つまんない」んだと思ってます。
だから、作品が読者にとって「意味がない」というのは課題かと。
前の投稿に書いたことと通じるのですが、読者にとっての「意味」づくりというのは大切だと思う。
読者に作品を通して「伝えたいこと」「メッセージ」「感じてほしいこと」。
難しいことじゃなくていいと思います。
ただ笑ってほしいとか。
悲しくて咽び泣いてほしいとか。
ほっこりしてほしいとか。
方向性を明確にして、伝えたいことの優先順位をつけてると、自ずとゴールって早い段階でできると思っていて。
文字数の問題はあるけれど、ゴールを強調するために端的な話の展開だとか、描写だとかされてると、グッときます。
読者への愛を、ひと欠片でいいので感じたい。
読後に、メッセージなのか、感動なのか。
そこはなんでもいいんですが、得るものがあって。
結末に至るまでに、読者をひっぱる「謎」的なものが定義されて、するする解けて、パッと盛り上がるところで大団円を迎えると、あー……スゴイなーって思う。
「謎」っても「ミステリ」的なもんじゃなくて。
ラブコメだと最終誰と付き合うのかなー?とか。
何でこんなことをなったのかなー?とか。
作品と付き合うキッカケがほしいのかもですね。
ハッキリ言って、興味ない作品を読むのってつらいじゃないですか。
いきなり作者とか作品のことを好きになるわけじゃなし。
だから、興味のキッカケほしいんですよね。
作中に読み続けるキッカケを撒けるのって、読み手へのやさしさだと思ってて、そういうのがあると、愛を感じる。
読者への愛がひと欠片でもあれば、読者にとって「ナンセンス!」とはなり難い作品になるかもしれませんね。
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