コロナの症状
会社に行った翌日夫はリモートで、その日の朝は熱もなく、ただ、体調あまり良くないんだよねという感じでした。
しかしその日の夜また熱が出ていたらしく(私と娘はとっとと寝てしまったので知りませんでした)
本格的に急変したのは、その次の日で、ここでようやく私は、これいつもと違くない?もしかしてコロナ?と、遅すぎですが気づくのです。
本当にまさに急変。
突然急激に酷くなり、息は荒く、咳も激しく、夜は苦しそうに叫び、下痢で何度もトイレに行き、熱は39度。
もうこれは絶対コロナだと保健所に連絡し、私はその時はまだ怠さと喉が痛いくらいで、娘は全くの無症状だったんですが、すぐに夫がPCR検査を受け、夫の陽性が判明した後は、私と娘もPCR検査を受けました。
最初に娘の陽性が判明し、保健所の方はお母さんうつらないようにお風呂もマスク、トイレは消毒、なるべく離れてなど言われましたが
私は絶対自分はなっていると思っていたので、むしろ私がなるべく娘にうつさないように、お風呂も寝る時もマスクをしていたんですよね。
ただ正直ね、この時は、家族全員陽性になって良かったと今は思っています。
うちは狭い団地だし、陽性の人だけ隔離なんて絶対無理なんですよ。
ただ、娘には無症状のままでいて欲しかったので、なるべくくっつかないように気をつけてましたが、無駄な抵抗でした。
私はPCR検査受けた後から、微熱、頭痛、怠さはさらに酷くなり、食欲もなくなりました。
買い物は、幸い少し離れているところに住んでいる夫のご両親が車で冷凍食品などを色々買ってきてくださってとっても助かったんですが
どんなに体調悪かろうが、娘のご飯やある程度の家事は私がやるしかないので、相当きつく、PCR検査の時病院でもらっておいた解熱剤と抗生物質を飲んで、苦しみを凌いでいました。
娘はしばらく無症状だったので、動画やゲームして静かにしててくれましたけど、これ、子どもが凄く小さかったらお母さんにとって自宅療養ってただの地獄だと思います。
それから夫が入院できることになりホッとしたのも束の間、今度は私の症状が更に悪化していき、熱は38度6分まであがり咳もひどくなっていき、動くのもやっとの状態になりました。
その上、娘まで熱、咳、鼻水の症状が出始め、やばい、もし娘が万が一更にひどくなっても、この状態の私では娘の看病なんてできないし、二人で共倒れしてしまうと思った私は、すぐ保健所に連絡し、入院したい旨を伝えたのです。
その時はまだ今のように医療崩壊していなかったので、保健所の方が、なんとか私と娘、二人で入院できる病院を探してくださって入院できましたが
これね、もし今の時期だったらと思うと怖くてたまらないし、自宅で死んでしまった方達の事を思うと、どれだけ辛く、心細く、苦しかっただろうと、やるせない気持ちになります。
(このエッセイを書いていた時期はデルタ株が蔓延しており、医療崩壊で軽症者は入院できず、自宅で亡くなる方のニュースが連日報道されている時期でした)
自宅療養って、ただの放置なんですよ。
無症状だったらいいですよ。
でも、家族皆熱が出て動くのもやっとな状態で自宅療養って、正直私は、見殺しに近いと思っています。
保健所の方が頑張ってくださっている事
医療従事者の方々が献身的に治療してくださっている事は本当に有難く、こうして今退院し、治ることができた私は心から感謝しています。
ただ、政治家の方々には、医療崩壊しないようにするにはどうすべきなのか、オリンピック始まる前に、もう少し考えて対処しておいて欲しかったなと思っています。
なんだか、バーベキューしたり会食したりした人々がなってるかのように言われているけど、多分、そうじゃなくてコロナになった方々も、沢山いると思うんですよね。
オリンピック始まる前に、友人や母と、医療崩壊さえしないようにしてくれれば、オリンピック自体はしていいいと思うんだよねと話していたんですが
その時の予想通り医療崩壊して、自宅療養中に死んでしまった人々が沢山いて
政治家が悪い!全部悪い!ではないと思うのですが、私らが、政治に関心をしめさずにきたツケがきてしまったのかもしれないなあと思ったり
このコロナでの経験を糧にできないと、また同じ間違いを繰り返し、犠牲になる人が出てきてしまうと考えたりしています。
といっても、一介の主婦である私は、ワクチン打ったり、体調管理したり、人混みいかないようにしたり、それくらいしかできないのですが
とにかく、自分のできることをやって、少しでも早く、コロナが飲み薬で治るようになる事を祈るばかりです!
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