絶望の箱庭～鳥籠の姫君～

幕間

第一章 登場人物紹介①

　学園サイド

　天ヶ瀬冬夜（あまがせ　とうや）……十五歳。身長百六十センチ。属性は闇。現実世界出身。

　六歳の時、ある事件がきっかけで闇の力を覚醒。

　本人はまだうまく制御できない(自発的に使えない)。

　幼少期より父親の祖父母と共に暮らしていた。父親は数年前、謎の伝言を残して家を出たきり行方不明、母親は幼いころに亡くなっている。

　自分よりも仲間のことを優先するため、自分が犠牲になる事にためらいはない。キレると暴走状態になり、制御不能になる。

　六歳のときに出会った不思議な女の子のことを追っている。

　メイ……十五歳。身長百五十五センチ。属性は光属性。

　ある空間に幽閉された記憶を封じられし少女

　その正体は失われし力『夢幻の力をもつ一族』の末裔であり、特別な存在である『夢幻の巫女』。

　冬夜が力を覚醒するきっかけとなった事件に関わっている。

　ソフィー……メイが物心ついた頃からずっともっていたうさぎの人形。身長百センチ（耳の頂点まで）

　幼き日のメイと一緒にいることにより、いつしか心が芽生た。ある事件を機にメイと心通わせ、命もつ存在となった。メイと共にある空間に幽閉されている。

　学園長……ワールドエンドミスティアカデミー学園長。身長百七十五センチ。

　三十代前半の容姿であるが年齢不詳。細身、長髪を束ねており、細いメガネを愛用。

　全てを見透かしたような発言が多く、過去にワイズマンとの因縁めいた何かがある模様。

　日々の残念な行動から生徒からほぼ尊敬されていない（本人は尊敬されていると思っている）

　リーゼ・アズリズル……十七歳。身長百五十九センチ。ミスティアカデミー生徒会長。属性は水。

　銀髪ポニーテールで人望も厚く、学園皆から慕われている。

　真面目な性格ゆえ学園長のおもちゃにされることも……(無茶ぶりは日常茶飯事)

　出身は幻想世界。

　椿 言乃花（つばき　ことのか）……十六歳。身長百五十センチ。生徒会書記兼迷宮図書館司書代理。属性は風。

　小柄でメガネをかけている。黒髪のロブ(肩くらいの長さ)。

　寡黙で必要以上の事は話さない。

　言乃花と呼ばないと返事をしない。（言乃花ちゃん、言乃花さんなど名前で呼ぶことを強制する）

　小柄で大人しくみえるが、武術の心得がある(実家が道場)

　現実世界出身。

　三大妖精サイド

　フェイ……三大妖精サード。身長百五十三センチ。

　中性的な容姿、男の子なのに娘のような綺麗な顔をしており、本人はかなり気にしているためローブを愛用している。

　属性は雷。

　性格はいたずら好きだが、後先考えずに思い付きで動くためよくノルンからお仕置きを受ける。

　過去にイタズラを仕掛けた人間に返り討ちにあい、本人のプライドが砕かれたトラウマがある。

　ノルン……三大妖精セカンド。身長百六十一センチ。属性は音域と空間掌握。

　ショートボブで左目を前髪で隠している。

　性格は仲間に対しては人情に厚く、面倒見がよい(それ故に苦労も多い)

　仲間以外には冷酷無慈悲であり、自分の思い通りの世界のための駒程度にしか思わない。

　三大妖精内では頭脳派であり、少々のことでは動じない冷静さを併せ持つ。

　自分と瓜二つの少女を妹のごとく溺愛しており、彼女のためなら世界を崩壊させても良いと思っている。

　創造主（ワイズマン）

　この世界の創造に関わっており、冬夜の力を覚醒させるように仕向けた張本人。

　メイと冬夜を関わらせ、何かを成し遂げようとたくらんでいるが詳細は不明。

　ワールドエンドミスティアカデミー学園長とは過去に何かしらの因縁がある。