第12話 モーフィン!ムービン!バスターシップ!

「テストどうだった?!」

「1日目終わったー。全部埋まったけど、多分間違えてるや......」

「全部終わった?!それだけで十分やん!!」

「うん!数学めっちゃ出来てたから嬉しい!英語も頑張ろ。」

「Nice!!英語ガンバー!てか聞いて...数学返って来たんやけど...9点やった...」

「!?ま、まあそれも個性だし...」

「こ...個性...そうか!個性大事にしていきます!」

「( ゚ー゚)ウ ( 。_。)ン 」

「( ゚ー゚)ウ ( 。_。)ン ?( ゚ー゚)ウ ( 。_。)ン !」

しばらく時間をあける。彼女からメッセージの通知。

「おひるごはあーん。何食べた?」

「えーと、氷砂糖とレッドブルとたくあん。」

 僕の学校でのお昼ご飯は基本糖分摂取ですませるようにしている。食欲がわかないのだ。

「氷砂糖wwおいしいよね。今家?」

「学校!」

「昼休み?」

「給食時間!」

「高校楽しみだなあ。青春謳歌ちゅ?」

「青春謳歌しようと思って爆死した。」

「wwDONMAI☆」

「悲しい☆」

「ゴメンナサイ...」

「あれやで。かっこ良くなろうと思って、髪しっかりセットしていくと、かっこわるくなったね!って言われるんやで」

「笑。かっこいいと思うよ!みたことないけど。」

「ええ?ありがと!!」

「私は「今日は可愛い」とか「今日はかわいくない」とか言って自信つ日とつかない日分けてる。」

「それええかもな。ほーそんな方法があったか...。」

僕はこの言葉に心の底から落ち着き、安堵し、喜びを感じた。彼女が自分の容姿もきらいであると言っていた事をとても気にしていたからだ。

「化粧しよー」

「化粧?いいね!」

<続>

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