第5話 期待それは絶望

 私の1番の趣味はボルダリングですが、そんなこと関係なしに2個目の趣味として作り上げたキメラが完成するぞぅ!

 「よっし、これにあとはバターとかバター犬とか入れたらキメラが出来上がるってわけだ…」

 私っていうのは地元の錬金術師兼テトリス職人の銀歯なし助なんだけどね。これは心の中で話しているから別に一人言が多いわけじゃないんだよね。

 「アッ!ビーカーの中に漂白剤とか、ギャグボールとかが入っちまった!これじゃあなんか塩酸くさい物になっちまうよこのあがり症が!!!」

      題字「マゾキメラ」

 「ワタクシ、マゾキメラです。まだ7割しか完成していないので、ムチとかラバースーツを入れてくれたら嬉しいですが。」

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 「目を閉じたばらテトリスをやってしまった。テトリスは…1番の趣味より愛してるっつうか…」

 アツい恋模様と、どちらかというとブロック崩し派である私こと銀歯なし助はビーカーの中に荒縄や貞操帯をぶち込んだ。

 「創造主よ、ワタクシはマゾ塊がもう限界です!!!」


 ボカーン。


 寿司です。

 そうこの世はアボカドの乗った寿司なのである。寿司、寿司、寿司、回らない寿司があると言うならば、そいつはもはや人妻だ。

 寿司を見て、私は俳句を書きました。


 寿司って

 麺類ないけど

 どうしたん      私

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