第2話 ミルタノル下水を抜けて

南極の九段下では、今日も不燃ごみハワイが軟骨を揚げており、するとどこからか聞き覚えのあるジジイの声がしました。

 「こいつは大した軟骨じゃないですか。」

 そうです、地元の公職者であるクイズおじさんです。

 ジジイは何だかんだで嬉しそう、ハワイはすぐさまジジイを軟骨の入った寸胴の中にぶち込みました。

 慌てふためくジジイが、どうやら最後のクイズを出してきやがりました。

 Q.美保純美保美保純July

 「黙れ」

 こうしてクイズおじさんは軟骨と一緒にドロドロの豚汁になりました。

 豚汁はみんなに大人気で近所のおばさんも、おまんちゅ娘も、文鳥おじさんも、それはそれはおいしそうにいただくのでした。

 しかしここで一つ大きな疑問が浮かび上がりました。

それはこの豚汁にニンジンや大根といったレギュラーメンバーが入っていないのです。

代わりといってはなんですが、太めの中華そばとニンニク、ネギが入っているのです。

 ハワイは考え、悩みました。

 (ネギは金田一少年でいうところの佐木くんだとしても、ニンニクと中華そばはイレギュラーだよな…)

 そうして思考錯誤の末生まれたのが、砂上の楼閣として名高い一世を風靡したタピオカ産業だといわれております。


 ということで正解は、美保純でした。

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