第8話

このような夢を見ていた、真っ白な部屋で6枚の翼を持つ天使が私に話しかけてくれた。

「私は生まれつきの病気があるわ、長く生きられないの。」

「遅れとも18歳まで、医者さんはそうおしゃったわ。」

「病気のせいで私はここから出ることもできず、ずっと籠っていた。」

「私は友達がいなかった、メイドはたくさんいるけど、それは違うの。」

「だから私は仕事募集の理由で外から同い年の女の子招いてきたわよ。」

「そして君が現れて、私の目に入った。」

「最初は名前が似てて、オトハに頼まれて君の過去を調べてみた。」

「そして、私は君のことを気に入った。同じ日に生まれた私たちはどんな区別があるのでしょう。」

「私は外に出られないから、ずっと外で普通の女の子はどんな生活を送っているのか知りたかった。」

「だから君がいてよかった。私は君のような子が欲しかった。」

「だから私が死ぬまで、ずっと私のそばに寄ってね。私の大好きなお友達。」



目を覚すと、自分はもう涙にかきくれたのを気づいた。

「あ、涙も枯れたわよ。」

何故こうなるんでしょうか、全く覚えていなかった

記憶は曖昧で、思いもつかなくてただベットに横たわってる。

よく考えたら、私はこの天井この部屋を知っている。

ここはお嬢様の部屋だ、でも何故かお嬢様はここにいない。

昨日確か私はずっとお嬢様の隣にいて後はそのまま倒れたらしい。

突然下から誰かが喧嘩しているらしくて私はバジャマを着いたまま部屋の外に出た。


一階

音羽は三人のメイドを叱っている。

どうやら彼女たちがお嬢様のアクセサリを盗んだそうだ。

それはもちろん許せないことだ、私もお嬢様を傷つくような行為を許さない。

でも肝心のお嬢様はただ何も言わず隣のソファーに座っていて、漠然としていた。

「みちる、すぐ警察に通報しなさい。」

みちる?あっ、この顔覚えている。彼女はあの人。

あの日音羽と部屋で淫らのことしていた子。

「待って、私はまだそうおしゃらないわよ。」と意外にお嬢様が喋った。

「お嬢様、証拠もある以上、警察に渡すのが一番良いだと思います。」

「けれど、彼女たちにはきっと理由があってそうしたわよ。一応聞いてみて。」

「ですが。。」

「これが私は決めたことですわ。」

「貴方の命令は絶対です、お嬢様。」


そして、あの三人苦しみを訴えていた。

私から見れば、ただの嘘、デタラメに過ぎない、このような嘘を信じる人は。。

「ほら、ちゃんと理由があるじゃない、だから警察に通報するまでもなく。今後ここから来なくていいわ。」

自分のものが盗まれたのに、まだ泥棒に同情を

私も驚いた、お嬢様は優しい人だと知ってるけど、そこまで。。

いや、あの三人を信じるということでもない、ただ慈悲深いだけだった、優しすぎだった。

「誰にでも優しいんのよ、あの方は。」

あの日千鶴さんが悲しんで言ったことを思い出した。

「あっ、そういうことだな。」

そして私は目を音羽に移った。

怪しい、どうして普段疑わしいことばかりしている彼女が、今日はこんなにお嬢様のことを考えてくれたのか。

この場で、私はなんとなく分かった。音羽さんは実にお嬢様のことが好きだった。あの可哀想な目あの心配そうな表情あの悲しげな眼差しあの迷い動き、全くお嬢様のことばかり考えているのが分かった。。

そしたらどうして普段あんなに

気持ち悪い、何という気持ち悪い女だ。

好きでもない相手にもセックスを求められるのか。

私はほとしきり胸のムカつきを感じて、部屋に戻った。

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