第57話 お姉さんに弄ばれるエルちゃん
◆
「楓ちゃん、葵ちゃん! こっちでありんす!」
「マルさん! お久しぶりです! 色々とご迷惑を掛けてしまって、すみません.......」
「気にせんでくんなまし。私達の仲ではありんせんか♪」
私と葵ちゃんは連絡を受けてから全速力でエルちゃんの元へと向かいました。ケーキ屋さんの付近に到着するとキララさんの同士の方が沢山おり、早乙女キララ四天王の一人のマルビッチさんが出迎えてくれました。
「あそこにいる女子大生の方達が、エルちゃんの面倒を見てくれたそうでありんすね」
「後でお礼をしなくては.......あぁ、エルちゃん無事で良かったよぉ」
人混みを掻き分けて行くと中心には女性2人とおもちゃの杖を持って怯えてるエルちゃんが居たのです!
「エルちゃあああああああああんんんん!!」
「ふぇ!? か、かえでねーたん!?」
私はミサイルの如くエルちゃんの元へと駆け寄り、その勢いでエルちゃんの小さな身体に抱き着きました。私の腕の中にある小さな温もり。もう絶対に離しませんからね! エルちゃんも私の身体に抱き着いて大声で泣いてしまいました。
「ふぅええええんんんっ.......!」
「もう! 心配したんだから! 一人でお外に出たら駄目でしょ! どうして一人でお外に出ちゃったの? 帰ったらお説教ですからね! お姉ちゃんおこでちゅよ?」
「――――――!? ――――――!!」
「エルちゃんムギュっ.......! ん? 何これ?」
エルちゃんの足元に白い大きな箱が置いてあります。エルちゃんは両手で大きな箱を持ち上げました。
「――――――。」
「ん? これは.......中身はケーキかな? もしかして、私と葵ちゃんにこっそりとプレゼントするために一人で家出ちゃったの?」
エルちゃんは涙目になりながらケーキを私に渡して来ました。良く見ればエルちゃんは紐付きの熊さんのお財布を首から掛けていますね。私や葵ちゃんに内緒でサプライズしたかったのかしら? あらあら♪ うふふ.......可愛い♡
「エルちゃん、ありがとね♪ でも、こんな大きなケーキどうやって買ったの? 確か熊さんの財布の中には300円程度しか入って無かった筈だけど」
「んぅ.......?」
「エルちゃん、どうやってこのケーキ買ったの?」
すると二人の若い女性が私に話し掛けて来ました。
「あのぉ.......すみません、ケーキの方は最終的に私達がお金を払ったので大丈夫ですよ〜」
「えぇ!? そうだったのですか。すみません! 私の妹が大変お世話になりました! お金は後で必ずお返し致します! それと何かお礼をさせてください!」
「あぁ、大丈夫ですよ〜お気持ちだけ受け取っておきますね♪ エルちゃんもお姉ちゃんが見つかって良かったね♪」
失礼だと言うのは承知してますが、見た目は人を殺してそうな目付きをしている若い女性の方でした。最初は話し掛けるのが少し怖かったですが、話してみると優しい方でホッとしました。恩はしっかりと返さなければなりません!
「えと、私はこの子.......一ノ瀬
「あ、本当にエルと言う名前何だ.......ごほんっ。私は
「なるほど。優花さんと真奈さん、この度は本当にありがとうございました! 後日お礼をさせてください。我が家でささやかながらおもてなし致しますので!」
「え、良いのですか? えと.......で、ではお邪魔しちゃっても?」
「はい♪ 是非♪ 連絡先教えますね♪」
今回は沢山の方に迷惑を掛けてしまったわね.......キララさんや仲間の人達にもお礼を言わなくちゃ。
「お姉ちゃん、今日は遅いからもう帰ろう。皆さんこの度は、一緒に探してくれてありがとうございました!」
「皆様、本当にありがとうございました!」
オネエ達もエルちゃんが無事に見つかってホッと胸を撫で下ろしていました。そして、私達は明智商店に向かいキララさん達にお礼を言ってから帰路に着きました。明智商店でもまた色々と大変でしたよ。エルちゃんは大人気でオネエ達が抱っこしたり頭を撫で撫でしておりましたが、エルちゃんは終始借りて来た猫のように大人しかったです。特にキララさんや四天王の方達に抱かれた際には、涙目になりながら私の方へ助けを求めてました。私も少し意地悪なので、くすくすと笑みは浮かべていましたがそれだけです。エルちゃんのあの信じられないような物を見た時の表情が堪りません!
◆一ノ瀬家
今日は長い一日でした。帰り道はエルちゃんを真ん中にして左に私、右に葵ちゃんで手を繋いで仲良く帰りました。エルちゃんの小さくて柔らかいおててはずっと握っていたいものですね♪
「ただいまぁ〜♪」
「――――――!」
「お姉ちゃん、先にお風呂入ってて。用事済ませてから私も入るから」
「うん、そうさせてもらおうかな。びしょ濡れだし.......」
私はエルちゃんを抱っこしてから、浴室へと向かいました。今日は色々とありましたが、エルちゃんが無事で良かったです♪
「エルちゃん〜お姉ちゃんとお風呂に入るよ〜♡」
「――――――?」
「はい、バンザーイして。あ! エルちゃん何処行くの!?」
エルちゃんは相変わらず恥ずかしがり屋さんですね。別に女の子同士お風呂に入るのは普通なのに。私は逃げるエルちゃんを捕まえて、テキパキとエルちゃんの服を脱がして行きます。お風呂場でエルちゃんに少し意地悪しちゃお。今日は許しませんからね? こちょこちょ地獄の刑です! それと今回みたいな事が起きないように色々と対策しなければなりません。後で葵ちゃんと相談しよう。
「んぅ.......かえでねーたん.......」
「ん? どうしたの?」
「――――――。」
私が浴室で桶の上に座ってから自分の膝の上にエルちゃんを乗せたのですが、エルちゃんはモジモジしながら顔を赤くしていますね。私の膝の上に座るのがそんなに恥ずかしい事なのかな? もうそろそろ慣れたのかなと思ってたけど.......エルちゃんの年齢くらいなら、一緒に入るのは普通なのに。むしろ私にもっと甘えて欲しい。
「はい、お姉ちゃんがシャンプーしてあげるからね〜♪」
「――――――!?」
「うふふ.......大丈夫、この秘密兵器があるから」
私は用意していた水色のシャンプーハットをエルちゃんの頭に付けました。前にエルちゃんにシャンプーした後にお湯で流したら、泡が目に入ったのかエルちゃんが泣いてしまった事がありました。シャンプーハットがあればエルちゃんもきっと大丈夫でしょう。
「ぐすんっ.......あぅ」
「あらあらぁ? エルちゃんトイレ行きたかったのね。漏らしちゃったかぁ.......」
エルちゃんが私の膝の上でお漏らしをしてしまいました。顔を赤くしてモゾモゾしてたのは、トイレに行きたかったからという事かしら。まあ、幸いお風呂場なので洗い流せば全然問題ありません。
「エルちゃん、お姉ちゃんが徹底的に洗ってあげるよ〜お股も綺麗綺麗にしましょうね〜♪」
「――――――!? ――――――!!」
「うふふ.......暴れたら危ないでちゅよ〜大人しくしないとチュッチュするよ? チュッ♡ あ、もうしちゃった♪」
「―――――――――!!」
ぐへへ.......エルちゃんは全てが可愛い。そんなテンパったような反応見せられちゃうと更に意地悪したくなりますね。エルちゃんがそんなに可愛いから行けないのですよ? ディフフ.......ぺろぺろしちゃいたい♡
「エルちゃんの長い金髪の髪の毛、サラサラで気持ち良いなぁ〜こうして洗うのもお姉ちゃんの特権だね〜くんくん♪ 良い匂い♪ 肌もっちもちでぷるんぷるんしてるね〜あ、頬っぺたもスリスリしとこ♪」
「――――――!?」
「スリスリ♡ うふふ.......♡ ほれほれ〜ここが効くのかな? それともここかなぁ? んん?」
多分今の私の顔は、外では見せられないような表情をしている事でしょう。最初は少し抵抗していたエルちゃんですが、私が少し調教.......ごほんっ。弄ぶ.......いいえ、愛を育む為のコミュニケーションを取っていたらエルちゃんは次第に私の上で大人しくなりました。そして、エルちゃんが私の方に身体を向けると何と! 自分から恐る恐る私の身体にピタッと抱き着いて来たのですよ! エルちゃんはどうやら私の性癖を更に歪めたいそうですね。よろしい! とことこんイチャイチャしてあげようではありませんか! これもお姉ちゃんとしての務め.......いいえ、義務です! 私の持病の【ロリコン】を抑える為にも一日最低10回はチューして、エルちゃんを抱かないと行けませんね。
「かえでねーたん.......」
「あら? どうしたのエルちゃん」
「―――――――――? ―――――――――。」
「うんうん♪ そっかぁ〜そうだよね」
うん。相変わらず何を言ってるのか全然分かりませんね。雰囲気から察するに私に謝ってるのかな? 私はそんな謝ってる姿のエルちゃんを優しく包み込む様に抱きました。今日は私も情緒不安定ですね。エルちゃん抱かないと落ち着けません。
「あらあら? さっきまで恥ずかしがってたのに、今度はお姉ちゃんにぴったんこでちゅか? エルちゃんは甘えん坊さんでちゅね〜♪ 赤ちゃんでちゅか?」
エルちゃんが私の身体に抱き着きながら、上目遣いでこちらを見る姿は控えめに言って最高です! でも、今日は私も少し鬼となります。エルちゃんに怒ってますよと言う雰囲気のオーラを出しました。
「さてと、恐らく言葉は分からないと思うけどエルちゃんに少しお説教です!」
「――――――。んぅ?」
「ぐはっ.......!?」
エルちゃんの憎めない愛らしさ。本人は自覚無いのかもしれないけど、エルちゃんはナチュラルにロリコンキラーですね。はっきり言ってチートです! 正常な人でも性癖を歪められそうなレベルです。エルちゃんは反則的な可愛さです! どんだけ私の心をドキドキさせれば気が済むのですかこの子は!? エルちゃんの上目遣い.......名付けるとしたら【天使の一撃】ですね。
「ごほんっ.......エルちゃん、世の中良い人も沢山居るけどね、悪い人だって沢山居るんだよ? 更にエルちゃんはまだ幼い女の子。一人で外に出るのは絶対に駄目だよ! しかも、葵お姉ちゃんにも無言で.......」
「――――――。」
エルちゃんも私との会話の空気を察したのか、シュンっと私の膝の上で反省している様子です。エルちゃんは優しい子なので、そんなにキツく言うつもりはありません。ただ、今回は無事で済んで良かったけど、もしかしたら取り返しのつかない事になってた可能性も十分あります。私はエルちゃんのもちもちな頬っぺを左右から両手で掴んでムニムニしました。何でそんな事をしたのかって? それは私がエルちゃんの頬っぺを触りたかっただけです。
そして私はエルちゃんにしばらくお説教をしましたが、恐らくは言葉が通じて居ないのでエルちゃんからしたら、何が何だか良く分からない状態かもしれません。言葉の壁は本当に大きいですが私は諦めません。今後一緒にお勉強して、焦らずゆっくりと覚えて行けば良いのです。
「お姉ちゃんは怒ってますよ? エルちゃん何て知りません。プイッ.......(チラッ)」
「――――――!? ―――――――――!! ――――――。」
エルちゃんが口に手を当ててあわあわと酷く狼狽しています。私も結構意地悪な性格だと自覚していますが、これは私や皆んなに心配掛けた罰です! あぁ.......なんと言うか。もう、可愛いと言う言葉しか出て来ません。エルちゃんには悪いとは思うけど、私の心が癒されます♡ 私は引き続き怒って居ますよとアピールしつつ横目でチラチラとエルちゃんの慌てぶりを眺めていました。
「プイッ.......(チラッ)」
「ふぇ.......ふぅええええええぇぇんんん.......!」
「あぁ、エルちゃん。ごめんごめん、今のはお姉ちゃんが意地悪だったね。本当にごめんね。お姉ちゃんはエルちゃんの事、物凄く大好きだよ〜ムギュっ♡」
案の定エルちゃんは号泣してしまいました。罪悪感を感じながらエルちゃんの震える小さな身体を優しく抱きしめました。そんなに心配しなくても良いのに.......私がエルちゃんを見捨てる訳無いのに。と言うか私も今日は一体何をしているのだろう.......一旦冷静にならなくちゃ。
「よちよち♡ エルちゃん、今から身体洗うよ〜ごしごし♪」
「――――――。ぐすんっ.......」
「ほら! 泡凄いね♪ あわあわだぁ♪」
「あわあわ?」
「そう、あわあわさんだよ〜」
「あわあわしゃん.......!」
エルちゃんは泡だつタオルを見ながら、泡を指先でつんつんと触っています。
「ん? どうしたのエルちゃん?」
エルちゃんが泡まみれのタオルを持って私の後ろに回りました。どうやら私の背中を洗ってくれるみたいです!
「――――――。」
「まさか、エルちゃんが私の身体洗ってくれるとは思わなかったな〜♪ 気持ち良いよ〜♪」
さっきまで恥ずかしがってたり、泣いたりしていたのに、今では泡に興奮してるのかキャッキャとはしゃいでいます。幼い子は気分がころころと変わるものなのかもしれませんね。目いっぱい遊んで.......愛でてあげようではありませんか♪
「お姉ちゃん〜エルちゃん〜お待たせ♪」
「あら、葵ちゃん早かったね」
葵ちゃんがタオルを身体に巻いてお風呂場に入って来ました。どうやら用事はもう終わったみたいですね。それにしても、葵ちゃんも素晴らしいスタイルしてますね。モデル並かそれ以上です。西園寺モモネちゃんとしてでは無く、本人がそのまま登場しても人気出そうです。
「お姉ちゃん、今日私のパンツだけじゃなくブラジャーも付けて行ったでしょ」
「あはは.......どうりでほんの少しだけキツイなと思ったよ」
「もう.......お姉ちゃんったら.......やれやれ」
身体や頭を洗った後、3人で湯船に浸かります。流石に3人だと少し狭く、身体をお互い密着するような形となります。それがまた良さみが深いのですけどね♪ さて、エルちゃんは私と葵ちゃんに挟まれて湯船の中では動けません。そう、ここは天国です。
「――――――!?」
「葵ちゃん! エルちゃんを押さえてて!」
「おっけ〜! 任せてよ!」
葵ちゃんも私の空気を察してからか、ニヤニヤしながら乗り気のようです。こうすることで家族愛も深まると言うメリットもあるしエルちゃんの笑顔も見れるので一石二鳥です!
「んみゃっ.......!?」
「ぐへへ.......今日はよく手が滑りますねぇ! こちょこちょ攻撃だ!」
「お姉ちゃん! エルちゃん脇の下と首周りが結構効いてそうだよ!」
「ほほぉ.......ここかしら?」
「――――――!!」
「ん? え!? 物足りない? もっとこちょこちょして欲しいの? もぉ〜エルちゃんはしょうがない子だなぁ♪」
「――――――!? ――――――!!」
エルちゃんが大声で笑い悶えております。これがまた堪りません! いつもは葵ちゃんが止めに入るのですが、今日は葵ちゃんもエルちゃんにこしょぐり攻撃をしているので誰も止めに入る人はおりません! さぁ、エルちゃんよ。今宵は笑い死になさい! ぐへへ.......
エルちゃんが笑いながら暴れる際に手が私や葵ちゃんの胸に当たります。
「やん♪ エルちゃんのエッチ♡ そんなにお姉ちゃん達のお胸が好きなのでちゅか?」
「――――――。」
「お姉ちゃん、エルちゃん顔が真っ赤だよ。モジモジしていて可愛い♡ よし、今だけ私がエルちゃんのママになってあげよう〜エルちゃんおいで〜」
今日の葵ちゃんはいつもに増して攻めていますね。自分の胸の乳房をエルちゃんのお口に押し当てています。まるで、赤ちゃんが母乳を呑むみたいです。エルちゃんは元々小柄なので赤ちゃんプレイをしても違和感がありません。庇護欲がそそられますね♪ これが母性と言う奴でしょうか。私もエルちゃんにお胸をあげてみようかしら。母乳は出ませんけど大きさだけなら多少自信はあります。
「わぷっ.......!?」
「よしよし♪ エルちゃん.......ママって言ってみて?」
「――――――?」
「私がママだよ〜」
葵ちゃんが自分を指差しながらエルちゃんにママだと言い聞かせています。葵ちゃんも私に似て、やはりこちら側の人間です。
「んぅ.......? ママ.......?」
「エルちゃああああああああぁぁぁんんんんっ.......!!」
「――――――!?」
葵ちゃんがエルちゃんを強く抱いています。何だか私だけ蚊帳の外の気分です。私も混ぜて欲しいです! よし、奥の手を使いましょう!
「ば、.......ばぶぅ.......」
「え.......お姉ちゃん.......いい歳して何してるの? 頭大丈夫?」
「私も赤ちゃんだから葵ちゃんに甘える!」
「随分とデカい赤ちゃんだね。しかも、私より胸デカイし」
これもコミュニケーションなのです! 姉妹の愛をたまには確かめないと行けません。これは必要事項です!
「葵ちゃんに抱きつくと見せかけて〜エルちゃんにムギュっ♡」
「――――――! ――――――!?」
「あらあら、エルちゃん何処に行くのでちゅか? お姉ちゃんからは逃げられませんよ〜♪」
もう〜素直になれば良いのに。エルちゃん恥ずかしがってるけど、本当は甘えん坊さんだと言う事は知ってるんだからね♪
「チュッ♡ あ、こっちにもしとこ♡」
私はエルちゃんのお口や頬っぺたに沢山キスをしました。葵ちゃんもその様子を見てから、エルちゃんの頬っぺたにキスをしています。
「エルちゃん知ってる? 反対側の頬っぺたにキスしたら反対側の頬っぺにもキスしないと駄目なんだよ〜これは法律で定められているのです。という事でチュッ.......♡」
「――――――!」
「あらあら、エルちゃんおこでちゅか? お姉ちゃんエルちゃんの言葉が分からないからごめんね〜」
さてと、そろそろ葵ちゃんにもさり気なく抱きつこうかしら。ここは贅沢にエルちゃんと葵ちゃんをまとめて抱いてしまいましょうか。三姉妹サンドイッチが出来ますよ♪
「えいっ.......!」
「お、お姉ちゃん!? エルちゃんを抱くのは分かるけど私も!?」
「妹と姉がイチャイチャするのは当たり前だよ。大丈夫、女の子同士全然問題無し!」
葵ちゃんの身体も相変わらず素晴らしいですね。顔も性格も何もかもが可愛いです♪ 肌もスベスベで.......あれ? 葵ちゃん胸また大きくなった?
「ふむふむ、葵ちゃん。胸少し大きくなった?」
「ふむふむ.......じゃないよ! 真顔で胸揉まないでよ! ひゃあんっ.......!? そ、そこ駄目!」
「良いでは無いか良いでは無いか〜今宵は無礼講ですよぉ〜ぐへへ」
「お姉ちゃんが変態だ! 分かってたけども! お姉ちゃん、自分の胸でも揉んでたら?」
「なら、葵ちゃん私の胸揉む? ん? あ、エルちゃんごめん!」
気付けばエルちゃんを私の胸で押し潰すような形となってしまいました。エルちゃんは私の胸と葵ちゃんの胸で挟まれて顔を赤くしています。私の乳房が丁度エルちゃんのお口に当たってしまい少しだけ感じてしまったのは内緒です♪
「――――――!」
「よしよし♪ エルちゃん落ち着いて♪ じゃあ、ボチボチ上がりましょうか」
「そうだね。お姉ちゃん、エルちゃんをこっちに頂戴。私が着替えさせるから」
「ここはお姉ちゃんの特権を行使します。エルちゃんは私が」
「いやいや、お姉ちゃんばかりズルいよ! 私もエルちゃんから見たらお姉ちゃんだから!」
このままでは話が平行線の一途を辿る事になりそうですね。ならばこうしましょうか。
「じゃあ一緒にエルちゃんをお着替えさせようか」
「お姉ちゃんったら.......やれやれ」
「良し! 決まりだね!」
私はエルちゃんを抱っこして浴室を出ました。そして、私と葵ちゃんの2人掛りでエルちゃんにオムツを履かせてから兎さんのモフモフパジャマを着せるのです! これがまた可愛すぎて鼻血が出そうです!
「可愛い♡ エルちゃんは何でそんなにも可愛いの? お姉ちゃんを殺す気でちゅか? 襲っちゃいますよ?」
エルちゃんは何か言っていますが、きっと喜んでくれているに違いありません。これからも可愛い服沢山買ってあげるからね♪
「あ、そうだ。ついでに家の防犯も強化しておこう。窓には全て鉄格子、庭に監視カメラを複数付けて窓も二重にして玄関のドアには鍵3つ付けておこう。玄関にはエルちゃんが越えられないような高さの柵を3つ程して.......あ! そうだ。エルちゃんの服にGPSを仕込ませておけば少しは安心出来るね! 会社に居ながらもエルちゃんの居場所が分かるし♪」
「お、お姉ちゃん.......流石にそれはやり過ぎでは」
「いいえ、まだ足りないわね。寝室にも鍵を付けて.......あ! そうだ! 寝る時は私の身体にエルちゃんをロープで縛れば尚のこと安心.......」
「
葵ちゃんの圧が凄いです.......何だかんだで一ノ瀬家は私が一番歳上ですが、妹の葵ちゃんには逆らえません。葵ちゃんは怒らせるとやばいです.......普段は温厚な性格なので滅多な事では怒りはしませんけど、怒った時は私が正座させられてしまいます.......
「分かった、分かったから落ち着いて葵ちゃん」
「私はいつでも落ち着いてるよ〜もう、確かに今回は私に落ち度はあるけど、お姉ちゃんは過保護すぎ! まあ、気持ちは分かるけど.......」
そして、この後頂いたケーキを3人で食べながらほのぼのとした時間は過ぎて行きました。
◆エルちゃん視点・その日の夜
★―――寝室にて――――★
僕は現在、ベッドで横になっています。両隣りからは静かな寝息が聞こえて来ます。かえでねーたんとあおいねーたんは熟睡しております。僕は2人の抱き枕と化していて中々寝付けませんでした。良い匂いがするし、胸が.......ごくりっ.......
「ぐぬぬ.......寝れぬ」
「すぅ.......すぅ.......」
「んんっ.......」
今日は何時もよりお姉さん達が容赦無いです! もしかして怒ってるのかな? でも、今回は無断で外に出た僕が悪いですね.......お姉さん達に心配を掛けてしまったし。甘んじて受け入れるしか.......
〜遡る事数時間前〜
「ま、待って下さい! 僕は赤ちゃんじゃありませんよ!?」
「――――――!」
身体を洗う時や湯船に浸かる時も揉みくちゃにされましたけど、可愛らしいうさぎさんの服を着せられてから僕は自分の足で歩く事が出来てません。何故なら、かえでねーたんが常に僕を抱っこしながら移動しているのです! 確かにかえでねーたんに抱っこされるのは嫌いではありませんが、流石にお姫様抱っこは.......僕の男としての沽券に関わる問題です! 本来なら僕がかえでねーたんをお姫様抱っこしたいのですが、今はこの幼い身体なの無理ですね.......あおいねーたんにもお姫様抱っこをされて、僕の男としてのプライドはズタズタに引き裂かれてしまいました。まあ、元よりあって無いようなものですが.......
「え、これを咥えるのですか?」
「――――――♪」
かえでねーたんから、おしゃぶり?と言う青色の魔道具を渡されました。前にも咥えた事があるのですが、どんな魔道具なのかよく分かりません。でも、かえでねーたんの事だから、これを咥える事で何か意味がある筈。
「――――――♪」
「―――――――――!!」
あおいねーたんとかえでねーたんが何やら悶えております。もしかしたら、このおしゃぶりと言う魔道具は
「..............」
2人の視線が僕に.......お姉さん達はニコニコしていますが、何だか目が笑ってないです.......むしろ、ギラギラとしており、猛獣を宿しているかのようなそんな力強さを感じます。でも、お姉さん達は美人さんなのでどんな顔をしても絵になりますね。
◇
他にも色々あったのですが、色々ありすぎて言葉にすると長くなるので割愛します。と言うか.......お姉さんが段々と過保護になってる気がします。お姉さん達寝ているのに僕を抱く力が凄く強いです。本当に寝ているのか疑わしいレベルだ。
「か、かえでねーたん.......服がはだけてますよ」
かえでねーたんもあおいねーたんも寝る時は物凄く無防備です。特にかえでねーたんは色々と見えてしまうのです!
「やれやれ.......」
僕はかえでねーたんとあおいねーたんの頭を撫で撫でしました。心做しか2人とも嬉しそうな表情を浮かべています。僕はそんな二人を見て、これからも許される限りお姉さん達に寄り添って行こうと思いました。
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