第9話 101回目の戦い

 「よし、出撃だ!!俺たちなら勝てる!!行くぞ!!」

「オオォォォォ!!」

ケンルー一行は、いよいよ魔王・ドゥテルダを討とうと出撃した。メンバーは、

ケンルー、ライラー、ダンベラー、アリラス、その他の従者たちだ。アリラスが

鍛えた従者、ガウルサス、レイシスに特に期待がかかる。しっかりと

最後まで作戦を確認した。あの日のメイラル戦のように、気は抜かない。

一行は、歩いて歩いて歩いた。城まで3日間歩き続けた。そして、いよいよ

見えてきた。相手はドゥテルダ。果たして―—―


 「ドゥテルダ!お前の首をとりに来た!出て来い!」

「ウォォォォォォォ!!!!!!!」

一行は次々にかかっていく。ガウルサスとレイシスは、すでに5人以上も討った。

だが、アリラスが老体のせいか戦線を離れた。それでも、一行は、必死に食らい

ついた。ライラーとダンベラーも首をとった。そして、ユレイラシスが指揮を執る

隊が次々と相手を撃って行った。だが、さすがは魔王、ドゥテルダ。従者たちを

次々と倒していく。だが、死人は、ケンルーたちの方が少ない。

「このまま行くぞぉぉぉ!!ドゥテルダの首をとるのだ!!」

ライラーが叫んだ。だが、その時、ダンベラーに刃が刺さった。

「あああぁぁぁぁぁ・・・」。

ダンベラーが倒れた。すぐさま運び出された。病院に行く以外治療法はない。

急いで従者の1人、ルベルテランがダンベラーを担いで、走っていった。

次に、レイシスが刃に手をやられた。ガウルサスは、すでにたくさん傷を負った。

それでも、果敢に斬りかかっていった。だが、この一撃で終わった―—―。

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