第14話コトダマ ヒカル【眩い太陽】
◇◇◇◇◇
俺にとってアユは……――……みたいな存在だと思う。
この1週間、毎日雨の日が続いている。
カーテンを開いた窓越しに見える空は重苦しい灰色で、細い雨が次から次に落ちてくる。
……鬱陶しいな。
思わず溜息を吐いた時だった。
玄関が開く音が聞こえて
「ヒカル、来たよ~」
それとほぼ同時にアユの声が聞こえた。
俺がドアに視線を向けたのと、それが開いたのはほぼ同時のことだった。
いつもと変わらないアユの明るい笑顔に重苦しかった気持ちがほんの少し軽くなったような気がした。
「おう」
「あれ? なんか疲れてない?」
俺の顔を見るなりアユは言う。
「別に疲れてはないけど……」
「うん?」
「雨ばかりでなんか気が滅入る」
俺がそう言うと
「え~、なんで?」
アユは首を傾げた。
彼女の質問の意図が分からない俺は
「なんで?」
アユの真似をして同じように首を傾げてみた。
すると――
「雨って心が穏やかにならない?」
アユはそんな質問をぶつけてくる。
「……はっ?」
「ほら、雨の音を聞いてると心が落ち着くっていうか……」
「そうか?」
「うん」
コクコクと頷くアユを見つめながら
「ふ~ん」
俺はいまいちアユの言葉が理解できていなかった。
でもアユは言いたいことを言って満足したのか
「てか、朝ごはん食べた?」
話題を変えた。
「……いや」
「また食べてないの?」
「なんか食欲なくて」
「食欲がない?」
「あぁ」
「風邪でもひいたんじゃない? 熱は?」
「ないって」
熱はないと言っているのに
「ちょっとおでこ触らせて……本当だ。熱はないっぽい」
俺の額を触り確認したアユは安心した表情を浮かべた。
「だろ? てか、アユ」
「なに?」
「お前、手が冷たい」
「あ~そうなんだよね。手袋忘れちゃって」
「なにやってんだよ」
言いながら俺は暖房の設定温度を上げる。
「ありがとう」
アユは嬉しそうに礼を言う。
「俺の心配よりも自分の身体の心配をしろよ」
「自分の?」
「そう」
「大丈夫。私かなり身体強いし」
自信満々のアユ。
でもそのアユの自信に俺は同意することができなかった。
「そうでもないじゃん」
「へっ?」
「風邪ひいたらまた発作が出るぞ」
アユは幼い頃から喘息の持病がある。
今でこそ薬でコントロールできているので学校を休むことも減ったが、昔はよく学校も休んでいたし、家から出られないこともあった。
風邪をひくと喘息の発作が出やすくなるので、風邪をひきやすい今は特に注意が必要だ。
俺の言葉に
「……あっ、そうだね」
アユはさっきまでの自信が嘘のように肩を竦める。
「気を付けろよ」
「うん」
「今日の分の薬は?」
「朝の分はちゃんと飲んできた」
「夜の分は?」
「持ってきてるよ」
「忘れないように飲めよ」
「は~い」
アユは従順に手を上げて優等生のような返事をした。
「朝ごはん、なにかさっぱりしたもの作るね」
「あぁ、ありがとう」
「うん、任せて」
アユは立ち上がると軽い足取りでキッチンに向かう。
その背中を見つめていた俺は何気なく窓の外に視線を向ける。
昼間だというのにさっきよりも暗さは増し、雨足も強くなっている。
もし今ひとりだったら、間違いなく気分は最悪だったに違いない。
でもアユが傍にいてくれるだけで気分はそこまで悪くなかった。
◇◇◇◇◇
鼻歌を歌いながら朝飯を作るアユ。
俺はそんなアユをぼんやり眺めていた。
テレビをつけているけど、俺の視線は気が付くとアユを追っている。
そんな時だった。
テーブルの上に置いているスマホが振動し、着信を伝える。
確認すると画面に表示されていたのは“金子”という名前だった。
その名前を見た途端、嫌な予感が襲ってくる。
この人からの電話はぶっちゃっけ取りたくない。
そう思ってしまうくらい、これまで一度もいい連絡はあったことがないのだ。
……切れてくれないかな。
思わずそう思ってしまう。
でも、もし切れてもまたすぐにかけなおしてくるに違いない。
なぜならばこの人は自分の意志で俺に電話をかけている訳じゃない。
この人はあいつに言われて俺に電話をかけているのだ。
だから俺が電話を取り、用件を伝えるまでは何度でも電話をかけてくるに違いない。
それならさっさと取ってしまった方がいい。
俺はそう判断し、スマホの通話ボタンをタップした。
「……はい」
『こんにちは』
聞こえてきたのはいつもと変わらない丁寧な口調の声。
「どうも」
『ヒカルさん、お元気ですか?』
腰の低い話し方は何年経っても変わらない。
「おかげさまで」
『それは何よりです』
「金子さん、何か用事があるんじゃないですか?」
『はい、社長からのご伝言がありご連絡させていただきました』
……伝言か。やっぱりな。
この人からの電話に限れば俺の予想は外れたことがない。
「……なんですか?」
尋ねながらも、なんとなく俺は伝言の内容が分かっていた。
『社長が奥様の病院に行って欲しいとのことです』
「母の病院にですか?」
『はい』
「先月、様子を見に行きましたけど」
『担当医が病状の経過をしたいと言っているらしくて』
「……」
『ヒカルさん?』
「……親父が行けばよくないですか?」
『社長は仕事が忙しくて時間が取れないらしいので、病院の方はヒカルさんにお願いしたいとのことです」
「……」
『ヒカルさん、お時間があられるときに行っていただけますか?』
正直、気分は乗らない。
病院から連絡を貰ったのは俺じゃなくて親父だ。
それなら親父が行けばいいだけの話だ。
どんなに仕事が忙しいと言っても経過の報告を受けるだけなのだから10分もあれば十分だ。
そんな時間が作れないはずはない。
親父は母さんに会いたくないから、毎回俺に病院に行って欲しいと連絡をしてくる。
それも電話ぐらい自分でかければいいのに、秘書の金田さんに連絡をさせるのだ。
自分と母親が親父にとって煩わしい存在だということは十分承知している。
でも、俺の反対を押し切って母親を入院させたのは親父なのだ。
それなら病院関係のことは親父がやるのが筋だ。
でも親父は頑なに病院に行くことを拒む。
それなら俺にもこの話を拒む権利はあるはずだ。
……とはいえ、そんなことをすればいちばん困るのは金子さんだ。
それを考えると
「……分かりました。近いうちに行きます」
俺はこう言うしかなかった。
金子さんは親父の秘書であって、うちの事情にはなんら関係ない人なのだから、これ以上困らせることはできない。
『すみませんが、よろしくお願いします』
「分かりました。金子さん」
『はい』
「いつもすみません」
『えっ?』
「これは金子さんの仕事じゃないですよね」
『……いえ、私の仕事は社長のサポートですので……』
「そうですか」
『はい。それでは失礼いたします』
通話を終えても、落ち込んだ気分は全く回復しない。
「ヒカル?」
「ん?」
「大丈夫?」
「なにが?」
「顔色が悪いけど……」
「そうか?」
「うん、今の電話って秘書の金田さん?」
「あぁ」
「なんて?」
「病院に行ってくれって」
「病院? おばさんの?」
「そう」
俺が頷くとアユの顔が強張った。
「なんかあったの?」
「いや、経過報告したいって」
「そっか、良かった。あっ、もうすぐご飯できるよ」
安堵の表情に変わったアユはそれ以上その話題には触れなかった。
「分かった」
アユのいつもと変わらない態度に俺はかなり救われた。
◇◇◇◇◇
アユが朝飯にと作ってくれたのはたくさんの野菜と鮭と卵の入った雑炊だった。
出汁の効いたあたたかい雑炊はとても優しい味がした。
「どう美味しい?」
アユが身を乗り出して顔を覗き込んでくる。
「うん、美味い」
「良かった。お代わりあるからたくさん食べてね」
「あぁ」
もしアユがいなかったら、きっと俺の食生活は悲惨なものになっているに違いない。
俺は料理ができないから外食かコンビニ飯ばかりで、その上ひとりだと食べることさえも忘れてしまうのだから。
アユはウチに来るたびにこうして飯を作ってくれる。
俺が健康で生きていられるのはアユのお陰だと言っても過言ではない。
その事実に感謝しながら、俺は箸を進める。
食欲がないと思っていたけど、結局俺はアユが作ってくれた雑炊を完食した。
食事が終わったタイミングでアユが口を開いた。
「ねぇ、ヒカル」
「うん?」
「病院っていつ行くの?」
「そのうち行く」
「そのうちっていつ?」
「時間がある時」
「それなら今日一緒に行こうよ」
「一緒に?」
「うん、お昼から夕方までなにも予定はないし。私もおばさんに会いたいし。最近、調子いいんでしょ?」
「それはそうだけど……」
アユの言う通り、きょうは夕方から映画を見に行ってその後は溜まり場に顔を出す予定だけどそれまでは特に何も予定はいれていない。
それに母の体調はここ最近安定していて、可能な限り見舞いに行ってたくさん話すことが本人の回復のためにもいいと医師から言われている。
……でも、俺は他人を病院に連れていくことに抵抗があり、それに加えて病院には月に一度程度しか言行っていない。
俺はまだ今日行くとは言っていないのに
「あっ、そうだ。ケーキ買っていこうよ。それとお花」
アユはすでに行く気満々らしい。
それにケーキは分かるけどなんで花を買っていくのかが俺には理解ができなかった。
「花?」
「うん。ほらさっきヒカルも言ってたじゃん」
「なんて?」
「雨ばかりで気が滅入るって」
「確かに言ったな」
「もしかしたらおばさんもヒカルと一緒で気持ちが滅入っているかもしれないから明るい色のきれいなお花を持っていこうよ」
……なるほど。だから花なのか。
俺はようやく納得ができた。
俺だけだったら花を持っていくなんて考えも浮かばなかった。
……そう言えば、母さんは華が大好きだったな。
ずっと忘れていたことも思い出すこともできた。
「……そうだな」
「よし、決まりね。買い物をしてから行くから準備ができたら出かけようね」
「あぁ」
「ほら、ボーっとしてないで早く準備してね」
「……分かった」
アユに促されて、俺は立ち上がった。
「ケーキはいつものお店で買うとして……どんな色のお花がいいかな」
アユは空になった食器を片付けながら独り言を呟いている。
あんなに憂鬱だった病院に行くことがアユのお陰でちょっと楽しい予定に代わった。
◇◇◇◇◇
無機質な印象を受ける内装に鼻に付く薬品の匂い。
病院独特の風景は窓から見える灰色の雲と相まってお世辞にも居心地の良い空間とは言えない。
それでも隣でわくわくとした表情をみせるアユがいてくれたからこそ俺は笑顔でいることができた。
ひとつのドアの前で足を止め、ノックをする。
「はい」
するとドアの向こうから聞きなれた返事が聞こえた。
それを確認してから俺はスライド式のドアを開ける。
個室の部屋はドアを開けると仕切りのカーテンがないのですぐにベッドが目に付く。
毎回俺は病室に入ってすぐなんて声を掛ければいいのか迷ってしまう。
でも結局
「こんにちは」
無難な挨拶を口にする。
「……ヒカル」
この女性【ひと】はいつもそうだ。
俺の顔を見たら申し訳なさそうな顔をする。
どうしてこんな顔をするのか。
その理由が分からない訳じゃない。
でも、こんな顔をして欲しいわけじゃない。
この女性【ひと】のこんな顔をするために俺はここに来ている訳じゃない。
俺が見たいのは――
「おばさん、こんにちは」
入口に立ち尽くす俺の隣からアユが顔を出す。
「アユちゃん⁉」
「ご無沙汰しています」
「わざわざ来てくれたの? ごめんなさいね」
「なに言ってるんですか。私がおばさんに会いたいから来たんですよ」
「ありがとう」
「これヒカルと私からです」
アユが持っていた花束を差し出す。
それを見た瞬間、母の表情がパッと輝いたのを俺は見逃さなかった。
「まぁ、きれいなお花ね」
「そうでしょ。花瓶に生けてもいいですか?」
「えぇ、お願いしてもいい?」
「任せてください!!」
アユは棚に置いてあった空の花瓶を取り出すと、洗面台に持っていく。
「これ、ケーキなんだけど」
「ケーキ?」
「あぁ、アユがみんなで食べたいって言ってるんだけど今、食う? それとも後でがいい?」
そう聞きながら俺は母が食べないことは分かっていた。
入院しているせいか、患っている病気のせいか食がかなり細くなっていて病院で出される食事も全部食べることができずいつも残している。
だから
「見てもいい?」
母がこう言ったことに驚いた。
「もちろん」
すっかり細くなった指で箱を開け中を見る。
「……アップルパイ」
「好きだっただろ?」
「うん。今も好きよ」
「そっか」
「えぇ」
「どうする? あとで食うか?」
「ううん、せっかくだから今いただこうかしら」
「えっ?」
「どうしたの?」
「……なんでもない。すぐに準備する」
「うん。ありがとう」
俺は平静さを装いながらも内心はかなり困惑していた。
「おばさん、どうかな」
「きれいに生けてくれたわね。ありがとう」
「良かった」
「アユ、アップルパイ食いたいって」
「うん、食べようよ。私も小腹が空いちゃったから」
「いや、お前はさっき昼飯食ったばかりだろ?」
「え~、甘いものは別腹だって。ねぇ、おばさん」
「そうよね。別腹よね」
「ですよね」
「うん」
すっかり意気投合した2人。
「ほらね」
アユは味方ができたことで得意げだった。
「そうかよ」
「おばさん、どうぞ」
アユが皿にアップルパイを載せ差し出す。
「ありがとう、アユちゃん」
「ヒカルも食べよ」
アユが皿を俺の前に置く。
「あぁ」
「うん、美味しいわ」
アップルパイを口に運んだ母が表情を綻ばせる。
「本当ですね。でも……」
「うん?」
「私はおばさんが作ってくれるアップルパイがいちばん好きですけどね」
「本当?」
「本当です。おばさんのアップルパイ以上に美味しいのには当たったことないですもん」
「お世辞でも嬉しいわ」
「お世辞じゃないですよ。私だけじゃなくてウチの両親もおばさんのアップルパイの大ファンですから」
「まぁ、ありがとう」
……今日は賑やかだな。
俺が一人で来た時この女性【ひと】はこんなに喋らないし、笑わない。
病室の中に立ち込めるのは重苦しい沈黙と空気。
いつもその空気に耐えれなくて俺は早々に帰る。
でも今日は重苦しい空気なんて一切ない。
あるのはアユと母の楽しそうな声。
「本当にきれいなお花ね」
「喜んでもらえて嬉しいです」
「雨の日が続くと気持ちも落ち込みがちだけど、こんなきれいなお花を見てたら気分が晴れやかになるわね」
「やっぱりおばさんもですか?」
「えっ?」
「ヒカルも今朝言ってたんですよ」
「なんて?」
「雨の日が続くと気分が滅入るって」
「そうなの?」
「えぇ、やっぱり親子ですね」
「そうね」
にっこりと嬉しそうな笑顔を浮かべるその女性【ひと】の顔を見て、重苦しかった心がスッと軽くなったような気がした。
「あっ、陽が出てきましたね」
窓から差し込んでくる日差しに気が付いたアユの言葉に
「あら、本当ね」
母は窓の外に視線を向ける。
「天気予報でももう雨は上がるって言ってましたよ」
「そう、やっぱり私は晴れている方が好きだわ」
「ヒカルは?」
突然話を振られて
「俺?」
俺は伏せていた視線を上げる。
「うん。やっぱりヒカルも晴れた日の方が好き?」
「そうだな」
俺が答えると
「一緒ですね」
アユは母の方に顔を向けにっこりと笑う。
「そうね」
アユの笑顔につられるように母も笑顔になった。
確かに俺は晴れた日がいちばん好きだと思う。
雨の日は外に出るのも億劫だし、鬱陶しいし。
でも、アユと一緒に過ごしていたらどんな天気でも楽しめそうな気がする。
そう思ったけど、この場でそれを言うのはなんだか気恥ずかしくて
……今度機会があったら伝えよう。
そう決めた。
いつもは見舞いに来ても長くても30分もいない病室。
でも今日は3時間以上も病室にいた。
「香坂さん、先生の診察の時間ですので行きましょうか」
「あら、もうそんな時間なのね。全然気付かなかったわ」
「息子さん達と過ごす時間が楽しかったんですね」
「えぇ、きっとそうね」
「じゃあ、俺達も帰るから」
「えぇ、今日は来てくれてありがとう」
「おばさん、また遊びに来てもいい?」
「もちろんよ。いつでも来てちょうだい」
「やった。ありがとうございます」
「息子さんの彼女さん?」
「えぇ、とってもかわいいでしょ?」
「うん、かわいいですね。息子さんもイケメンだし。2人が来てくれると病院が華やかになりますね」
看護師と母のやり取りを横目に帰る準備を終えた俺は
「また近いうちに来るから」
母に告げる。
いつもは義務的に言っていた言葉だけど、今日は本当に近いうちにまた来ようという気持ちで言うことができた。
「えぇ、待ってるわ」
「じゃあな」
「ヒカル」
「なに?」
「寒いから風邪をひかないようね」
そう言われて俺は思わず
「……」
絶句した。
母が母らしい言葉を俺にかけるのは入院してから初めてのことだったからだ。
病のせいかもしれないけど、母は母でありながら母ではなかった。
だからこそ久しぶりに母だと感じる言葉に俺は驚きが隠せなかった。
急に黙り込んだ俺に
「ヒカル?」
母は不思議そうに首を傾げる。
「……あぁ、母さんも」
俺はそう返すのが精いっぱいだった。
「行こうか」
アユに言うと
「うん。じゃあ、おばさんまたね」
彼女は満面の笑顔で手をブンブンと振る。
母はそんなアユを見てまた笑った。
その笑顔は俺がずっと見たいと望んでいた母の顔だった。
病院を出ると雨はすっかり上がり、濡れたアスファルトに陽の光が降り注いでいた。
「お天気になったね」
空を見上げてアユが声を弾ませる。
その隣で空を見上げた俺は思った。
俺にとってアユは眩い太陽みたいな存在だと……。
どんな時でもキラキラと眩い光を放ち、あたたかく包み込んでくれる太陽みたいな女。
それが俺にとってのアユの存在。
コトダマ ヒカル【眩い太陽】完結
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