第4話 ’’私の’’蓮に彼女が!?
蓮「ただいま~」
優希・風香「おかえり~」
二人ともいつ見ても美人だ。ヤンデレでさえなければ完璧なのだが……
優希「10時間12分14秒ぶりだね」
風香「いやいや10時間12分13秒だよ~」
ヤンデレでさえなければ……
愛「こんにちわ」
優希・風香「!?」
<回想シーン>
蓮「実は俺の姉妹はヤンデレで……」
愛「ヤンデレって?」
蓮「」(今のお前だよ!!)
蓮「それはだな……」
愛「ふーん、ヤンデレって恐ろしいわね……」
蓮「」(今のお前だよ!!)
蓮「いいか愛、間違えても私の彼氏とか言うなよ」
愛「わかったわ!」
優希「蓮君、そのメスは?」
蓮「おいおい、メスって……」
蓮「この子はだな……」
愛「蓮君の妻です!」
そうそう俺の妻……妻!?
優希「へぇ~」
風香「なるほどね~」
ヤバい……二人ともどす黒いオーラが出ている……
それに……
蓮「優希、とりあずその日本刀置け……」
優希「はっ、つい私としたことが……」
蓮「」
蓮「風香、硫酸を調合するな……」
風香「はっ、つい私としたことが……」
蓮「」
愛「蓮君とは激しい関係でして……」
蓮「」
優希・風香「あ?」
蓮「ち、違うんだこれは……」
ここにまともなやつはいないのか……
優希「ま、まあいいわ。とりあえず中にあがって」
愛「は~い、行きましょう旦那様♡」
愛は挑発するように言った
優希・風香(チッ)
どうしよう黒いオーラに黒いオーラが混ざってる……
◇
優希「要は、お前が勝手に’私の’蓮君に彼氏になるように迫ったと……」
愛「まあ、そうとも言えますね」
蓮「いえ、そうとしか言えません」
風香「」じー
風香は人づきあいが苦手なため、タンスから半分だけ身をだして見ている
蓮「風香もなんか話してみたら?」
風香「う、うん……」
風香「さっき言ってた激しい関係って……」
ただのロリのくせにいきなり、なんてこと言うんだ……
愛「そうですね、例えば……」
愛「朝から(木に引っ掛かったハンカチをとるもらうため)、カラダで(自分の魅力を※ただ軽々しく木に登っただけ)分からせられたり」
優希「朝からカラダで分からせられたり!?」
うん、明らかに悪意のある言い方だよね
風香「まずは二酸化硫黄を酸化させて」
うん、何をしてるのかな
愛「それからですね」
愛「(あとをつけられていたから)路地裏でスガタを暴かれたり……」
優希「路地裏でスガタを暴かれたり!?」
うん、お前はもう黙ってろ
風香「これに水を足して硫酸の完成!!」
うん、だと思ったよ
優希「でもね、蓮君」
優希は前かがみになって自慢の胸を強調してきた
蓮「ど、どうした?」
優希「こんな貧相な身体の子より私の方がいいわよ♡」
愛「あ?」
風香「そうだよ!この子私より年下のくせに胸ないよ!」
愛「あ???」
愛「べ、別に胸が全てではないですし……」
愛「って言うか……」
愛「蓮の彼女になれなかった’負け犬’さんたちは、黙っててください♡」
優希・風香「あ?????」
ああ、これからこれからどうなるんだろう……
つづく
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