第44話『ロックンロール』を『小僧寿し』に変えて

 カランコローン。


「いらっしゃーい。これはこれは。『ずっこんばっこんどっぴゅん岩瀬』さん。再度のご来店ありがとうございます。それでは今宵、アンコールを受けまして岩瀬さんが歌ってくれます。あ、岩瀬さん。『紫shikibu』はご存じでしょうか?」


「『紫式部』ですか?もちろん知ってますよ」


「話が早い!それでは歌ってもらいましょう。『あい』を『くそ』に、『き』を『し』に変えて岩瀬さんが歌ってくれます。『ラブラブラブ』。どうぞ!」


 たんたららんたたたたたたたらららんたたたたんたんたららららたたたたたたーちゃ、たーちゃ


「姉、銅して酢っご区酢極寿司なこと、多田つ耐えタイだ毛な野に、るるるるる、馬区家ないん打蝋、姉、攻めてゆ目でクソ鯛とねが鵜、世るに鍵っていち土も、るるるるる、でて市ては紅ね、姉、銅して酢極クソしてる人にクソしてると異鵜だけ出、るるるるる、な身打がで茶運だ老…、蓋理であっ太比がす腰ずつ重い出になっ手も、クソしてる、クソしてる、るるるるる、姉道して波打が出茶運だろう…、波打が出茶運だろう…、羅部羅武裸分クソをさ毛ぼうクソを予防、裸武羅分羅部クソを酒ぼうクソを予防」


「キンコンカンキンキンコンカンキン!合格です!おめでとう!」


「お前すごいなあ!勇気あるなあ!」


「世界中を敵に回したなあ!」


「え?」


「(水割りグビッ)はははははははは!お前すごいなあ!なんだ今の!『寿司なこと』ってなんだよ?おい。すげえな。おめでとう!抜けたぞ!岩瀬、やったな!」


「ありがとうございます!」


 そのままとめさんに抱き着く岩瀬君。


「おいおい、水割りがこぼれるだろう。よかったよかった。おめでとう!さあ、国士館!続けよおい。さあ行ってこい!」


「はい!」


 カランコローン。


「いらっしゃーい。これまたアンコールご来店ありがとうございます。国士舘大学さんが今宵、歌ってくれます。あ、国士舘大学さんは『紫shikibu』をご存じでしょうか?」


「『紫式部』ですか?はい」


「話が早い!それでは歌ってもらいましょう。こんな立派な大学ですが、昔は私、つっぱっておりました。触るものみな火傷する。あちちあちちな青春。そんな国士舘大学さんが歌います。『つっばりハイスクールロックンロール』。の『ロックンロール』を『小僧寿し』に変えて。どうぞ!」


 でげでげでげでげでげでげでげでげ


「いってきまーす。凶も幻気に土管を期め鱈、要覧瀬尾ってリーゼん都、いえ!突っ張りはいすくーる小僧寿し、おーらい、突っ張りはいすくーる小僧寿し、粗利も煎れたし便友持った氏!」


「はっはっは!いいぞ!」


「皮良いあの子は区琉来るパー魔に眺めのすかー都ひき図って、やあ、突っ張りはいすくーる小僧寿し、おーけい、突っ張りはいすくーる小僧寿し、御手手綱井出え木間で紫亜わ背!液に付いたら都っぽい二位チャンと癌の九レアいと橋藍、なんだよ、突っ張りはいすくーる小僧寿し、突っ張りはいすくーる小僧寿し、た今ん貼りましょ垢てぷ銅市で、おーけじょにーカアチャンそんなに心配するなよ勉強嫌いな俺だけどさ人にはそれぞれあったみちってもんがあんだもっとやさしく大きな藍でひ弱な僕を包んで欲しいな」


「(すげえなこいつ)」


「電子屋にのッ田ら便女にかけ子み、人液だけのハッピ対無、とん、突っ張りはいすくーる小僧寿し、突っ張りはいすくーる小僧寿し、日野内処にケム理を田手手」


「キンコンカンキンキンコンカンキン!合格です!おめでとう!」


「お前、すごいなあ!」


「語りも完璧だったなあ。あれやらなかったらぶち殺してたんだけどなあ」


「国士舘大学!抜けたぞ!やったなあ!(水割りグビッ)ノリノリじゃねえか。ところで『突っ張りはいすくーる小僧寿し』ってなんだよ。元気はあるか。元気はあるか。元気はあるか。おめでとう!さあ、残る席はあと二つ。土谷君、行ってこい!」


「はい!」


 えー、リクエストありましたら矢文か伝書鳩にて受け付けております。深夜ですので飛ばし間違いの無いようお願い申し上げます。

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