第6話 月夜を歩く

「月夜を歩く」


月夜を歩く帰り道

自分の影に気がついて

見上げる空に丸い月

やさしい光を放ってる


月夜を歩くただひとり

田んぼのあぜ道つづく道

見上げる空から月光が

やさしく景色を照らしてる


向こうの山も森の木も

まっすぐ伸びるこの道も

小川の音もため池も

月の光で夢景色


月の光を浴びながら

ゆたゆた帰る田舎道

のっそり空を見上げては

月の光を身に入れる


月の光に照らされて

静かな夜がすぎてゆく

動物たちも起きだして

月を見上げているだろう

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