第19話 修正しました

俺は今、食材をスーパーで買い終わり、新奈さんの家へと戻っているところだ。


ちなみにお昼はチキン南蛮にすることにした。

美味いよねぇチキン南蛮。


俺がそんな事を考えながら歩いていると、誰かからメッセージがきた。


「って、響かよ。え〜となになに?」


『新奈さんとコラボするんだって?』


なんで知ってるんだよ…もしかして新奈さんツイートしたのか?


『らしいな、これ俺炎上しない?大丈夫?』


『まぁ、大丈夫だろ。新奈さんのリスナーはそう言うの気にしないっぽいぞ』


『なんでわかるんだ?』


『Twitterで新奈さんのツイートに反応してる奴のアカウント調べた』


『ちょ、お前やってる事やばいぞ』


『いいんだよ、怜斗をVの世界に連れ込んだのは俺だし、しっかりとお前がデビューする前に炎上とかしたら、俺が申し訳ないからな』


え、何こいつ、こんな良い奴だったっけ。


『まぁ、1番の理由は面白そうだからな』


絶対そっちが本当の理由じゃん。


気が付くとマンションの前に着いていた。

俺はエレベーターに乗り込むと、新奈さんがやっていたように、モニターにカードをかざす。


すると─


『怜斗様、お帰りなさいませ。37階でよろしいでしょうか』


え、なんで俺の名前知ってんの!?…ってそうか、前に乗ったの時に、新奈さんが俺の名前を呼んでいたからか。


「は、はいお願いします」


『かしこまりました。』


するとエレベーターが動き出す。


これって新奈さんとコラボすることを一応ツイートした方がいいよな。


あれ?何時からやるんだろう?

新奈さんのツイートを見に行くか。


堕天使ミエル/Mieru

〖3時からフィル君と私の城で"オフ"コラボ!これって実質同棲じゃない!?

※配信は私の枠だけです〗


待機所↓

youtu.be/GgellgenFl4


💬 48 🔄 386 ♥ 5637



うん、ちょっとツッコミ所があるね。

まぁ、でも少しは参考になったな。


じゃあツイートするか。



〖3時からミエルさんとオフコラボがあります!炎上しそうで怖いけど…

あと全然同棲じゃありません笑

配信はミエルさんの枠でやるそうです!〗


待機所↓

youtu.be/GgellgenFl4



これでいいかな。


『怜斗様、37階にご到着致しました。』


俺がツイートをし終わった瞬間に、37階に着いたらしい。


「ありがとうございます」


『いえ、これが役目ですので』


エレベーターの扉が開くと、そこには新奈さんが立っていた。


「あれ?新奈さんどうしました?」


「お、おかえりなさい!」


あぁ、なるほど、おかえりなさいを言いたかったのか。

年上に失礼だけどやっぱ可愛いな…


「ただいま」


「ニコってした笑顔とその声でただいまとか言われたら、本当に好きになっちゃうって」


新奈がそう小さな声で呟いた。


「え?すいません、もう一度言ってもらっていいですか?」


「あぁいや!後で食材買うのにかかったお金は、返すからねって言っただけ!」


「あ、いや、別に返さなくても良いですよ。

それよりなんか顔赤くないですか?大丈夫ですか?」


新奈さんの頬が赤く染っていた。


「え、あっ、いや大丈夫!そ、それより!また敬語に戻ってるよ!」


新奈さんが慌てながらそう言う。


「あ、本当だ。もしかしたら年上には敬語を使うのが、癖になってるのかもしれません

あっ、じゃなくて、なってるのかも」


「あ〜そっか、まぁ、楽な方でいいよ」


少し不満げにそう言う。


「ありがとうございます」


「でも!徐々に敬語取ってこ!目指せタメ口!」


それなら俺もできるかも!


「はい!わかりました!」


「さっ、お昼にしよ!お腹減った!」


新奈さんがお腹が減ったジェスチャーをする。


「そうですね!台所借りていいですか?」


「もちろん!一応キッチンは、たまに爺やが来るから、綺麗だと思うよ!そこの突き当たりを右に行けばあるから」


爺やって執事の事かな?

さすがお嬢様。


「じゃあお借りしますね」


「はーい」



「出来ましたよ!」


そう言って俺は、出来上がったチキン南蛮を発掘して綺麗にした机の上に置く。


「わぁ!凄い美味しそう!」


「はい!自信ありですよ!でも凄いですね」


「ん?なにが?」


「台所にある調理器具、全部良い物でしたよ」


そう、台所にあった調理器具は、様々な種類があった刃物は業物、鍋やフライパンも機能美が素晴らしかった。


実に有意義な時間だったよ。


「そうなんだね、ボクは料理しないから、わかんないや。それより早く食べよ!」


そうだった、この人家事できないんだった。


「そうですね、食べましょうか!」



「は〜、凄い美味しかったぁ、ご馳走様!」


「はい、お粗末さまです」


女の人には量が多いかと思ったけど、新奈さんはペロリと食べてしまった。


「じゃあ食器洗ってきますね」


「うん!ボクは配信の準備しとく!」


時計を見ると2時半だった。


やばいよ、あと30分で配信始まっちゃう。

俺本当に炎上しないかな?不安だなぁ


俺はそんなことを思いながら食器を洗う。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

読んで下さりありがとうございます!


皆様のおかげでこの小説、20万PV達成しました!

ありがとうございます!


それと再来週にテストがあるので、テストが終わるまで更新出来ません!すいません。


怜斗の「ただいま」の時に、新奈のセリフの後( )で新奈の思ってることを書いたのですが、

読みずらければどうにか直そうと思うので、言ってください。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る