第4話

今、俺は心臓が破裂しそうだ。


「な、なぁ響本当に俺配信に出なきゃダメか?」


そう、今日は約束の配信日当日である。



「何言ってんだ。もうツイートもしたし無理だ、諦めろ」


「めっちゃ緊張するんだけど」


「最初だけだ最初だけ、最初は俺も緊張したけどすぐ慣れたから大丈夫だ」


「慣れる気がしないんだが」


「それにこのツイート見てみろ」


響にそう言われツイートを見てみる。


『凄い楽しみ!!』


『あの一瞬でファンになっちゃったかも』


などのツイートが何件も寄せられていた。


こんなに期待されてると余計緊張する。

見なければ良かった。


「じゃあそろそろ待機所作るわ」


そう言って響はパソコンをいじっていた。

パソコンの画面を見るととてつもない速さでコメントが流れていた。


しかも待機している人は6万人、多くね?


流れているコメントはどれも『楽しみ!』や『早く始まれー!』的なコメントが多かった。


「よし!じゃあ始めるぞ!」


響はそう言い配信を始めた。


「よぉおまえら!元気にしてるか?」


:きたーーー!

:元気!!

:元気だぜー!

:謎のイケボさんを連れてきたでしょうね?


沢山のコメントが流れていく。


「みんなお待ちかね、スペシャルゲストに来て貰ったぜ!!」


:もしかして!!

:良くやった、褒めてやる!

:早く喋ってー!


そう言われ、俺は喋り出す。


「あ、ど、どうもフィルと申します。よろしくお願いします」


:やっぱイケボだぁぁぁ!

:かっこいいいい

:もうファンです!!


みんな俺の声を褒めてくれる。

ファンです!って言ってくれてる人もいる。

まぁ本当かどうかは分からないけど…


ちなみにフィルってのはフランス語で糸という意味だ。


俺の名前の【れいと】の後ろ2文字を取って作った名前だ。

なんかすぐバレそうで怖いけど、響がそれで大丈夫!って言うからそうした。


「なんだフィル?緊張しちゃってる?ねぇねぇ?大丈夫ですかぁ?」


:やwめwたwれw

:笑笑

:うぜぇぇw


「キョウ、お前1週間飯作ってやんないからな。」


「ちょっ、それは無いでしょーよ!俺はただ緊張を解いてあげようとしてだな」


:キョウどんまいw

:え?一緒に住んでるの!?

:一緒に住んでるのか!?

:フィル君かっこいい!好き!!愛してる!結婚しよう!!



みんな「一緒住んでるのか!?」と驚く中、

俺に向けて愛を叫んでいる人が何人かいる。


ちょっと熱烈すぎて怖い。


「あ〜そうなんだよ、俺とこいつは幼馴染で一緒に住んでいるんだよ。それでさ!こいつの飯めっちゃ美味いの!!もう、天才!」


:フィル君料理できるのか!

:料理できる男子…キュン

:キョウ!今すぐ住所を教えるんだ!そして俺にも飯食わせろ!


みんな料理ができることを褒めてくれる。


てか料理できる男子ってやっぱりモテたんだな。

などと考えていると緊張もだんだん解けてきた。


「まぁ、キョウは家事全く出来ないからな。前に1度やらせたんだけどダークマターが出来上がったよ。」


「ちょ、お前それを言うなよ!」


:ダークマターww

:暗黒物質ww

:じゃあ家事はフィル君が全部やってるって事?


「そうそう、俺が全部やってる。あと君付けじゃなくて呼び捨てでいいよ。」


:フィル!

:フィルが全部やってるのか!?すげーな!

ミエル:フィル君、婿に来ないかい?養って あげるよ?

:ミエルさんおるw

:堕天使来た笑


「おいフィル!ミエル先輩に求婚されてるぞw!」



俺はミエル先輩と言われてもピンとこない。

てか求婚されてる!?


「へ?求婚?」


「あぁ!w」


マジかよ、色々ぶっ飛ばしすぎしゃないか?結婚とかは相手のことをよく知ってからしたいよな。


「え、え〜と、そう言うのはしっかり相手のことを知ってからの方がいいと思います」


「真面目かよ!」


:真面目だなww

:フィル君は私の嫁だが?

:何言ってんだ、オレの嫁だぞ

ミエル:振られた( ; _ ; )でも知ってからってことはこれから知ってもらえばワンチャン!

:ポジティブ笑笑

:諦めろww



30分くらい喋り続けてそろそろ終わりにすることになった。


「じゃあお前ら、そろそろお開きにするぞ!」


:え〜

:まだ終わらないでぇぇ!

:あと24時間だけでいいから続けて!

:もちろん次の配信もフィル君くるよね?


「あぁ!次かわからないがちょくちょく呼ぶぞ!」



などと終わって欲しくないと言うコメントがいくつも流れる。


てか約束と違うぞ。


「おいキョウ、1回だけの約束じゃなかったのか?」


「俺1度も1回だけなんて言ってないぞ!」


:よっしゃぁぁ!

:せこいww

:じゃあフィル!待ってるからな!


思い返してみると本当に言ってなかった。

嵌められた。


「ハハッ、マジかよ」


「マジだ!じゃあまた後で次の予定決めようぜ!それじゃ!みんなまたなーー!」


:またなーー

:フィル君次も楽しみにしてる!

:フィルもチャンネル作って活動して欲しい!

:またな!

:俺、フィル推すわ

:↑私も推す!



こうして配信は終わった。


「良かったな!怜斗!好評だぜ!」


「良かったじゃねぇよ!最悪だ。

ちゃんと聞いとけば良かった…」


「ハッハッハー!これも全て計画どおり!」


「とりあえずお前明日飯、抜きな」


「はぁ?ふざけんなって!、、、でも明日飯抜きでお前が配信に出てくれるなら安いもんか」


こいつ!?学んでやがる!

はぁ、今日はもう疲れたな。


早く寝よ



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

読んで頂きありがとうございます!

ミエルもヒロインです!


あと沢山の方が小説をフォローして下さりました!ありがとうございます!

ハートも嬉しいです!


誤字脱字、アドバイスなどがありましたら、教えてください!

(あと応援コメントも…)

てかあんまりラブコメしてない気が、、、

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