第2話 登録者数が不自然だったので訂正
ピピピピッ ピピピピッ
朝4時半時にスマホのアラームで目が覚める。
この早起きの生活にはもう慣れた。
しかしこの日の俺はなかなか起きれなかった。
何故かと言うと寝る前に響のTwitterなどを見ていたからだ。
ちなみに響はいわゆる企業勢と言うやつで、
Vスタと言う事務所に所属している。
Vスタには現在、約100名ものライバーが所属している。
響は企業勢というのもあり、チャンネル登録者は34万人を超えていた。
34万人もの登録者がいる配信に俺の声が乗ったと思うと叩かれそうでとても怖い。
だがTwitterを見ていても俺を批判しているツイートは見つからなかった。
その時はTwitterバグってんのかと思ったわ。
しかもあったツイートは褒めるものばかりだった。
『さっきの配信で入ってきた人誰!?めっちゃ声好きなんだけど!!』
『キョウさん!さっきの人次の配信に呼んでください!!まじでお願いします!!』
などというツイートが何件もあった。
正直めっちゃ嬉しかった。
今まで響しか俺なんかの声を褒めてくれる人なんていなかったし、大勢の人に褒めてもらえてテンションが上がった。
とまぁ、こんなことをしていたら寝るのが遅くなり朝起きれなかった、という訳だ。
けど5時には起きて朝食の準備をしたから大丈夫だったけどね。
いつも6時に響を起こしているので、今日もいつも通り起こしに行った。
「響ー!朝だよ!起きて!」
「へーい」
と響は言うが返事だけで起きてこない。
なので脅すことにした。
「早く起きなきゃ飯やんないぞー!」
ドタドタドタ!
「起きた!起きました!だから飯だけはどうか!」
こういうと必ず起きてくる。
別にもう高校生なんだから外食すればいいのに…
「おはよ、飯食う前に顔洗ってうがいしてこいよ。」
「え〜めんどくせぇぇ」
とか言いながら洗面所に行った。
俺たちはパパっと飯を終わらせ、学校に行く準備を始めた。
「怜斗ー、今日って数学あったっけー?」
「あるぞー」
「サンキュ」
7時半に俺らはいつも家を出ている。
「響、そろそろ行くぞー」
「おけー」
俺らの住んでいるところから学校まではめっちゃ近い、歩いて五分ほどだ。
なのになぜ、こんな早く出るかと言うと
「春華ー!」
「あっ!ひーくん!」
そう、響の彼女だ。
彼女は春華、中学から一緒だ。
響とは中3から付き合っている。
けっ、リア充爆ぜろ!
「ひーくん、ぎゅーーっ」
「ぎゅーーっ」
人がいるところでハグし合うのはやめて欲しい。
こっちが恥ずかしくなってくる。
「今日もお熱いことで、だが人のいない所でやって欲しいな」
「あっ、怜斗くんも居たんだ!おはよう!」
「おはよ、居たんだって酷くないか?」
「だってひーくんしか見てないもん♪」
「俺の彼女が可愛すぎる件」
「はいはい、そーですね」
「なんだその棒読みは!!」
こいつらめんどくせぇ、ラブラブなのはいいけど周りのことも考えて欲しいな。
「先に学校行ってた方がいいか?彼女と二人の方がいいだろ?」
「あ〜そうだな。じゃあ悪いけど先行ってて貰っていいか?」
「了解、また後で」
「また後でね〜、怜斗くんも早く彼女作りなよー」
うるせぇわい、作れてたらとっくに作ってるわ。
しばらく歩くと学校が見えてきた。
俺たちが通っている学校はスポーツが強い所だ。
あらゆるスポーツで入賞などをしている。
響はバスケ部で俺は陸上部に入っている。
響はスポーツ推薦でこの高校に入った。
俺は普通に受験だけどね。
響はイケメンでスポーツができて彼女がいて、あれ?なんだかあいつに殺意が湧いてきた。
教室に着くとみんな揃って同じことを話していた。
「ねぇねぇ!昨日のキョウの配信みた?途中で入ってきた人の声かっこよかったよね!誰なんだろう?」
「なんか2日後にその人と一緒に配信するらしいよ!」
「まじで?知らなかったんだけど」
おいおい、これってもしかして俺のこと?
そういえば響が今学校でVTuberが流行ってるって言ってたな。
すげー身バレしそうで怖いんだけど
俺、陰キャでよかったかも
すると響達が来た。
「みんなおはようー!」
「おう、響!今日も、ラブラブだな!」
「春華ちゃんもおはよー!」
などと話している、響と春華はもちろん陽キャで友達も多い。
俺とは正反対だ。
俺は担任が来るまで俺は本を読んだり、スマホをいじったりして時間を潰した。
「おまえら席につけー、出席取るぞー」
担任の篠原 圭吾先生が入ってきた。
今日もいつもの日常が始まった。
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またまた読んでいただきありがとうございます!
本日2回目の投稿です!
なんと4人もの方が俺なんかの小説をフォローして下さりました!
ありがとうございます!
アドバイス、誤字脱字、直した方が良い所などがあったら容赦なく言ってください!
あとヒロインの案待ってます(=^▽^=)
多分次か、次の次にヒロインの1人が登場!
するかも?
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