第三十五話
重助は、
「やるな、お
登は、無表情で答えた。
「ああ、私は
それを聞いて、重助は笑った。
「ごはははは、お主も金で雇われたか! ならば金で雇われた者同士、どっちが強いか決めようではないか!」
「望むところ……」
そして重助は、上段から放った。
重撃!
すると登は、叫んだ。
そして登は、『
重助は『
「ごはははは! 『重』の
薙ぎ払い!
斬られた重助の腹部から、血がにじんだ。
「な、なぜだ? なぜ、動ける? 脳震とうを起こさないのか?!」
登は、冷静に語った。この
そして叫んだ。「だから、こんなことも出来る!」と登は、落ち着いた黒い
斬!
「くっ!」と重助は『重』を持ち上げ、上段で受けた。すると登は左手で、
鋼のような手刀で重助は、右腕を斬られた。
「ぐっ!」と重助は一歩下がった。重助には信じられなかった。まさか重撃が効かないとは……。だから叫んだ。「くそっ! さっきのは、まぐれだ! もう一度、喰らえ!」
重撃!
登も叫んだ。
鋼体!
またもや登は、『玄武』で受けた。そして脳震とうを起こしていない。更に放った。
鋼手!
重助は今度は、左肩を斬られた。そのため左腕に、力が入らなくなってきた。くっ、これは
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