第25話 魔族視点

SIDE:強キャラ魔族(仮称)

ふむ、この先から気配を感じるな……。待っていろ、ギルとやら…。そして、新たなS級の……女?それも……二体?いや、この二人、本当にS級か……?気迫が尋常ではないほどに溢れているぞ?

ふむ……街にも一人いるなぁ…。これは……待機しているのか…?うん。そうだな。止まって…⁉︎


なに⁉︎今、一瞬で気配が消えた⁉︎どこに行った…?

「……現地に行った時に探すか。幸い、後10分程度で着く。」


他に気をつけなければいけないのは我輩達よりももっと邪悪な気配を放つ者たちがいるな……。警戒せねば、面白い戦い競技が邪魔されるかもしれん。


ふむ……。少し、手土産でも持って行ってやるか。急いでいけば15分程度で着くしな。


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SIDE:シャベーラ

*この前ボコボコにやられたやつ。

「ふむ、あの方はギルに勝てるだろうか…。いくら特急階級とは言えど、あの強さは異常だった。まるで、私たち、いや、に対して有利な状況に持っていく……そんな気がしてならない。


もしそんな事があれば、確実に我らの王は……負ける。善戦はするかもしれないが……絶対にあれだけは近づけてはならない…。なんとかして……なんとかして対策を考えなければ…!


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SIDE:魔族の王


「……………ヒッ!」

「「「「「どうされました⁉︎」」」」」

「……やばい……やばいやばいやばいやばい………誰だ…?誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ誰だ!それを……それを授けたのは!ぁあ…あぁあぁぁあああぁぁぁぁあぁぁぁぁああぁぁあぁぁぁぁぁあぁあぁあああぁああぁあああああぁあぁあ!!!!!何故?今になって戻ってきたの?アレは…アレだけは……あっちゃいけない物なのに……。うあ…うあぁ……うあぁぁぁぁぁ!もう……もうダメかもしれない……。今のうちに対策を練らなきゃ……。おい、お前ら!ついてこい!」

「「「「「………⁉︎は、はい!」」」」」


絶対にあいつの好きにさせるものか…。ベアめ!

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