第12話 修羅場(確定演出)「俺は被害者だ!」
「ギ〜ルさん♪ふふふ。頬っぺたぷにぷにです〜。いつもの怠そうな顔も、寝顔ならとっても可愛いですね〜。」
zzz.....zzzzz.......zzzzzzzz...........。
「今なら熟睡中ですし………今のうちに色々やっておきましょうかね〜?」
....z...zzz.....zzzzzz.....zzzzzzzz......。
「そしたら私と責任とって婚約!とまで持って行きましょうかね〜?」
...........................zzzzz..zzz.z..zz...zzzz...。
「よし!そうしましょう!まずは脱がせましょ〜。」
.................z....z.....z......!!!!!!!!!!!!!
ガバッ!
「…………なにやっとんねん!人の服を脱がすな!合意も無しに!」
「……ちぇっ、既成事実を作ってしまえば責任をとってくれると思ったのになぁ〜。チラッ。」
「こっちを見るな。」
チョップを食らわしてやる。
「イテッ…。ぅう〜。酷いじゃないですか〜。別にそこまで拒絶しなくても〜。」
「いやだね。俺は正式なルートを通っていかなきゃ付き合うとか結婚とかそんな事一切する気はないからな。」
「………そういう所だけは真面目なんだから…(ボソッ)。」
「今何時だ?」
「そうですね〜。あなたが飲み始めた頃くらいから……5時間くらいですね。ちょうど9時頃です。今はみんなちょうど飲んでる最中だと思いますよ〜。」
「じゃあ俺らもそろそろ下に降りるか。」
そういって俺がベッドから降りた瞬間。
「ギ〜ル君!むっかえに来〜たよ♪…………。」
拝啓、故郷の
俺、今日で死ぬかも知れないです( ; ; )
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「……一体どうゆう状況ですか?これは。ベッドの上で……しかも女と一緒に居るという事は……。いかがわしい事ですか?」
「え〜?見たまんまですよ〜。一緒に寝てただけですよ〜。」
「へぇ〜……。」
ギロッ!と、こちらに視線を向けてくるシェイラさん。怖いです…。
「あの……別に俺はただ酔って眠ってただけで…。」
「え〜あんなに優しくしてくれたのに〜。」
「は?」
「違うんです違うんです違うんです!こいつが勝手に言ってるだけで俺は何もやってないんです!」
「よよよ〜。私の事は飽きたので捨てるって言うんですか〜。薄情な人……。」
「その演技やめろ!俺が被害を被る!」
「ギル君…?」
あぁ、やっぱり僕はここが死に場所なんでしょうか?もっと別の場所で死にたかったなぁ…。
その後、なんとか説得しなおした頃には10時半を回っていた。
「ん?あぁ、お前ら、静かにしろよ。レーナちゃんもう寝てるから。」
まだ成長期の真っ最中なのだ。早めに就寝はしたほうがいい。まぁ、あの子の部屋完全防音だからかなり寝やすいだろうけど。
「「は〜い、分かってま〜す。」」
「あんのなぁ…。」
「お、おはよう。もう起きたのか?」
「あぁ、おかげで一悶着あったがな。早く飲まなきゃよかったぜ…。」
「何があったかは聞きたくはねえが、災難だったという事だけはわかるぜ…。お疲れさん。」
「ありがとよ…。」
こう見えて、俺とガッズは7歳差ある。そして、レーナちゃんは10歳である。………こいつが何歳の時にチョメチョメしたか、予想できるな?ちなみにフィアは6歳上。………なんとまぁ……。種族とはいえ……なぁ…。
「………。」
急に奥からフィアが出てきたのでびっくりしてしまった…。
「どうしたんだ?」
「いや、なんか変な事考えられてたような気がして……。」
なんで分かるのぉ⁉︎怖いんだけどぉ⁉︎
その日は、ヨムテルを総計ジョッキ7杯飲みました。飲みすぎだね♪
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翌日。
「グオオオオオオオオオ!あ、頭がああああああああ!!」
「「「「アホだ…。」」」」
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