19話 買い物は良いストレス解消
思いがけない臨時収入を得て守護都市に戻ってきた。
当然の事だけど、ギルドメンバーが守護都市と荒野の出入りで税金をとられる事は無い。
そして他の都市への移動は通行税が発生するので、美味しいものが多いと評判の農業都市には降りる事は出来ない。
まあそれはそれとしてロックさんと走り込みをするのは余計なトラブルに巻き込まれそうだ。
今日のはある意味ではラッキーなアクシデントだけど、今後もそれが続くとは思えない。
走り込みは守護都市の中でやろうか。でもそれはそれでトラブルの種が多そう。
それに外での走り込みはデコボコだったりぬかるみがあったり木や岩の障害があったりと、変化に富んでいて退屈しない。
それに魔物がいることだって、魔力感知を使いこなす上で大事な訓練になると思うのだ。
私の持っている魔力感知は高性能だが、その性能を私が十分に引き出せているとは思えない。
もともとが他人、それも自称とは言え超常の存在である神さま(仮免許中)から貰ったものなのだ。
使いこなせてなくて当然だし、日々レベルアップして魔力感知の使い方に幅や深さが出来るほどに、これって本当は何でも見通せる力だったりして……なんて、妄想をしてしまう。
それくらい知覚の限度が見えてこない。
走りにくい地形に気を取られる状態で体力気力を消耗し、さらに周囲の魔物を魔力感知で警戒する。
それはこの魔力感知のスキルアップになると同時に、一年後の独り立ちにもきっと役に立つだろう。
そしてたとえ近場でも荒野を一人で走り回るなんてのはリスクが大きすぎる。
損得勘定で言えば、結論ははっきり出ている。
ただまあそれはそれとして、人に恨まれそうなトラブルに自分から突っ込んでいくのはなー、なんて後ろめたさも感じてしまう。
まあそれに関してはロックさんがなるべく自重してくれるよう説得しよう。
さてお家に帰って親父の指導の下、訓練をする。
今までとは違って闘魔術や魔法との混成技法なんてものを教えてもらった。
これまで教えてもらえなかったのは、まあ子供に教えるのは危ないからってことだろう。
衝弾や衝裂斬、中級魔法を覚えているので今更ではあるのだけど。
そして新しく覚えた技を親父相手に延々打ち込んでいく。技が不出来ならきっちり親父から
普通に口で言えよと思うし頼むのだが、どうもそれは苦手らしい。
昼頃には打ち込み稽古のはずなのにぼろぼろになっていた。
ここ数日は珍しくないことだが、
「ねえ、お父さん最近やり過ぎじゃない?」
「む(ちらっ)」
だからこそ昼食の席で、姉さんから苦言が入った。
まあそれはさておき、臨時収入も入ったことだし、今日の昼食はちょっと奮発した。
固いパンも顎がしんどいし、普通にふわふわのパンも売っているのでそれに変えた。
それだけで奮発というのは寂しいので、なんと今日は野菜クズのスープにコンソメの素を入れてベースの味をバージョンアップさせ、さらには具材にいつもの安くてまずい豆だけでなく、コーン(缶詰。もちろん特売品)も入れてある。
ふっ。贅沢な昼食になってしまったぜ。
「新しく始めたお仕事でせっかくお休みが増えたのに、ずっとお父さんといるじゃない。それに怪我も増えてきてるし」
「ん。むう(ちらちらっ)」
昼からの予定は買い物だ。
農業都市に接続しているんだから、鮮度の良い食材が出回るはずだ。
生で食べられる玉子なんかもあるって聞くし、うん。夕食は本当に奮発しよう。
お金を貯めたいとも思うけど、今は身体作りのためにもしっかり栄養をとりたい。
「セージに才能があるっていうのは聞いてるけど、まだ五歳なんだから、本格的な訓練はまだ先で良いでしょ」
「う、む。まあ、それは、なあ(ちらっ、ちらちらっ)」
「ごちそうさま。それじゃあ僕はちょっと出てくるよ」
なんだか親父が絶望的な顔をしているけど、たまには姉さんとコミュニケーションとるといいと思うよ。
******
買い物といえば、なじみの商会だ。
せっかく歩いて行けるところに農業都市が来てはいるのだが、さっきも言った通り通行税って言うのがあるんだよね。
しかも行きと帰りの両方に。買い物ですって言って通れば手荷物分の関税はかからないけど、六歳児の私が持てる荷物は限られている。
手押し車で出かけてもいいけど、何を買うか決めてないし、そこまで予算があるわけでもない。
という訳で農業都市の食材を大量に仕入れているだろう商会にお邪魔します。
「セージ君?」「セージ」「いらっしゃい、セージ君」「やあ、今日はゆっくりしていけるの」「ひさしぶり。ちょっと手伝っていかない? お菓子あるよ」
――と、まあいろんな人に声をかけられて、そのたびに立ち止ってちょっとした雑談に付き合っていたら、良い時間になってきた。
無断欠勤してそのまま退職した私に好意的に接してくれるのが嬉しくて、ついつい話が弾んでしまった。
おかしいな。買い物を終わらせたら帰って家事を手伝うつもりだったんだけど、まあいいか。
……いや、よくないな。
脳裏に姉さんがよぎる。
怒るというよりは寂しそうな表情で、こっちをじっとり見ている。
うん。姉さんには何かお土産買って帰ろう。
さて予想通りお店には農業都市の食材や調味料が店頭に並んでいる。
ちょっと目を引かれたのはオリーブオイル。パスタとかに使ってみたいなーなんて妄想をして楽しんだ。
いや、だって買えないんだもん。私の予算ではサラダ油でもギリギリです。同じ理由で、玉子もスルーした。うん。がんばって働こう。
目移りしてしまったが、私の本命は野菜だ。
安くて食べ応えがあるのでキャベツ。あとは長ネギとジャガイモも安かった。ついでに日持ちする玉ねぎを買って野菜は終了。
身体活性という反則技があるので重くは無いのだが、かさばってしまうのはどうしようもない。
さて、メインはどうしよう。
ブレイドホーム家の蛋白源である不味い豆はまだ買い置きがあるが、お肉も安くなっているので買いたいところだ。
あんまり量は買えないが、ひき肉に玉ねぎとジャガイモ練りこんだ肉団子なら、それなりの数が作れる……かな。
まあそれでいこう。
香ばしさも出したいから焼きを入れてからスープに入れるとして、片栗粉も買おうか。
うん。片栗粉なら無駄にならないな。
なじみのお肉屋さんで目当てのひき肉を買うと、サービスでコロッケを二つ貰った。
けっこうがっつり値引きして貰ったのに良いのかな、なんて思わないでもないが、これで姉さんへのお土産もできたのでよしとしよう。
なんて思いながら家路につこうとしたら、ばったり兄さんと出会った。
兄さんはいつぞやの日から、この商会でアルバイトをしている。現在の時刻はだいたい四時ぐらいで、ちょうど仕事が終わったくらいだった。
向こうもこんなところで会うとは思っていなかったらしく、ちょっとびっくりしていた。
「お疲れ様~」
「あ。うん。お疲れ。セージは買い物?」
「うん。今日はお肉買ったよ」
「へぇ、奮発したね」
そう言って兄さんが私の頭をなでる。ついでに荷物を持ってくれた。十二歳にしてなんという紳士力。
「ああ、そうだ。これあげる」
「ん? コロッケ? いいの?」
「うん。お肉屋さんで貰った」
「ふーん。もう一つは食べないの? 持って帰ると喧嘩になるんじゃない?」
その発想は無かった。
コロッケをかじる兄さんに言われて気づいた。私はお土産代をケチりたいあまりに、当然起こるであろう災厄に目を向けていなかった。
「……帰る前に、食べときな」
「うん」
「持って帰って、どうするつもりだったの?」
「いや、うん。多分姉さんが機嫌悪いだろうから、お土産にって思って……」
「マギーにか……。セージはマギーが最近、機嫌が悪い理由をわかってるんだよね」
ちょっと考える。まあたぶんわかってる。
「僕があんまり家にいないから」
「そうだね。
セージが訓練やギルドの仕事で忙しいってのはなんとなく察してはいるけど、本当の事までは知らないし、やっぱり寂しいんだよ。
いまは僕もいなくて、昔みたいに一人で子守してるわけだし」
「…………」
「責めてる訳じゃあないよ。
今のセージは何よりも訓練に時間かけないといけないぐらいだし、買い物や料理だって、本当は僕たちでやりたいくらいなんだけど……」
うん。色々と多才な兄さんだが、料理の才能だけは無いのだ。
親父や姉さんは言わずもがなだし、料理ができないなら買い物もちょっと難しい。
今の財政状況だと実際に売り場にやってきて安い食材探さないといけないし、料理できない人が安いからって適当に買っても無駄になりかねないし。
まあブレイドホーム家の人間なら、塩ふって焼けば大抵のものは食べられるんだけど。
やっぱりできるだけ美味しい食事にしたいよね。
「まあともかくマギーの機嫌を取りたいなら、次の休みはなるべく一緒にいてあげたら? 買い物だって、二人で行ってもいいんだし」
「うん……。いや、何かあったとき僕一人ならいいんだけど、姉さんがいると……」
トラブルに巻き込まれた際、私一人なら逃げられるが、姉さんと一緒では難しいし、守るという事もできない。
あまり言及したい話ではないが時折レイプや殺人なんかが裏路地の方では起きているし、警邏騎士様――警官みたいなもの――がそれを片付けるのを見たこともある。
そうそうそんなトラブルに巻き込まれるわけでもないだろうが、商会で働いていた時には私のお尻を凝視している浮浪者(男)にストーキングされたこともあるので、あまり楽観もできない。
ちなみにその時はもちろん逃げ切りました。私のお尻は清らかなままです。
「うーん。それじゃあ一緒に買い物行くなら、僕か父さんが一緒じゃないと……、家の事もあるし、どっちにしろ僕が休みの日しか無理だねぇ……」
「まあそうだね。とりあえず明後日が休みだから、なるべく家にいるようにするよ。
それで姉さんのお土産なんだけど、何か良いのはあるかな?」
「……ちょっと思いつかないけど、マギーだけにっていうお土産は避けた方がいいと思うよ。
カインやセルビアがうるさいし、マギーもセージに世話になりっぱなしなのを気にしてたから」
「むぅ……」
となると、難しい。
食べ物だろうとそうでなかろうと、とりあえず家族みんなで利用できて、かつ姉さんが喜びそうなもの。
――っ!!
わかったぞ。ただ一つの絶対的な答えが。
「塩か!」
ぱんっ!
頭を叩かれた。
「そういうこと言わない。
……確かに、塩大好きだけど」
兄さんもそう思ってるんじゃないか。
「うーん。改めて考えると思いつかないもんだね……ああ、そう言えば……」
ほわっつ?
「うん、ああ、いや、マギーには内緒にしてて欲しいんだけど、最近悩み事を相談されててね」
私は頷いた。それで?
「まあ悩み自体は別なんだけど、最近そばかすが出来たのを気にしてるみたいでさ(正確には、このそばかすがみっともなくて、セージが避けてるんじゃないかって悩みなんだけどね)」
「ふーん。可愛いと思うんだけどな」
「……」
そんなに目立つほどじゃあないし、健康的な女の子って感じだから。
でもまあ姉さんも女の子なんだから美容も気になるか。
うん、そろそろ思春期だもんな。
「わかった。ちょっと雑貨屋よってから帰るよ。兄さんは先に帰ってていいよ」
「いや、付き合うよ。何を買うか興味があるし」
そう? そんなに奇をてらったものは買わないんだけど。
まあいいや、相談に付き合ってもらったことだし兄さんの欲しそうなものもリサーチしておこう。
◆◆◆◆◆◆
「ちゃんと働いてくれてますけど、やっぱりセージ君と比べるとねぇ……」
「――そうか」
商会の取りまとめ役であるミルク代表が報告を聞いていたのは、アベル・ブレイドホームの事だった。
年の割に考えはしっかりしているし、読み書きや算術も一応はできる。
店の物に手を付けるような手癖の悪さも見られないし、失敗しても一度注意すればちゃんと聞いて繰り返すことは無いく、まじめに仕事をしているのも伝わってくる。
普通に考えれば拾い物の子供なのだが、実際に現場の管理者から聞こえてくる評価は今一つだった。
「代表からも、セージ君に戻ってくるように言ってくれませんか?」
そしてまたこの一言だ。
アベルの評価が低いのは本人が悪いというよりは、セージが良すぎたのが原因だった。
ミルク代表の目から見たアベルは、むしろ見所のある好感が持てる少年だった。
ただセージは大人顔負けにしっかりしていたし、読み書きや算術も完璧だった。
手癖を疑うものは誰一人いなかったし、めったに仕事で失敗することは無く、失敗しても自分でリカバリーしていたし、さらにはその上で失敗内容を自ら報告してくる生真面目さだった。
そんな子供いるはずがないと思うのだが、実際にセージはそういう子供だったし、アベルはその兄だった。
セージが商会の中で愛されていたというのもあるのだろうが、アベルには大きすぎる期待の反動を受けているのだろうと思った。
「セージは戻らない。あの子はあのジオレインの後継者だ。社会勉強はもう終わったんだろうさ」
「……そうですか」
雑貨屋の店主はそう言って肩を落とした。この顔は諦めているとは思えない。
たしかにまあ、あの子が戻ってくれればミルク代表としても嬉しくはある。
ただセージの要望で商会の皆には秘密にしているが、あの子はすでにギルドに登録し実戦を経験している。
英雄様は何を考えているんだと思ったが、伝手で仕事ぶりを聞いてみれば高評価だった。
流石と思うべきか、異常と思うべきか。
ともかく今のセージに商会の雑用をやる余裕はないだろう。
しかし今はそれよりも――、
「アベルは良く仕事をしている。セージと比べてじゃあなく、ちゃんとあの子を見て評価してやれ。
あの子も良い拾いものだ。潰れるような育て方はするんじゃないぞ」
「は、はい。それはもちろんわかっております」
どうだかな。ミルク代表はそう思う。
アベルは察しの良い所があるし、本心を隠す強かさもある。こいつらの陰口を知らないとも思えなかった。
からんと。来店を知らせるベルが鳴った。
噂をすればという訳ではないのだろうが、ちょうど件の兄弟がつれそってやって来た。
「よう、アベル。帰ったんじゃなかったのか」
「はい。いえ、帰りに弟にばったり会いまして、買いたいものがあるからと付き合ってるんです」
「ふん、久しぶりだな。セージ」
「はい。一週間ぶりくらいですね」
「そうだな、それぐらいぶりだ。ちょくちょくうちの店には買い物に来てるみたいだが、俺のところに顔を出さないのはどういうつもりだ、ん?」
「え、あ、いえ、ミルク代表はお忙しいそうっていたたたたたたたっ」
なんだか面白くなくて、セージの頭をグリグリした。
何なんですかと上目づかいで見上げてくるが、ミルク代表はきっぱりと無視した。
「で、何を買いに来たんだ?」
「洗顔用の石鹸と、泡立てのネットですね。あとは化粧水もかな。化粧水は値段次第ですけど」
「乙女かおまえは。ちっこいうちから何を気にしてるんだ」
ミルク代表がセージの頬をもみしだく。
触り心地の良いふにふにした触感が楽しい。後ろで店長が羨ましそうにしているが、譲る気は全くなかった。
「ちょ、止めてくださいよ。もう。良いじゃないですか、年を取ってからケアを始めても手遅れにってぅぁぁぁあああ!」
「ん? それは誰の事を言ってるんだセージ。俺はちょっと傷ついたぞ」
「だ、代表の事じゃないですっ。ぜ、前世の自分です。代表はじゅぶんお綺麗でございますですごめんなさいっ!」
「……ふんっ!」
ミルク代表が鼻息荒く解放すると、セージはグリグリした頭をさすりながら恨みがましく見上げてくる。
「店長、セージと一緒に適当にいいものを見繕って来い。代金は私が払う」
そう言うと現金なもので、セージの目が嬉しそうに輝く。それを見て、ミルク代表も笑った。
店長がセージを連れて化粧品棚に向かうと、自然にミルク代表とアベルがその場に残った。
「意外でしたね」
「そうか?」
声をかけたのはアベルからだった。
「ん? こんな喋り口だが、子供は好きでな。おかしいか」
「いえ。それに意外だったのはセージの方ですよ。あいつがあんな風に遊ばれるのは珍しかったので」
「……ふん。要領のいい子だからな。家とは態度が違ってもおかしくは無いか」
そう言うと、アベルは笑った。
「どうした?」
「いえ。代表の目から見ても、あいつは特別なんだなって思って」
「ふっ。あれを特別扱いしない奴なんて……ああ。いや、お父上なら別か。かの英雄殿も幼少より卓越した戦士だったと聞くからな」
破天荒な逸話の多いジオレインと素行の良いセージは結びつかないが、特別、天才、異常といった言葉は共通する。
「いえ、父はむしろ誰よりもセージを特別……いえ、そうですね。父だからこそ、あいつがどれだけ特別なのかちゃんと解ってるのかな……」
独り言のように呟くアベルが寂しそうに見えて、ミルク代表は急に心配になった。
「辛いか。弟が立派だと」
「……はっきり聞くんですね。
まあ、しんどいって思うことは多いですよ。
でも比べられるってわかってたから、ここで働かせて欲しいって思ったんです。投げ出したりはしないですよ」
「……そうか」
「それに、しんどいって思う事より、面白いって思う事の方が多いですからね」
そう言ってアベルは屈託なく笑った。それからセージが戻るまで二人はそのセージの話題で盛り上がった。
アベルが商会で陰口を叩かれる日々は、そう長い間では無かった。
※作中蛇足~~その後~~※
マギー 「この前セージが顔を洗う石鹸とか、お肌綺麗にするお水とか買って来たでしょ。やっぱりそばかすってみっともないのかな」
アベル 「あー、そんなことないと思うよ。健康的で可愛いって前に言ってたから」
マギー 「え、そ、そうなの。じゃ、じゃあ、顔って洗ったりしない方がいいのかな」
アベル 「あー……(何ていえばいいんだろう)。僕は子供だからわからないな。お父さんに聞けばいいと思うよ。大人だし、セージの事もよく知ってるから」
ジオ 「――っ!!(アベル、お前もかっ!)」
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