緊急エッセイ・統合失調症と執筆と幻聴

野口マッハ剛(ごう)

誰かが、自分が書いた小説等の著作権を主張

 あなたは小説を書いているときに幻聴を聞くだろうか? あるいは、小説以外に日常生活で幻聴を聞くだろうか? それが、もしも幻聴または誰かが、あなたの書いた小説の著作権等を主張、あるいは盗作だと言われたら?


 この文章でも、幻聴が先に耳元で書こうとしていることを勝手に言うとする。仮に、自分が幻聴を聞きながら自分で考えた文章を書いて投稿したら、日常生活が壊れる可能性だってある。


 この文章を書いている間にも、幻聴が激しく「パクった! 盗作! ボクが書いたのに!」と主張するのだが、問題はそれでは終わらない。自分の身に覚えのないことを現実世界で言われる。自分は統合失調症だが、多少の現実のことくらいは区別がつく。先ほどの身に覚えのない出来事が、まるで自分が全てやったかのように仕立てあげられる。


 統合失調症、幻聴、現実と妄想の区別。


 あなたは、どう思うだろうか?

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緊急エッセイ・統合失調症と執筆と幻聴 野口マッハ剛(ごう) @nogutigo

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