白い糸
理柚
白い糸
絹のようになめらかで
透き通っていながら
弱さを見せない君
みずうみはどこまでも深く青い
流れる糸を 辿る
さらさらと 白くこぼれて
涙が落ちたら かき乱れて
芯があるのに滑らかで
すべてを拒むことはない
しなかやな強さのあなた
海は空をうつしこむ鏡
流れる糸を 辿る
さらさらと 白くこぼれて
涙が落ちたら ひとつになれる
約束しよう
源は同じ 水は沢をひたすらに進む
細く太くうねりながら
数多の熱と冷たさをくぐり抜けて
いつかまたきっと
固く結び合えると。
白い糸 理柚 @yukinoshita
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます