010  メチカライトとの決着



凍てついた空気が身体中を包み込む……



『……行くぞッ!!』


「うぁあぁあああああッッッ!!」



氷結アイス斬撃ブレード……!』


「ダークブラストスラッシュッッッ!!!」



「「「 キィィィイイインッッッ!! 」」」



激しい音が響く……!!



氷結アイス咆哮ブースト……!!』


「!?」



俺は咄嗟に間一髪のところで避ける……!



『貴様は弱い……ッ!!』


避けた先にメチカライトが立っている……!?



氷結アイス裂蹴シュート……!』


「「バキキキィィィイイッッッッ!!」」


氷を纏った蹴りが甲冑に突き刺さる……!




「「 ドサァアッッ!! 」」


地面に強く打ち付けられ、口から血が流れる……



『その程度か?本気をだせ……!』


「「 デスエターナルパニッシャァァアアアアッッッ!! 」」 


強烈な魔力の波動を繰り出す……!!



氷変換アイスチェンジ……!』


「「パキィィィイイン!!」」


巨大な魔力がいとも簡単に ”氷” にされてしまう……!



『フハハ……学習のしないやつだ…… ッッ!?』


「「「ブシャァァアッッッ!!」」」



魔力の斬撃がメチカライトの頬に傷をつけた……!!



「よし……やったぞ!」


『フハ、フハハハ……私に傷を……魔力の波動の直後に斬撃を飛ばす……

完全に舐めていたよ…… ”バロウ”……』



『ポタタ……ポタ……』


メチカライトの頬から血が流れた。



『な……、なんだこれは…… ”血” なのか?血、だと……?嘘だ……

嘘だァァア!!ユルサナイィィイ……ユルサナイィイイイイイイイッッッッッ!!』



今までとは比べ物にならないような寒気が体を襲う……!




氷結アイス弾丸バーストンンンッッッッ!!!』


「「「 ズドドドドドドォォォオオオッッッッ!!!! 」」」


比べ物にならないような量の ”氷の粒” が体に降り注ぐ……!



「く、くそ……勢いに押されて動けない……ッッ」



氷結アイス斬撃ブレード……!!』


「「キャイィィイイインンッッッッ!!」」


甲冑に大きな傷がつく……!



『バロウゥゥゥウッッッ!!貴様は俺が殺すゥゥゥウウッッッ!!』


「ハァ……… 俺は、負けない……”魔王様”は俺が護らないといけないんだ。

お前なんかに……負けてられねェんだよぉおおッッ!!」


『フハハ……私は2度も同じ過ちはしない。奇襲はもう効かないぞ……?

私の ”絶対防御” によって届くことはない』



『終わらせよう……この技で……ッ!!』


蒼氷ブリザード鎮魂曲レクイエムッッッ!!!』



凍てつく氷の塊が凄まじい勢いで近寄ってくる……ッッ!!!



「……これが今の俺に出せる、一番強力な技だッッ!!!」


「「「デスダーク・バーストカノンンンンッッッッ!!!!!」」」


巨大な氷の塊と、強烈な魔力のエネルギーが衝突する……!!




「「くらえぇぇええええええッッッ!!!追撃の ”ダークブラストスラァァアッッシュ!!!」」



『同じ攻撃はきかぬと言ったはずだァァア!!』



「同じじゃねぇぇぇエエエッッッ!!」


『な、なんだ!?このスピードはァ!!』




「クロキワイドさんの ”疾風” だぁぁあああ!!!」



『ぼ、防御が間に合わな――』



「「「 ズバァァァアアッッッ!!! 」」」


強烈な斬撃がメチカライトの胸部に傷をつけた……!




『グ、グホォッ……!馬鹿なッ……この私がッ、こんなガキに……?』



『『『 ドサッッ 』』』



メチカライトが地面に倒れた……




「や、やったぞ……クロキワイドさん、ありがとうございました!!」



『あぁ……この程度はお安い御用だ……俺はもう無理だが、”グレイネル” と戦っている ”ゼローグ” を助けてやってくれ……アイツが一番危険だ……』




「……はい、行ってきます。俺が絶対に魔王様をお護りしますッッ!」



――――――――――――――――――――――――――――――


漆黒の騎士 デスナイト(バロウ) 年齢―― レベル100


ブラックパラディンが強い憤怒や強い憎悪によって”進化”する。

バロウ(ブラックパラディン)がリギウンとの戦いで進化した。

色々な強力な技が使えるようになった。








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