008  リギウンとの決着



「リギウン………!貴様は、俺が絶対に倒すッッッ!!」


『バロウ……いいだろう。貴様の思いは伝わった……ここで勝負を決めよう。全力の一撃をここでだせ!バロウ、これで勝負は終わりだァァァアア!!』



リギウンが体中の稲妻を右手に集める……その勢いは凄まじく、電波がこちらにヒシヒシと伝わってくる。



『バロウ!!貴様の本気で我の期待に答えよォォォォォオオッッッッ!!!』



俺は剣にありったけの魔力を注ぎ込む……!! エネルギーの波動で自分の腕が吹き飛びそうになる……!



「うぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおッッッッッ!!!」



剣に限界まで魔力を注ぐ。少しの加減も許されないのだ……!




『いくぞォォォオ!!バロウ、これが最後だァァアアアア!!!』


「絶対に負けないぃぃぃぃぃいいいいい!!!リギウンンンンッッッッ!!」




リギウンは右手に蓄えた巨大な稲妻の塊を振り落とす……!


『ギガシャイニングサンダァァァアアアアアアアア!!!!』



俺も剣に溜め込んだ凄まじい魔力を一気に放出する……!


『デスダーク・バーストカノンンンンッッッッ!!!!!』




双方のエネルギーがぶつかり合い、凄まじい衝撃を生む。これまでとは比べ物にはならない……中心部分で互いの勢いを相殺しあい、なかなか動かない。無論、俺とリギウンには魔力が残っていない……



『……ハァ、ハァ……これが俺のなけなしの魔力だァァアアアア!!!』



リギウンは最後の最後の魔力を追加で放出する……リギウンは立つのがやっとだが、これで形勢が一気に傾き俺が不利になる。



……だが、俺に余力はない。体も動かず、凄まじいエネルギーの衝突を見つめているだけだった。




『バロウ……貴様は人間にしてはよくやった……ハァ、だが俺には及ばないんだァァァ……』






『『バロウ!!!俺たちがいるぞぉぉぉぉおおお!』』




そこには先輩の率いるブラックパラディン達が100体近くいた。



「せ、先輩……」



『バロウ……だったか?ここはおれたちにまかせろ!いくぞぉぉぉぉおお!!』



100体以上のブラックパラディンが大剣を構える……!



「「「デスブラストォォォォオオオ!!!」」」



一体の攻撃はあまり強くないものの、合わさって巨大な魔力に変わる……!!




俺は声を振り絞って叫ぶ……


「いっけぇぇぇえええええええ!!!!!」



ブラックパラディンの魔力が加わり、形勢が逆転する……!




『く、くそォオ!?ハァ……嘘だろォ……』



一気に形勢が優位に傾き、稲妻の塊を漆黒が飲み込んでいく……!



『く、くそォォォオオオオオオオ!!!!!!!そんな馬鹿なァァァアアアア!!』




「俺たちの………勝ちだぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!」



漆黒の塊がリギウンを包み込む……!


『グァァアアアアアアアア!!!!!』



リギウンはその衝撃で遠くに吹き飛ばされた。



「か、勝った………勝ったんだ……俺…」



『あぁ、お前が居たからこそ勝てた……持ちこたえてくれてとても助かった、感謝している……と言っても、もう俺たちを越しちまったけどなぁ……』


ブラックパラディン先輩が優しく呟く。



「「「フラッ」」」



戦いの反動で意識が朦朧とする……



『まだ、”グレイネル” ”メチカライト”が残っている。オレたちの残りの魔力を少しづつ分け与える……バロウ、お前が魔王様をお護りするんだ』



そう言って、みんなが魔力をほぼ満タンまで分け与えてくれた。



「ありがとうございます。絶対にこの魔力を無駄にしません、魔王様は俺が絶対に護るんで信じててください!」



俺は急いで戦いに向かう……!



――――――――――――――――――――――――――

メチカライト 年齢不詳 レベル120


戦慄の蒼氷を操る。魔王の手下の中でもトップを誇る防御力である……

その防御力はとてつもなく、魔王の攻撃をも受け止めるほどである。

とても冷たい眼をしている。







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