007 ”漆黒の騎士 デスナイト” への進化
『フハハハハハッッッ!貴様のことを俺は見誤っていたようだ、貴様は強い』
リギウンに強烈な一撃を与えたのだが、ピンピンしている。
『サァ、本気のバトルといこうかァアア!!!』
凄まじい速度でこちらに向かってくる……!無論、姿は見えていない。
「!!?」
「「「キィィィイインッッッッ!!」」」
間一髪のところで避けるが、甲冑に大きな傷跡が残る。
『バロウ。逃げてばっかじゃ勝てねーゾ?殺りあおうゼ……!』
「「「うぁぁぁぁぁあ!ダークブラストスラッシュ!!!」」」
大剣に溜め込んだ魔力の斬撃を解き放つ!
『面白い。その技、うけてたとうゥゥウウ!!!!』
リギウンが体に稲妻を纏う……!!
『『『サンダーブレイカァァァアア!!』』』
稲妻そのものが斬撃に向かって突進する……!
「「「「ズッドォォォォオオオオオオオンンン!!!」」」」
凄まじい爆音と爆風が辺り一面を包み込む。
気がつくとリギウンが真後ろにいた……!
『死ねェェエエ!!!』
「それは、お前の方だァァァアア!!!リギウンンンン!!!!」
俺は密かに溜めていた魔力を瞬間的に解き放つ!
「「くらえ!デスエターナルパニッシャァァァァアア!!!」」
特大にためていたエネルギーが0距離でリギウンにぶち当たる……!!
「決まったのか……?」
『クックックッ……そんなんじゃ俺は死なないぜ?俺に奇襲は効かない。なぜなら小さな電波も俺の体はキャッチする……それに応じて稲妻の速さで動く。スピードなら魔界トップレベルだァ』
「く、くそ……どうやって勝てばいいんだ……」
目の前にいるリギウンの圧倒的な力に絶望していた。
『何だコイツ。期待はずれか、殺そウ……』
リギウンが稲妻を身にまとう……!
『死ね、バロウ。まあまあ楽しめたゼ……』
僕の体は恐怖と絶望で言うことが効かない。
『『サンダーボルトォォ!!連撃!!!』』
リギウンが凄まじい勢いで俺の体に突進してくる。攻撃が緩むヒマもなく、次々に
突進を喰らう……痛い、とても痛い。だが体に力が入らず動けない……
シュゥゥゥウウウウ………
俺は体から煙を出しながら墜落していた。
「「ガッシャァァアアン!!」」
甲冑が地面とぶつかり大きな音が響く。
『あばよ……バロウ。俺はお前にかまっているヒマはないんだァ……そろそろ他も終わっているはずだァ、魔王……殺す』
「「!?」」
”魔王”の言葉を聞いて失われかけた意識が戻る……!
「俺は……魔王の、側近だ……いかなる時も……お守りする使命が……使命があるんだぁあああああああああああああああああ!!!」
突然、自分の体からまばゆい光が放出されてエネルギーが満ち溢れていく……!
『!?』
「まてよ、リギウン……まだ終わっちゃいねえぜ?」
俺の体は”ダークパラディン”の時の甲冑より身動きが取りやすく、持っている大剣も
振りやすく豪華になっていた。
『ほぉう……この戦いで進化するとは……相当魔王に恩があるようだなァァ。面白いィィイ……それをぶち壊して勝つのが面白そうだァァァアア!!!!』
俺は”ダークパラディン”から ”漆黒の騎士 デスナイト” に進化していた……
「リギウン……俺はお前を絶対に倒す!!!!」
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あとがき
第7話を読んで頂き誠にありがとうございます。
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ふきゅい。
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