第18話ラクカジャ

ラクカジャは、魔王城ここに来る途中、何処かの村で、不届き者を見かけたので、屠ったらしい。

「もし、ラクカジャがしたのでしたら…。」

「サーシャ様、心配は御無用です!王国は、ラム村で死んだアベルという男がした事とみています。ラクカジャの存在は、まだ知られてはいないはずです!」

「良かった…!」

「ふむん。魔王様、すまぬのじゃ…。あまりにも悲惨でのう。無抵抗の人間に剣を振るっていたのじゃ。」


「急いで勇者達を集めよ!」

「御意。」


「どうされたのですか?」

「我の力が必要になったか…!」

「(・・?」

「悲しい事じゃ。我が国の者から裏切り者がでてしもうた。その裏切り者は、ソムニ村で王国の者を殺害し、わしを殺さんとしている…!自由行動で良いと言ったが、今回は、ソムニ村付近で怪しげな奴を倒してくれ…!勇者殿!

ハバネロ!」

「はっ!その者の特徴は、白髪に碧眼です!」

「白髪に碧眼…か…。」

「クククッ!我は、漆黒の右腕を解放しよう…!」

「φ(..)」


「まあ…それはそれとして、次は、シュバルムを攻めますか…?」

「そうね!あそこが残っていると後々面倒だからね…!あそこは、何万という戦闘狂な兵士達がいるから…!」

「これは…ラクカジャが行ったほうが良いと思われます…。」

「何故、そう思うのですか?」

「はい。シュバルムは、極北にあるため、今は極夜状態です。光に弱いラクカジャが有利に戦えると思われます。また、ラクカジャは、大魔法を使え、気づかれずに始末することができます。ラージャ様やアルは、ラム村で戦ったので、続けて戦うのは難しいでしょう。」

「なるほど…!ラクカジャ、行ってくれますか?」

「うむ。行くぞ…!妾にかかれば、赤子の手を捻るようなものじゃ!」

しょんぼりしていたラクカジャの碧眼に光りが灯る。

「行ってらっしゃい!母様!」

アルが言い、時空が歪む。

「行ってくるぞ!」

ラクカジャがその中に入る。


「ソムニ村って、確かこの辺りだよな?」

エリックは、極度の方向音痴である。故に、反対方向に進んでいた。

「(・_・;)」

「あっ…(察し)」

ハリエットとロイジは、理解した。このままでは、一生ソムニ村に辿り着けないと。

「………我が眷属よ…!ソムニ村に我らを送り給え!」

「(。•̀ᴗ-)✧」


☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡


「此処がソムニ村…。」

「凄いではないか!我が眷属よ!」

「( ꈍᴗꈍ)」

勇者達は、ソムニ村に到着した。

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