第145話  前回以後のレヴィニア側まとめ(ネタバレあり)

ヤン2世・・・レヴィニア国王。暗君。大政帷幄権を発動し、現在親政中。マルメディアへ割譲した4県の奪還へ向けて暗躍中。


クリスティーネ公・・・第二王女。マルメディアの王弟フリードリヒ公と婚約中。『動く国難』


ヘンリク大公…先王弟。老人性痴呆を患っているように見せているが、レヴィニア王族の重鎮。


シルベルマン・・・前総理大臣。野党レヴィニア新正党総裁。権力の亡者。国会議事堂の化粧室にて『病死』


クルツ…レヴィニア新生党幹事長。議事堂内で昏倒し、入院中。


バラカン…上院議員。レヴィニア新生党外交委員会委員。


パフルヴィッツ伯爵・・・総理大臣。前法務大臣。国内の政情不安を抑えるべく奮闘するも、ヤン2世に振り回されて苦戦中。


ブックスバウム子爵・・・外務大臣。対マルメディア政策に苦慮している。


ステファンスキ…外務省事務次官。


ブラント…大蔵省事務次官。


マーカウヴィッツ子爵…元総理大臣。国王評議会政治顧問。国際協調派だが政治顧問を辞任の予定。


クビッツァ・・・前外務大臣。穏健派。旧姓フォン・グナイスト。国王評議会外交顧問の地位にあるが、辞任を考えている。


メイザー…宮内大臣。『動く国難』クリスティーネ殿下の言動に頭を痛めている。


ラデツキ…王宮警察本部長。


ハウベンシュトック…前国防大臣。反パフルヴィッツ派。理由は不明だが、トカチェンコを支援していた。


カサンドル…陸軍参謀本部次長。


フェルドマン…前在マルメディア レヴィニア大使。あまりの無能さで更迭される。


グレツキ陸軍予備役少将…在マルメディア レヴィニア特命全権大使。


キスリング男爵…在マルメディア レヴィニア大使館付き経済公使。


コルドスキ…在マルメディア レヴィニア大使館付き一等武官。


ノシュツキ子爵…在ホムトフ レヴィニア総領事館総領事。


ヤルゼルスキ…在マルメディア レヴィニア大使館付き公使。


ジェバ…在マルメディア レヴィニア大使館付き一等理事官。


ククリンスキ…在マルメディア レヴィニア大使館付き三等理事官。総務部調理課勤務。


トカチェンコ・・・元陸軍大将。前西部方面軍司令官。禁錮10年の判決を受け、ポトカルチェ軍刑務所で服役中だったが、独房内で『病死』。


ペロウスキ…オストマルク騒乱時は大佐で西部方面軍総司令部勤務。現在は少将に昇進して第20師団師団長。『殺戮の復讐神』作戦の対象者。


キニスキ、グルシュカ…姓はレヴィニア系だが、正体不明の工作員。



レヴィニア王国の現状


国王ヤン2世が『大レヴィニア主義』の妄想に取り憑かれ、マルメディアへ割譲したヴァルタ川西岸の4県、ヴァルタ川西岸の4県、ブレスラウ、ブロンハウ、マイダネク、ポーゼンの奪還を目論み、西部国境沿いの軍備を増強している。


その軍事費には、増税と本来ならマルメディアへ支払うべき賠償金、更に聖教会の『信徒の為の銀行』から内々で受けた融資を当てているが、国内経済は破綻寸前である。


北部国境のバラシハ地方(セヴェルスラビア名バラショフ地方)にはバルチースク人がセヴェルスラビア、レヴィニア両国国境に跨って居住しており、民族自治を訴えて両国からの独立を目指している。


南西部国境を接するヴァレーゼとは、ヴァレーゼ王太子フェデリーコ公とレヴィニア第一王女マリア公との間で婚約が結ばれているが、以後の外交面での進展はない。


ダリンスカ県、ユーボヴェツ県、ドルワール県、プレタニスカ県、リブニク県の南西部5県では、ヴァレーゼへの併合を、西部オポーレ県ではマルメディアへの併合を求める声が高まっている。



増税、国内経済不況、バラシハ独立問題を抱え、レヴィニア国民の政治に対する不満は極めて高い。






























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