第144話 前回以後のマルメディア側まとめ(ネタバレあり)
ハインリッヒ3世…マルメディア国王。暗殺未遂以後失っていた身体のコントロールを取り戻しているのか、時折、自らの言葉を発することが出来るようになりつつある。
加藤…事実上ハインリッヒ3世の身体を動かしているが、最近、変調を来している。異世界から召喚された中年サラリーマン。ハインリッヒ3世と共に、マルメディアの国政運営に苦戦中。
ソフィア公…マルメディア国王妃。ヴァレーゼ国王フランチェスコ7世長女。ヴァレーゼのデ・ロウレンティス伯爵との不倫が露見し、離婚へ向けて調整中。
フリードリヒ公・・・王異母弟。レヴィニア第二王女クリスティーネ公と婚約中。
フランツ公…摂政。王叔父。
ヴィルヘルム公…王従兄弟。フランツ公嫡男。ヴァレーゼ国王フランチェスコ7世の従姪アドリアーナとの婚約へ向けて調整中。
ベルマン公…先王叔父。マルメディア王族の長老。
テレーザ公…王異母妹。鉄道事故により宮内省病院に入院中。
オットー3世…ニアルカス一帯の土地を聖教会へ寄進した、当時のマルメディア国王。
フォン・エーベルシュタイン伯爵…侍従長兼宮廷大臣。他国閣僚、大使から「怪物」として恐れられている。
アイケラー…秘書侍従
レーマン…内閣総理大臣。
ツー・シェーンハウゼン侯爵…外務大臣。
シュリーマン…外務省事務次官。
フォン・ヴァイゼン子爵…外務省第五局局長。謀略戦のプロ。
エーレンベルク…外務省第五局の極めて優秀な職員。
ディークマン…外務省ナイメリア部部長。
バッハマン…外務省セヴェルスラビア部部長。
フォン・ヴァインベルガー子爵…在レヴィニア マルメディア大使
フォン・ライニンゲン伯爵…大蔵大臣。
ナウマン…大蔵省事務次官。
マンハイム…大蔵省造幣局技師。鉄槌作戦に従事。
フォン・クライスト…陸軍大臣。
フォン・クリューガー…陸軍参謀総長。対セヴェルスラビア戦の作戦立案中。
フォン・カルマン…陸軍情報部部長。
イワン・イワノビッチことヨハン・ローレンツ…陸軍情報部少佐。世が世ならフォン・ローレンツ伯爵家の当主。祖先がカルシュタイン独立戦争で敗北し、領地のローレンツブルクを喪失。爵位とフォンの姓を返上。
モリッツ…陸軍軍務局局長。
ヘフナー…警視庁経済犯対策部部長。鉄槌作戦の原型発案者。悪魔をも詐欺被害に合わせることが出来る、その道の達人。
シュレック…治安警察本部長。
アインホルン…法務大臣。
ハイダー…法務省事務次官。
フォン・グッテンベルク子爵…王太子宮女官長。貴族院議員。レヴィニアでクリスティーネ殿下の学問、行儀作法の指導に当たるが苦戦中。
フォン・コッホ男爵…王族付き女官。貴族院議員。レヴィニアでクリスティーネ殿下の馬術、武術の指導に当たるも、やはり苦戦中。
ツヴァイク…ニアルカス税務署署長。
シーファー…ノイスブルク大学歴史学教授。
ネッカー…ノイスブルク大学古言語学教授。
マルメディア連合王国の現状
現在、ナイメリアと秘密協定を締結し、軍事支援を行っている。ナイメリアは見返りとして、クラビナ海沿岸でヴァレーゼ、リヴィニアに対して破壊工作を展開中。
来年4月には、共同でセヴェルスラビアへ侵攻の予定。
聖教会とは友好関係にある筈だったが、ニアルカス付近の土地を聖教会が不法に取得していたことが判明。現在、対応中。
東部国境を接するレヴィニアとは、シェーンハウゼン=ブックスバウム協定に付随する不戦条約を締結しているが、レヴィニア側が協定にある賠償金の支払いを延滞し、極めて好戦的な政策を取りつつある。
マルメディアは再度、石炭、石油、小麦の禁輸に踏み切る予定である。
西部国境側のカルシュタインは、鉄槌作戦で生じた金融恐慌で国内経済が破綻寸前となり、対外拡張政策を取れなくなっている。
南部国境側ヴァレーゼとは友好関空にあるが、国王妃ソフィア公の不倫、離婚の流れから今後の関係がどうなるか不明であるが、両国ともな友好関係維持の為、マルメディア王従兄弟ヴィルヘルム公とヴァレーゼ王従姪アドリアーナ公の婚約へ向けて調整中。
国内では、レヴィニアから割譲された、ブラウラント、ブリュンフェルデン、|ミストリンゲン、ポルスハイム の4県の社会資本整備と軍備増強に多額の予算を投入し、国家財政は自転車操業状態にある。
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