第146話  前回以後のカルシュタイン側まとめ(ネタバレあり)

レオポルト6世・・・カルシュタイン公。金融恐慌による経済不況で、苦境に立たされている。


フォン・ベーム・・・侍従長。


ゴッセン…首相。取り付け騒動の最中、ゴルフへ行っていたことにより首相を罷免される。


ギーガー…大蔵大臣。金融恐慌の対応に苦慮するも、結果を出せないでいる。


フォン・ブルクハウス子爵…カルシュタイン中央銀行総裁。


ファン・デ・ポール・・・陸軍大佐。情報局第三部勤務。マルメディア官憲に逮捕起訴され極刑判決が下されたが、司法取引の結果、禁錮10年に減刑。現在、マーヒトレンク拘置所特別房にて収監中。


フォン・ハイゼ男爵…ベーブリンゲン郊外ゲーラリンゲン領主。内情は苦しい、貧乏貴族。


ジルヴィア…フォン・ハイゼ男爵夫人。実家はフォン・エルトマン伯爵家。


ミルヒ…フォン・ハイゼ男爵家執事長。


フォン・カレンベルグ侯爵…フォン・ハイゼとく


フォン・カレンベルグ男爵…フォン・カレンベルグ侯爵実弟。第三銀行(通称貴族銀行)頭取。兄フォン・カレンベルグ侯爵へ第三銀行破綻を連絡。


フォン・ライケ伯爵…フォン・ハイゼ男爵家とは領地が隣の関係。


ゾンダー…フォン・ライケ伯爵家執事。


シャイダー…デュルクハイム銀行クレーバーシュタット支店支店長。取り付け騒動に懸命に対応するも、デュルクハイム銀行はあえなく破綻。


シラー…レーゲンスバッハ銀行トラウンシュタット支店副支店長


フリードリヒス…マルメディア外務省第五局工作員。同一番号の5000ドーリア紙幣をレーゲンスバッハ銀行トラウンシュタット支店へ持ち込み、偽札騒動の発端を起こす。


ウルリッヒ…クレーバーシュタット第一小学校校長


レーベッカ…ウルリッヒ夫人。


オズヴァルト・フレプス…フレプス宝飾店店主。取り付け騒動の大元。


イングリット…オズヴァルト・フレプス夫人。


ヘルマン・フレプス…フーバー=フレプス宝石店長。オズヴァルト・フレプスの叔父。


ミア…ヘルマン・フレプス夫人。



カルシュタイン公国の現状



マルメディアが仕掛けた『鉄槌』作戦により経済が壊滅的打撃を受け、金本位制を廃止。

通貨のドーリアは暴落、大手銀行数行が経営破綻。

特に、貴族銀行と呼ばれた第三銀行の破綻で、多数の貴族が資産の大部分を失い没落中。

政府は国債発行もままならず、緊縮財政政策に舵を切ったが金融収縮を引き起こして、カルシュタイン経済は両足が底無しの泥沼に浸かっている状態。

給与を削減された軍部の不満も高まっており、先行きは極めて暗い。





















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