第88話  その他のまとめ(ネタバレあり)

マルティニキア王国・・・東にナイメリア。南にカルシュタイン。東南にマルメディア。首都、デン・ヘルデル。


ヘンドリック5世・・・国王。


アンネリーゼ公・・・王妃。カルシュタイン公レオポルト6世とは、甥、伯母の続柄。現在、病床にある。


アンシェリーク公・・・第一王女。摂政。次期マルティニキア国王。


ユリアーナ公・・・第二王女。マルメディアの先王妃。鉄道事故で死亡。


ステファナ・ダイクストラ・・・ユリアーナ公付き侍従。ダイクストラは偽名。本名、マルガレーテ・イン・バイルシュタイン侯爵令嬢。カルシュタイン外務省マルメディア局局長。ユリアーナ公付き侍従としてマルメディアへ潜入し、数々の裏工作の指揮を取った。鉄道事故で死亡。



セヴェルスラビア帝国・・・西にナイメリア。東南部にレヴィニア。南西部にマルメディア。首都デミドフ。現在、西部のナイメリアと交戦中。


アレクサンドル5世・・・皇帝。入院中だが、重篤。


ミハイル公・・・皇太子。帝国の将来を憂いる改革派。馬車で移動中にテロに遭難。死亡。


ナターリア公・・・皇太子妃。改革派。


ニコライ公・・・ミハイル公長男。皇位継承順第一位。13歳。


アレクサンドル公・・・ミハイル公次男。皇位継承順第二位。10歳。


アレクセイ公・・・皇帝次男。皇位継承順第三位


フョードル公・・・皇帝甥。皇位継承順第八位。母は平民出身。なかなかの人物らしい。


イワン・イワノビッチ・・・セヴェルスラビアの旅券を所持して、ヴァレーゼで「極めて特殊な事業」を行っている人物。



蛇足


カリンハル王冠・・・カルシュタイン領東カリンハル地方ミコスブルクにある聖アルベリック大聖堂に保管されている、カリンハル王国の王冠。三重王国で、カリンハル国王を兼ねているマルメディア国王が戴冠する慣しである。

この王冠には「簒奪者が戴冠した場合、その簒奪者は半年以内に死ぬ」という伝説がある。

呪いか偶然か、自ら王冠を被ったフェルディナント6世、カール2世が相次いで急逝している。記録に残っているだけでも、勝手に王冠を被った王弟、管理者のミコスブルク大司教、外国使節代表、王妃甥の4名が急逝している。

本来なら、この王冠の正当な継承者はマルメディア国王ヘルムート2世の嫡男、マンフレートの末裔であるイン・バイルシュタイン・オストラヴァ=ミーステク侯爵家当主になる。だが、フォン・マルメディア・オストラヴァ=ミーステク家当主(マルメディア国王家)が代々戴冠しても、呪いは発動されていない。

「実は、ヘルムート2世の正統後継者はマンフレート公ではなく、オットー公だったのではないか?」という説を唱える学者もいる。

「オットー公の母、アーデルハイト公に関する資料は、王国側と実家側ツー・フォアアールベルク侯爵家の両方に残されている。オットー公御産の記録もある。だが、王国側、ツー・フォアアールベルク家側の資料両方に、マンフレート御産の記録がない」らしい。

マンフレート公は、婚外子あるいは氏名の記録が残されていない王妃の連れ子ではないか?という主張だ。











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