第86話  ヴァレーゼ側まとめ(ネタバレあり)

ヴァレーゼ立憲君主国・・・北西部にカルシュタイン。北部にマルメディア。東北部をレヴィニアとせっしている。東はヴァレーゼ海、南と西はミスラータ洋に面している。ミスラータ洋に点在する島嶼、対岸のミスラタニア大陸にも植民地がある。


フランチェスコ7世・・・出身地のシエタヴェッキア訛りで会話をする、暗愚を装っているヴァレーゼ国王。英邁な君主。


フェデリーコ公・・・王太子。レヴィニアの第一王女マリア公と婚約中。頭の出来は、まずまず。


ソフィア公・・・第一王女。マルメディア国王妃。在マルメディア ヴァレーゼ大使館に引き篭もり中。夫君のハインリッヒ3世との結婚生活は、破綻状態。現在、デ・ロウレンティス伯爵と不倫中。フランチェスコ7世の頭痛の種。


デ・チェーザレス伯爵・・・侍従長。


デ・ロウレンティス伯爵・・・ソフィア公の不倫相手。


ヴァレンティーノ・・・総理大臣。自由党総裁。平時なら名宰相の可能性があった、調整型政治家。


デ・プロビーニ子爵・・・外務大臣。総理大臣就任を目指して、政治活動中。


ブリオーニ・・・ラヴェンナ自動車設計主任。


フィオーレ・・・ベルナルディ車輌技師。


コリリアーノ・・・スクーデリア・スパーダ主宰。世界で2番目に飛行に成功した航空機「イル・ゲッピオ(チョウゲンボウ)」に搭載していた空冷星型10気筒エンジンの設計製造者。


アルジェント・・・裏社会屈指の実力者。現在カルシュタイン領のモリーゼ州出身。


ジアマッティ・・・アルジェントの部下。


クレメンツァ・・・アルジェント一家の兵隊。


アレッサンドロ4世・・・常敗王。無謀な戦争を仕掛け、ヴァレーゼ海対岸の東北領土を失い、更に火事場泥棒で、北西部の領土も失う。



地理など


東北地方・・・レヴィニア相手の「東北戦争」、レヴィニア側名称「シコルスキ戦争」で喪失した、ヴァレーゼ海対岸の領土。ドリンツィア州、ウルボヴェッキア州、ダルヴァル州、プレテルニッツィア州、レーブニキア州の5州。レヴィニア側名称は、それぞれダリンスカ県、ユーボヴェツ県、ドルワール県、プレタニスカ県、リブニク県。現在も係争中。


マルケ州、モリーゼ州、サヴォーナ州・・・北西部に位置したカルシュタイン国境沿いの地方。東北戦争敗北時の混乱の中で、カルシュタインから侵略を受けてマルケ、モリーゼ、サヴォーナの内の3郡を失う。


オプレツィア州・・・クラビナ海に面した北部にあった州。現在レヴィニア領オポーレ県。マルメディア名はオペルン県。


シエーナ州カゼルタ・・・カルシュタイン国境沿いの都市。


モンテ・アッズーロ・・・ヴァレーゼ南部にある、高級茶葉の産地。現地語で「青い山」


カタンツァーノ・・・南部の都市。冬も暖かい。



企業、結社など


鉄血同盟・・・退役軍人会が母体の極右政党


社共党・・・無産階級大衆運動を党是とする、夢想家集団。


労働党・・・国益よりも目先の利益と組合の意向を追求する、野党第一党。


自由党・・・政権与党。国益よりは党益優先の猟官運動集団。


ラヴェンナ自動車、ベルナルディ車輌、スクーデリア・スパーダ・・・自動車会社。グランプリ用のレーシングマシン製造会社「アウトモビレ・ウニオーネ」を、国王勅令により立ち上げる、


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