第3話 村人に斧を投げつけます。 斧を投げつけるのってなんでこんなに楽しいのでしょう。 男爵って最高ですね!!

---スクリカン男爵家領---

 村人に斧を投げつけます。

斧を投げつけるのってなんでこんなに楽しいのでしょう。

男爵って最高ですね!!

 「女でも男でも何でも欲しいものは何でも奪いなさい。

気に食わないものは全部殺してしまいなさい。

私達は自由で許されているのよ」

 「ひゅー!!イライナ様は最高にびんびんだぜ!!」

 「イライナ!!イライナ!!略奪最高!!イライナ最高!!」

 「ふふふ、パーティよパーティ。無礼講よ無礼講。

つまり、私以外の全てのものに対して尊厳をもたなくていいのよ。

見なさい、あの無力な弱者達を。

無礼講でなくてもあんな弱者達に敬意を払う必要なんてあるかしら。

ないわよね。

弱者は悪者よ。弱いのだから。私は弱いものが嫌いなのよ。

弱いものが虐げられてもそれは自業自得でしょう。

極めて今日は無礼講。いつもより好き放題にやりましょう。

神も今日は私達を祝福してくれるわ」

クトリム:「姉ちゃん」

イートスハイト:「答える必要もないさクトリム」

ツンモカンク:「そうだ、クトリム。俺はこれからも主に仕えるし、お前もそうなんだろう」

クトリム:「ああ、俺の姉ちゃんは姉ちゃんだけだ」

イートス:「悩むなとはいわないさクトリム。だが答えを出す必要もないぞクトリム」

ツンモ:「主に問題があっても足りない所があっても欠陥している所があっても、それが俺達の主だからな」


---ツヤソウ司祭視点---

---教会---

 「外が騒がしいな。様子を見てくる」

 「お待ち下さい、ケテル様。今外に出ては行けません。

外は賊が、おそらくフリューハート男爵家のイライナでしょうな。

イライナが略奪に来ているのでしょう。

この教会には奴等も簡単には入ってこれません。ケテル様に何かあっては。

私が外に出てきます」

 「ツヤソウ司祭は教会にいる者達を護っていてくれ」

 「!」

 暫く身動きが取れない打撃を受けてしまいました。

 「!ケテル様!お待ち下さいケテル様!」

 ケテル様を止めようとしても、身動きが取れません。

ケテル様は外に出ていってしまいました。

 「ツヤソウ司祭、ツヤソウ司祭は本当に弱いね。やーいやーい雑魚司祭。

すぐにぴゅっぴゅしちゃう雑魚司祭。

大きくなるのも小さくなるのも早い雑魚司祭。

ツヤソウ司祭は教会にいる者達を護るのが精々だろうね。

後大切な月刊シスター悪堕ちコレクションでも大切に護っていなよ」

 スイトス修道士には口の聞き方から教えなければいけませんね。

教えてるんですが。教えても教えてもこいつ口が悪いんですよ。

大概にしないとやっちまうぞこのやろうと常日頃から我慢の限界ぎりぎりなんです。

人の机の中をかってに見やがったなこのクソガキ!!もう本当に許せねぇ!


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