第2話 「ああ、カリーナ。カリーナ。私の愛しいカリーナ。 死んでしまったのか」 「カリーナ。嘘でしょう。カリーナが死ぬなんて」

 「お父様お母様!!カリーナは私が殺したわよ!!

これでフリューハート男爵家の家督継承者は私ね!!」

カリーナの遺体をお父様に投げつけてあげました。

 「ああ、カリーナ。カリーナ。私の愛しいカリーナ。

死んでしまったのか」

 「カリーナ。嘘でしょう。カリーナが死ぬなんて」

 もっと喜んで下さいよ。

このイライナ・フリューハートが妹を殺し次期当主になるのですよ。

 「お父様お母様もノリが悪いわよ。今日は盛大に祝いましょう」

 お父様お母様はノリが悪いですが、私は今ノリノリでハイになって24時間連続パーティーを待ちきれません。

 「フリューハート男爵家の全てをお前にやろうイライナ」

 お父様がサインした書類を渡してきます。

 え、え、本当ですか。

お父様お母様は今まで自称病弱で可愛いカリーナだけを可愛がり私の事は蔑ろにし虐げてきました。

それなのに、もうフリューハート男爵家の全てを貰えるのですか。

 「私達は出ていくわ。さようならイライナ」

 お父様お母様は出ていきました。


---パーティ開催---

 友達家来仲間を集めパーティを開催しました。

 「私がフリューハート男爵家当主イライナ・フリューハート男爵よ!

貴方達当然私に付いてくるわよね」

第六舎弟クトリム:「姉ちゃんぱねぇ」

第一舎弟イートスハイト:「答える必要もないな」

第一執事ツンモカンク:「これからも主に仕えるさ」

 「女が欲しいかしら男が欲しいかしら。お金が欲しいかしら。

欲しいものは全部手に入れるわよ。

ボンクラお父様が当主だった頃とは違うわよ。

これからはガンガン打って出るわよ」

 お父様はボンクラで臆病なので領土を護るだけしかできませんでした。

私はイケメンもお金ももっといいお肉も香辛料も何もかもが欲しいです。

広大な土地が欲しいです。愛が欲しいです。

 「このパーティにはイケメンがいないわね。何で私の友達も家来もイケメンがいないのでしょうか。

イケメンがいないなら連れてきましょう」

 

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