第1話:いざ、世界へ

注意:この小説には、一人称視点で語られておりまた、所々おかしなタケシが中二病よりな発言や表現がございます。そこが大丈夫な方はご覧ください。 


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 私は母上がおっしゃった様に一階に降りる。一階は物静かで、リビングでは、カーテンで日光が遮断してあった。私は暗き世界へやを魔法のボタンで明るくし、長テーブルの席に着く。

 席に着き早々メモが目に入り、私はそれを読んだ。


(タケシへ、私はいつものスーパーに買い出しに行ってるからキッチンに置いてある朝食を済ませなさい。あと、今夜はお父さんの誕生日だからケーキ買いに行ってもらえる? ケーキ屋には予約しているから。 アンタもたまには外に出掛けた方がいいわよ!

母より)


私はキッチンにあった朝食を済ませ、着替える。しかし、困ったことに私は一年以上外出をしておらず、外出はもはや私にとって未知の地に足を踏み入れると等しいのだ!

 だが、私にはやらなければならん使命おつかいがあるのだ……


「私は‥‥いや、我輩は今ここに宣言する!必ずやケーキを手に入れ、無事に帰還してみせる。いざ戦場へ!」


 そう言って静かなリビングでいい年した男が一人寂しく盛り上がる私だったのである。

 しばらく時間が過ぎ、私は意を決して大きな玄関扉を開ける。

開けた瞬間、太陽が私を暖かく迎えるかのように顔面に光が照りつける。


「うぐ、」


あまりの神々しさに声が漏れ、片手で太陽の光を遮ろうとするがそれでも眩しい。


「こ、これがシャイニングメテオ太陽なのか!? なんたる眩しさ、目が焼け落ちそうだ。 急いでケーキ屋の元に行かねば」


私はようやく外の世界を歩みだしたのであった。


___________


次回予告:未知の世界に足を踏み入れた無職タケシ。彼はケーキ屋に急いで向かうがそんなタケシにトラブルが襲う。果たしてタケシは無事にケーキ屋に行きケーキを手にすることは出来るのか!?


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