第28話 黄色いハンカチ
寒さも本格的。もうすぐ年越しの季節。雪が僅かに王都には降っていた。しんしんと降り続ける雪に風情を感じることが出来る王都。
大人は肌をさすり、子供は元気よく駆け抜ける。
そこを一人の男が歩く。フェイだ。彼は尋常ではない訓練をし、身体的にはかなり疲弊をしていた。彼は彼の信念に反した行動はしない。彼が信じた道しか行かず、信じるに値しない、信条に反した道には決して落ちない。
そんな彼が雑貨屋に立ち寄っていた。店内に入り、鋭い目つきで品々を物色していた。髪飾り、指輪、首飾り、装飾品などには一切目を向けない。何かをただ探している。
彼の眼と雰囲気に恐れを抱く客も一部いたのだが、それを気付くことはなく、彼は探し続ける。そして、彼の目が止まる。そしてフェイは手を伸ばす。フェイの手には一枚の黄色のハンカチが握られる。
それを彼は会計に持って言った。そこそこ値段をする黄色のハンカチ。金を払って、店を出る。
すると、丁度、彼の前にユルル&メイが現れる。どうやら二人は一緒にお買い物をしているようだ。
「あ、フェイ君ー!」
いつものように子供っぽく元気よく手を振るユルル23歳。一礼をして、挨拶をしながら近づいてくるメイ。
「珍しいですね。フェイ君が雑貨屋さんから出てくるなんて」
「……特に理由はない」
「フェイ君はあまり自身にとって意味のないような事をするとも思えませんが……まぁ、聞かないでおきますね」
「フェイ様、こんにちは」
「あぁ」
淡泊に返事をして会話を切り上げようとするフェイ。ユルルはフェイが余り話すことを積極的にしない事などとうに分かっているので無理に足を引き留めようとはしない。フェイが二人から去ろうとした時。
「あ、フェイじゃーん!」
「フェイ、こんにちは」
前門のユルル&メイ、後門のボウラン&アーサー。フェイの状況を一言で表すならそれしか表現しようのない。
「えっと、ユルル先生と……そっちは、アタシ知らねぇ、アーサー知ってる?」
「ユルル先生のメイドのメイって言うんだって……」
「へー、そうなのかー! アタシ、メイドって初めて見た!! ひらひらしてなんか可愛い服してるな!!」
「ありがとうございます。ボウラン様」
「え? アタシのこと知ってるの?」
「はい。ユルルお嬢様から拝聴いたしました。その中の話を照らし合わせ、貴方様がボウラン様であると判断いたしました」
「メイドすげえぇ!!」
「当然の嗜みでございます」
初めて見たメイドと言う存在に興味津々と言った表情のピュアボウラン。一方アーサーはメイに対してあまり良い印象は持っていない様子であった。アーサーの勘がメイの何かが気に入らないと言っていたからだ。
「俺はもう行く」
「えー? フェイ、お前さ、」
「……なんだ?」
「飯行こうぜ!」
「アーサーとでも行くといい」
「いやさ、アーサーとは何度も行ってるからさ。偶には行こうぜ。そっちの二人も一緒にさ」
「断る。俺には時間がない」
「ちぇー、まぁいいか。また今度誘うからな!」
「俺が行くとは限らんがな」
「フェイは優しいから行ってくれるってワタシ、知ってる」
お決まりの何度も知ってる感を出すアーサー。ユルルはやり取りを微笑ましく思い、メイは素っ頓狂な事を考えていた。
(これは……修羅場!? お嬢様、アーサー様、そしてメイの三つ巴の伏線!? ボウラン様は……ピュア枠ですね。間違いない、恋愛には関係ない方ですね)
フェイはこれ以上は付き合っていられないとその場を去る。思ったより話せなくて、若干ガッカリなアーサー、ご飯行けなくて少し残念なボウラン、伏線疑惑で頭がいっぱいなメイ。
そんな中でユルルだけはフェイが自分が作ったマフラーを使ってくれていたことに頬を緩めながら満足な表情をしていた。
◆◆
冬の孤児院、フェイがいつものように朝ごはんを食べている。彼の前には赤の花の髪飾りを付けているマリアとレレが居る。いつもと変わらぬ日常の一幕。ただ、少しだけ違うとすればマリアが僅かに瞬きが多いという事だ。
フェイをチラチラと見ながら、目線を逸らしたり、と思えば意を決して見たり、見たらやっぱりやめようとそっぽを向いたり忙しい。
「なんだ? 俺の顔に何かついているのか?」
「え? あ、いや……なんでもないの、忘れて、フェイ」
「……そんな目線を向けておいて、なんでもない訳が無いだろう。なんだ? 言え、不快だ」
「……ご、ごめん。その……」
言い淀むマリア。その雰囲気を察したレレが声を上げる。
「まりあはふぇいにおかあさんのおはかまいりについてきてほしいんだって!」
「……なるほど。そう言う事か」
「れ、レレ!? ど、どうして、それを!?」
マリアはレレに、勿論孤児院の誰一人としてそのことを言ってはいなかった。フェイにお墓参りについて来て欲しいと思ってはいたが口に出すことは無かった。それを見破ったレレに驚愕をするのは当然だった。
「だってまりあいってた! いっかいくらいおはかまいりにいかないとって! ふぇいにいっしょにきてほしいんでしょ!」
「レレ……鋭いのね。私、びっくりしたわ」
確かにお墓参り云々はぼやっと独り言のように呟いた記憶が微かに彼女には残っていた。だが、そこからフェイと結び付けて、マリアの願いを読み取ったレレは天才かもしれないと彼女は思う。
だが、レレとしてはマリアはフェイに恋をして、頼りにしているのを知っていたから、お墓参りにマリアが行こうとしている時点で、最初からフェイに頼んで一緒に行かせるつもりだった。
ただ、どこかで言いだそうとしていただけで、マリアの考えを読み取ったわけではない。
適当に結び付けて話しただけ。どうにかして、フェイとマリアをくっつけてやろうと考えての行動だった。言ったことが間違いであってもフェイならばマリアを一人で墓参りに行かせるわけがない事をレレは知っている。
「……そうか、何故それを言い淀む」
「あの、だって……迷惑かなって、フェイ忙しいでしょ? その……訓練とか、訓練とか、訓練とか……訓練とか」
「……間違いではない。ただ……まぁいい、一緒に行ってやる」
「え? い、良いの?」
「……っち。仕方ないが、俺もお前には……いや、今のは忘れろ。兎に角、着いて行ってやる、魔物とかが出ればそれも訓練になるからな」
「あ、ありがとう」
(ふぇいとまりあ、いっしょになってくれたらぼくもうれしい!)
どこか初々しい互いを気遣う新婚のようにレレは感じた。フェイは仕方ないという雰囲気だが、マリアに普段から世話になっていることへの感謝は忘れていない。言い淀んだが彼の想いはマリアとレレには伝わっていた。
(まりあー! がんばれー! ちゅーしろー!)
眼は見えないが、心を読むことに長けているレレはマリアを密かに応援していた。
◆◆
赤いマフラー、黒い衣を着たフェイ。腰には刀と剣。一方で青い花の髪飾りを付けているマリアはいつもよりちょっとだけオシャレをしていた。
髪も念入りにサラサラにし、服装もいつものシスターの服ではなく、白い長そでのブラウス、それに一枚茶色のコートを羽織り、赤の花柄のロングのスカート。白い長そでのブラウスは彼女の体にサイズには合っていないためにぴちぴちであった。
大人の色気が彼女からは滲み出ていた。
(うぅ、この服ぴちぴち……ボタン取れちゃいそう……もう、こんな服着ることもないだろうって買わなかったらサイズ全然合わない……)
昔から特にオシャレに気を配ることは無かった。復讐に囚われた騎士の時代、シスターの道を選んだ時から今。騎士団の服、シスターの服、彼女が着るのは昔から殆どそれだけ。
まさか、自分が気になる異性とお出かけをする日がこようとは彼女は夢にも思っていなかった。
豊満な胸と尻、エロスを感じる彼女に周りの男性から目が行ってしまうのは当然。だが、フェイだけは特にマリアに目を奪われることはない。いつもの冷ややかな表情を貫き王都を出る門に向かっていた。
意識をしてくれない事に不満が湧くが、フェイが隣に居てくれる、一緒に歩いてくれることだけで彼女達は満足であった。
二人で歩き進めるとマリアの色気に誘われた男が彼女の前に現れる。
「いいねぇ、姉ちゃん、俺とちょっと酒でもどう――」
「……消えろ」
「ひぃ! も、申し訳ありませんんん!!」
フェイの圧によって軽はずみな言動を行った男はどこかに逃げて行った。マリアにはそれが恋人に悪い虫がつかないように守る彼氏のように思えて頬が熱くなる。
一方でフェイはただ歩き続ける。常に圧を飛ばしているので、もうマリアに近寄ろうとする男性は現れない。無事に王都を出て、マリアの、いや、リリアとマリアの故郷へと足を進める。
王都を出てからはリリアとマリアしか道は知らないのでフェイはペースを落とし、やや下がる。二人で並びながらどこか遠くに出掛けるなど一度もなかったので、空気が死んでいる。
いつも死んでいるが、今はレレも居ない。何か話したいとマリアは思うが言葉が上手くでない。
「えっと、最近フェイはどうなの?」
「訓練をして、腹を満たし、寝て、訓練をして、それを繰り返している」
「あ、うん。知ってた……えっと、最近メイさんって言う人と知り合ったんでしょ? トゥルーが言ってたの」
「……あぁ、アイツか」
「どうなの? かなりの美人さんって聞くけど」
若干、フェイの女性関係については知ってはいる。だが、本当の所どうなのか。最近変化が無いのかマリアには気になってしまっていた。
任務には行くことはできない、フェイはそう言ったことはあったとしても話さない。
自身がフェイの恋人であるなどと己惚れてはいない。でも、好きな人の事は気になってしまう。
「特に何もない。俺は殆ど訓練だからな」
「……そっか。フェイだもんね。それじゃあ……ユルルさんとは、どんな感じ?」
ある意味、一番気になっていたと言っても過言ではない。ユルル・ガレスティーアと言う女性とフェイはどんな関係なのか、師弟関係であるとは知っている。だが、彼女は弟子に向ける感情ではない別の想いを持っていることをマリアは知っている。
マリアから見れば二人が一番距離が近いように見えるのだ。
「この間、中伝を教わった」」
「中伝? あー、波風清真流だっけ?」
「あぁ、縦からの流しのカウンターではなく、横からの流しのカウンター。流し損ねたりタイミングを誤ると自分自身にもダメージを負う」
「……あぁ、うん。他には?」
「あとは体術だ」
「へ、へぇ」
(多分、ユルルさんも苦労してそう……フェイって女性の好意とかには鈍感なのね……まぁ、フェイよりもトゥルーの方が大分酷いけど……アイリスが付き合ってって言ったら買い物の荷物持ちか? とか言い出すし……)
淡々と事実だけを述べるフェイ。マリアが質問をしないと自分からは話してこない。だが、質問をすれば無下にはしないフェイに優しいなと思うが、女性への関心が少しずれているような気がするマリアであった。
■
二人が歩き続け、一つの村に到着する。そこはまだリリアだけであった時の村。何も失って居なくて幸せだけであった時の場所だ。
到着するとマリアは口を無意識のうちに開いていた。
「そっか……村は蘇ってたんだ」
彼女の眼の前には嘗て地獄であった村の様子など微塵もなかった。焼けた家があった場所には綺麗な家が建っている。どこにも血の跡などはない。吐き気がする異臭も一切しない。
悲しみが見えない綺麗な場所に少しだけ嬉しくなる。リリアは村へと足を進める。
懐かしむように村を見て回る。嘗て自分が住んでいた家には全く別の家があって、幸せそうな家族が暮らしていた。
フェイは黙って彼女の後を歩く。リリアは村の人にあることを聞いた。嘗て、この村に住んでいた人達のお墓は無いかと。
あぁと、思い出したかのように村の住人は答える。指を指され、そこへ向かう。もう、誰も居ない場所。
忘れ去られて、誰もそこには来なかった。墓標の石が並んでいる。その中の一つにリリアは眼を止める。
――母の墓だ。
リリアはそこで膝を地につける。微かに瞳が揺れる。眼を閉じて祈る。
(ようやくこれたよ……ママ……)
心の中で伝えた。昔の村の住人たちにも手を合わせる。ようやくここに来ることが出来たと彼女は感無量だった。
彼女は昔を思い出す。忘れたくても忘れられない悪夢を、何も失っていなかったときの幸福を。
きっと、忘れることなど……と少しだけ悲しくなる。
涙が微かに溜まる眼をフェイに見られないように隠す。眼が合わない。近くにフェイが居ることは分かっている。
だけど、そちらを振り向くことはできない。今フェイを見たら涙が止まらなくなってしまうから。
リリアが黙って、背を向ける。荒れ果てた墓標で一人立つ彼女達は過去に囚われた囚人の様。
ふと、風が吹く。リリアの頬をすり抜ける。このまま涙が風に乾くまでこのままで居たいと彼女は思った。
時間が過ぎていくと、足音が聞こえる。フェイではない、複数で、人ではないような音。
少しだけ、彼女がそちらへ目を向ける。魔物だ、ホワイトウルフ。涎を垂らしながら彼女を狙っている。
不思議と今は逃げようと彼女は思わなかった。墓標に佇む自分、もう、自分は死人で本当はずっとここに居るべきなのではないかと思ったから。
悪夢を思い出す、幸福を思い出す。これを抱いたまま死ぬのも……と微かに考えた。ホワイトウルフが彼女へ飛ぶ。
鋭い歯が彼女に近づき、肉を喰らおうと本能で襲い掛かる。
――再び、風が吹いた
赤い血が、空を舞う。剣士が刀を振り終えていた。
美しい筋で、地を赤に染める。
「――遅い」
重圧なその場を支配するような一言。同胞がやられた事でホワイトウルフたちは一斉に襲い掛かる。
フェイが刀に付着した血を振り払い、再び刀を振るう。剣技であるがそれは高位な存在に捧げる剣舞のように美しい。
「――試し斬りにすらならんな」
落胆の声が響き、赤い血が舞う。一匹、二匹と次々と斬りさく、斬斬斬斬、簡単に単純な作業のように素人が見たら思うだろう。
それほどまでに洗練された斬撃、
ホワイトウルフの群れの長が眼の前の男の存在を敵ではなく、格上の生命体と認識する。
手を出すな、逃げに徹しろと本能が判断する。
蜘蛛の子が散るように、フェイの周りから続々とその場から群れは去る。
あの時の、ただ闇雲にあがいていた少年はもう居ない。覚悟を決めて、至るべき道を知り、どこまでもその道を歩こうとする男の背。
マリアはその道に、一人の道に行ってほしくなかった。だけど、今、あの背を見て成長をしたなと嬉しくもなる。でも、きっと、彼に
もう、
涙が溢れていく。彼がもう追いつけない場所に行ってしまったと思ったから。彼が振り向く時に再び目線を下げる。
泣き顔を隠し、虚勢を張る。明るい声を上げる。フェイが彼女達の方に歩く。
「もう、帰ろっか……」
「あぁ」
それだけ彼は言った。そっぽを向いている自分を追いて、フェイは帰りの道を歩き始める。彼はいつか、こんな風に自分を追いて……そう思いかけて彼の足が止まってることに気付く。
彼女を泣き顔を見ず、彼もまたそっぽを向いて、何かを差し出す。
「勘違いするな。俺の為だ……そんな顔で帰りの道を歩かれたら不快だから……使え」
彼の顔を見ず、その手を見る。黄色のハンカチが差し出されていた。それだけ渡すとフェイは背を向けて歩き出す。ただ、少しだけ彼のペースが遅かった。いつも、誰かに合わせたり、自分を変えることのないフェイが遅かったのだ。
誰かが来るのを待っているかのように。
(……そっか。
(――今だけは、悲しんでいる
(ごめん、まだ行けないよ、まま……
「ねぇ、このハンカチ……貰っていいかな?」
「好きにしろ。たかが布切れ如きどうでもいい」
「そっか……じゃあ、貰うね……ありがとう、
それだけ言って、彼は何も言わない。ずっと逸らし合っていた眼が合う。互いの顔が見える。
「――そうか」
(え……?)
一瞬だけ、フェイが薄く笑っていた。見間違いかと思って瞬きをしてもう一度見る。そこにはいつもの無機質で仏頂面の彼が居た。
(もしかして、安心させようとして笑顔を……まさかね……いや、でも、きっと)
二人は未来へ歩き出した。微かに後ろから吹く風が祝福をしてくれているように彼女は感じた。
◆◆
マリアからデートに誘われたと思ったらお墓参りだった。ヒロインと墓参りってあるか?
マリアはヒロインなのか、どうなのか、俺の中では未だ審議中である。色々ぐだぐだ話ながらお墓に向かう。
それにしても冷えて来たな、まぁ、冬だしね。普通だけど。あれ、でも、氷を操る敵とか出てきた対策として、裸で滝に打たれるとかした方が良いのかな?
お墓に到着、するとホワイトウルフが!!
まかせろー! スタイリッシュにばっさばっさとなぎ倒していくー!
あれ? マリア、泣いてない?
もしかして、ホワイトウルフが怖かったのかな?
ふと、俺は懐に入れていたあるモノに気付く。先日かった黄色のハンカチである。ここで俺は自問自答をする。
主人公にとってハンカチとは?
自分の為に使う? NO
血を抑えるための応急処置? NO
そう、答えは……主人公にとって、ハンカチとはヒロイン若しくは、ヒロイン疑惑のあるこの涙を拭くために存在する……。これは基本だよね。
マリアの顔を見ないようにハンカチを渡す、クール系なんでね、渡す理由はちょっと捻くれてないといけない。
俺が不快だってね。まぁ、マリア泣いてたらちょっと悲しいし、お世話になっているからな。
もし、マリアがヒロインではなかったとしても、普段お世話になっている人に恩義を返すのは、主人公の基本ではなく、人としての当然である。
あれ? 気付いたらマリア元気になってる?
何で……? え? ハンカチ欲しい? ちょっと高かったけどあげるよ。それくらい買えば良いし。
マリアがありがとうって言った。
やはりヒロインかもしれない。その声にちょっとだけ、頬が上がる、危ない危ない。
クール系は表情筋が死んでいるのが基本だったぜ。キャラ崩壊はしたくないのさ。俺は笑わないクールな仏頂面で行くぜ!!
さてさて、帰るか。帰りもちゃんと護衛するから安心していいよ。泣き顔はあんまり見ないから隠さなくてもいいんだぜ?
そんなこと口に出さないけど。でも、きっとそれっぽいことしていれば彼女には伝わるだろう。
――そう思ってクールに俺は歩く、いつものように
◆◆
アテナ切り抜き!!
帰りの道!!
小松菜(ハンカチ渡した時の俺、決まってたなぁ)
リリア(ふぇい、わたしにハンカチくれた!)
マリア(ええ?! 私にくれたのよ!)
リリア(違う! ふぇいはわたしにくれた!)
マリア(いいえ、私にくれたの!)
今度からハンカチは二枚あげた方が賢明かもしれない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます