第217話 後悔
「強い、はっきり言ってこの世界の生態系の頂点みたいなもんさね。五賢帝は位が皇帝じゃがアウグストゥスは位が神皇じゃからのう。格が違うのさ。何であやつがベリアルと手を組んだのかもよく判らんしねえ」
神皇か。
『神曲』で使われている称号と同じだ。
アウグストゥスとは元々「尊厳者」と言う意味合いだけど、時代が経つにつれローマ帝国の強大さが検証されて意味合いが変化したのだろうか。
何を守ろうとして死の王に付いたか謎だ。
ああ、やっぱり話し合っておけば良かったかなあ?
でも、そしたら殺されていた可能性もあった訳だしね。
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