第195話 ルクスの称号

 だが、これ程の重圧をかけてこれるとなると相当の実力者だと言うことは判る。


「なるほど、我々のことを理解出来る実力をお持ちのご様子だ。アダムの末裔様と士師殿も」


「合格ですか?」


「まあ、そう見て良いでしょう」


 五体が流れで同じことを話すので共感能力か何かでもあるのかな?


「特に士師殿は我々すらも凌駕する可能性を秘めている様だ」


「よもや、使徒であるルクスすら超越する存在が出て来るとは予想外だった」


「使徒?」


 それは神の直弟子を意味する言葉の筈だ。となると。


「どうやら虚飾の神やルクスからも事情を訊いていないと視える」

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