第149話 刻印について
「では攻城戦も不利か……選択肢が二つあるな。一つは我とルクスで敵の領内のコボルトを全て救い出す。もう一つはファルマコ殿に頼むか、だ」
「う……」
「知らんとは言わせんぞ。ウリエルと契約した時に刻印があるだろう。下調べはしているのだ」
「何だい、その刻印と言うものは」
ルクスが身を乗り出して尋ねてくる。
仕方ない。刻印について説明する。
「ふむ、アダムの末裔様の信仰する神が望むなら何でも無償で叶えられるという訳かい。どうしてそんな便利なものを黙っていたんだい?」
「これを以ってしても死の王は退けられないからです」
「死の王はまだ判る。だが、ベリアルはどうなんだい? それ程のものならウリエル様が出張るまでもないと思うの」
「それはむりなのー」
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