第131話 天使に最低呼ばわりされる
「きゃっ!」
「わあ! し、師匠?」
二人が濃密な口づけを交わしている最中に現れてしまった。
「虚飾の神、わざとでしょう?」
「さて、何のことやら」
「ファルマコ、さいてー」
「なぜ? 僕じゃないじゃん! ファウストだって!」
「落ち着け。卿を付け忘れているぞ」
「ほらほら、早く行く! アーサー、ごめんね! リリウムさんも!」
三人で部屋から出る。
「全く、あなたといると休むと言う概念がありませんね!」
少し怒り気味にファウストに語りかける。
「我は五百年間休んだ日なぞない。常に世界の修復に努めてきた。しかし、あのアーサーと言う少年は傑物だな。優れた身体能力を備えている。ルクスの血族と交わるならさぞかし強い子供も生まれよう。死の王との闘いに生き残ればな」
「あなたはどこまで僕の思考を読んでいるのですか?」
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