第129話 狂信者な僕の『創り主』
「やはり駄目だ。かような兵器、危険過ぎる。使えば世界が終わる。あいにく、我は世界の修復者なのでな。認可出来ん」
「同感です」
ウリエルの視線が痛かった。
「しかし、まあ、こんな大層なものを創るとはな。狂信者とは天才と紙一重の差かも知れんな」
「少なくともまともな発想ではないですね」
「うむ、心を病んだ人間の発想とは常人とは一線を画すものだ」
そこまで見抜いているのか。僕の『創り主』について色々調べているらしい。
「まー、だめだねー」
「そうだね」
兵器の塊の様な天使に言われるとは。
ああ、もう、本当に僕の『創り主』は重たい人間だなあ。
もう少し気楽に考えたら良いのに。
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