第128話 危険過ぎる
オー・マイ・ゴット。やり過ぎたか?
ウリエルが洒落になっていない視線をこちらに向けている。いやいや、これ元々僕の案じゃないからね?
僕の『創り主』がその手の戦術を考案していただけだからね? 確か、『アロン』とか言ったかな?
神の杖と似た様な意味合いを持たせていたと思うけど。空想科学兵器の一種だけど、実現したら危ういのか。
無人島となった空島に閃光が突き刺さる。凄い爆発が起きて空が揺れる。
巨〇兵みたいな攻撃だな。これ、連発したら世界が間違いなく腐海になるわ。
「うーむ、やはり攻撃性があまりにも高すぎる。ファルマコ殿、これを考案したのは誰だ? お前ではあるまい」
「僕の『創り主』です……原案は別の人達ですが」
「うむ、お前の『創り主』は大層な奇人だな。こんな敵も味方も容赦しない兵器なぞ創るとは狂信者かも知れん」
「僕もそう思います」
アラゴン王はほうけている。あまりのことに事態が掴めない様子だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます