第97話 堕落し切った国家
「すまんな、学校で習うのはどうやって異性に気持ち良くなってもらうかとか体位の講義ばかりなんだ。王国内を見れば判ると思うが輪姦なんて珍しくない。むしろ、輪姦しない方がおかしい目線で見られる位だ」
頭がクラクラしてきた。
ここはゴモラなの?
ソドムは元々男色の語源と言う説もあるが、堕落と言う意味合いではこちらも負けていない。
「王様は何をされているのですか?」
「朝、朝食を取り、王妃と交わり、昼食を取り、側室達と交わり、夕食を取った後、街中の娘達と交わる」
駄目だ、この国。どこが大国なんだ? 皆快楽の虜じゃん。
これで国家として機能しているのか? 却って足手まといなんじゃなかろうか?
「うーん、とりあえず、国王に謁見の許可を頂けますか? グノーシス卿からの親書を預かっているものでして」
こんな国では駄目そうだ。親書渡してトットと帰ろう。
街中に入ると妙に甘ったるい匂いが漂う。
うわあ。本当に乱交しているよ。ソドム以上だ。女性達のほとんどが妊娠しても尚男性を求める様はある意味背徳的だ。白濁塗れになっても気にしていないなあ。
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