「実際、ウリエルさん、平気そうな顔しているけど、圧とか怖くないの？」

「ぜんぜんだねー。なんともないよー」

　この程度の圧力ではウリエルは全く脅威にすらならないのか。

　て言うか、大同盟締結する必要ある？　

　ウリエル独りで一騎千兆位ありそうなものだけど。　

　泣きたくなる。明日の朝の新婚旅行に付き合わされるのか。

　何とも言えない。

　アーサーもリリウムも達人だから圧に耐えられるのだろうな。

　すると悲鳴を挙げるのは僕だけか。もしかしてウリエルは気遣っている？　師匠が赤恥書かない様に？　

　うーん、何とも読めない天使だ。

「うーん、ファルマコは何かトラウマがあるみたいだねー」

「子供の頃、ジェットコースターに乗って怖かったんだから当然でしょう」

「なんていうか上のものを怖がっているかんじだねー」

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