第6話 白雪姫に殺された7人の小人たち

意地悪な継母に追放された白雪姫は、森の中をさまよい、小人のアジトにたどり着きました。


中に入ると誰もいません。


「まあ、何て小さなベッドかしら!」


白雪姫は7つの小さなベッドをつなげて

体を横たえました。


そして、うとうととまどろんだとき、ドアが開く音がしました。


1人目の小人が部屋に入ってきたので、白雪姫は思わず銃を構えて発砲しました。小人は無抵抗でしたが、木を切るための斧を持っていたので、殺さなければ殺されると思ったのです。


銃声を聞いて飛び込んで来た小人たちを、やはり同じように次から次へと射殺しました。


森の裁判で、白雪姫はすべて自己防衛のためだったと主張しました。


涙ながらに訴える美しい白雪姫に、陪審員たちの同情が集まりました。

そのようにして、白雪姫は罪に問われることはありませんでした。


今日も白雪姫は、何事も無かったように森で動物たちと仲良く遊んでいます。

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