第12話 きみが好きなのかい?
黄身派ですか、白身派ですか。
あ、たまごの話です。わたしはゆでたまごのパサパサしちゃった黄身が苦手なので白身派なんですが、周りが軒並み黄身派なので仲間がおりません。
昨日の夜におでん作って、黄身をもぐもぐしながら「そういえば黄身が苦手な人ってわたし以外にいないのかしら」ってちょっと気になってしまいました。
白身が苦手な人もいますよね。旦那には「ナマの白身は気持ちが悪い」などと言われます。
今日から11月ですってよ!! 早すぎじゃないですか。年末年始の予定を立てねばならん時期がきますね。うちはあれですよ、大掃除とか、義実家への新年のご挨拶とか、手土産の和菓子はなんにするか、とかとか……。あ、年賀状もか。ああ、憂鬱だ。
一年のうちで正月が一番嫌いです。次が盆。
だって義実家で給仕しながらにこにこしてほっぺの筋肉とメンタルを一番鍛えた状態でまる一日過ごさないといけない日なんだもの。
最大の敵は旦那です。お姑さまは一緒に台所にいてくれますが、旦那は自分側の親戚一同と楽しく呑んで喋って笑って転がって寝てますからね。我が子らのことも親戚の若い子たちにほぼまる投げしてね。殺意が沸きますよね。おっといけない愚痴が出てしまう。
毎年大晦日には「明日の行動はよく考えようね」と白けた笑顔で釘を刺さねばならんのも地味ではなく派手にストレスです。ああ行きたくない。寝正月がしたい。2ヶ月後だけどもう嫌だ。
あとは一年の総括をしたり、来年の抱負も決めたりしなくっちゃなあ。
ああ、迫りくる冬休みがこわい。
そういえばアルファポリスさんのほうで、BL小説大賞? だったかな、なんかそんな感じのやつがあったので、『こいびとごっこ』と『純』をエントリーさせてみたんですよ。
別に新作でもないし、異世界じゃないから明らかに周りと毛色が違うし、受賞とか狙うつもりもまったくないんですけど、参加するとどんな感じなんだろう〜っていう完全なる出来心でペイッと参加してみました。片方が完結済みで、片方が連載中でして、文字数も違うものを選んだので、なんか違いがあるのかしらないのかしら、ってしばらく観察して遊んでみようと思ってます。
そんでね、桃太郎電鉄ってご存じですか。
先日下の子くんが欲しいというニンテンドースイッチのソフトを買いに行ったんですよ。マリオカートだったかな。
そんで、それだけ買って帰ればいいものを、わたしがうろうろしててドラえもんの教材系ソフトを発見しまして、おお、これはよい! って追加で買ってもらおうと旦那のところへ寄っていったんです。そしたら彼は店員さんとなにやら楽しそうに盛り上がっておりました。「なんかオススメなーい?」って聞いたらしく、「桃鉄おもしろいっすよ」と勧められていたそう。
結局3つもソフトを買ってしまいまして、夜にみんなで桃鉄やってみたんです。
わたし子どもの頃には「女の子にゲーム要らんやろ」とゲーム買ってもらえない子だったので、桃鉄初めてだったんですよね。あのね、めっちゃ盛り上がりました。笑
ただ、あれって結構時間がかかるんですね。長いから疲れたし、子どもら寝かすのも遅くなっちゃったし、平日の夜にやるもんではないなって思いました。
わたしは1回で満足したのでそれから触ってないんですけど、子どもらは毎日楽しそうにあれこれソフトを交換しながら遊んでいます。
上の子くんが「ドラえもんの算数は意外と楽しい!」と言って勉強に見えるような見えないようなものをやってくれているので、下の子くんも真似っ子して漢字の練習をやっています。
旦那に「ねえねえ見てぇ、雨って習ったから書けるよ」と舌っ足らずに言いながら自慢げに書いて見せて、「おまえそれ書き順ぐっちゃぐちゃやないか!」と驚愕されていました。笑
今朝はふたりでうんこ計算ドリルをちょっとずつ進めてから登校していきましたが、最近の教材は凄いですよね。なんとかして楽しく勉強してもらおうという大人の努力が滲み出ている気がします。
うんこドリル考えた人は本当に天才だと思うんですよ。文章問題がツッコミどころ満載というか、もはやツッコむところしかないんだけど、子どもはやるもんね、ちゃんと。
うんこ嫌いな人なんていないもんな、と、30代も半ばになった友人がしみじみ言っていました。いやまあこれには賛否あるかもしれませんが、少なくとも我が家ではうんこは日常会話の一部です。女の子いないしね。
おかしいな、桃鉄の話をしていたのに、気づいたらうんこの話になってる。
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