第11話 挑戦は失敗するまでがワンセット

 もうやだ指が全然進まんもん〜!!

 ってことでエッセイが捗りますなっちゃんですこんにちは。

 さっき2回目のワクチン打ってもらってきました。熱出るのかなあ、ドキドキです。


 わたし何事も、取り敢えずやってみてから後悔する派です。

 たとえ絶対に上手くいかないとわかっていても、好奇心に勝てずについついやってしまう。穴があったら指突っこんでみたいし、ドアがあったら開けてみたいし、うたた寝してる人の鼻にティッシュで作ったこよりを突っこんでみたいのです。たとえ怒られるとわかっていても。

 そんなわけで、今がんばって書いてる『佐伯くんがよくわからない(仮)』でも、ちょっと珍しいことをしてみております。

 それはですねえ、人物設定とプロットを、文字にしてみる。という、誰でもやってるようなものです。


 わたし今まで書いてきたものほとんどが、そういったものは脳内処理なんですよ。一回だけわけわかんなさすぎて相関図書いたことはありますが、やべえちょっと腕痛くなってきた、でも基本的に、ひとにお見せするもの以外は文字にしないんです。

 それというのもですね、わたし多分、憑依型なんですよね。頭のなかで、どっぷりそこに浸かりこんで、抜け出せない状態でカキカキします。だからカキカキするときには、2時間以上の静かなまとまった時間が必要です。隙間時間で書くってことができません。集中してのめりこんでしまうので、指が動いていようがいまいが、カクモードに入ったら寝るのも食うのもうっかりしてしまうくらいです。カキカキしていない時間にも頭のなかの、えっとね、右の、真ん中ちょっと上側奥らへん、の辺りに、ずっとそのスペースがあって、完成するまでのあいだは常にそこは、今でいうと夕梨香ちゃん(主人公)のスペースなのです。

 わたしがこないだっから続きを書きたいと言っている『舞台女優』が頓挫している理由もそこにありまして、あれを書き始めるとですね、ゆり子はん(主人公)が憑依するので、旦那がわたしに怯えるようになるんだよね。笑

 なにを書いてんだよって話ですけど、あ、ワンオペ育児で虐待と旦那にキレて離婚しよって考える、ひとの闇を写したような世にも恐ろしい話ですが、書き始めるとどうにも態度とか顔つきが変わってしまうらしく、こわい、怒んないで、と怯えられてしまうので書くに書けないという、なんとも難儀なことになっています。完成させたいから近々犠牲になってもらう予定ではいますけれどもね!

 あ、ちなみに今の夕梨香ちゃんは恋する女子高生なので、子どもらに「お母ちゃんなんか可愛いね」と言ってもらっております。そんなふうに取り繕っているわけでもないし、言わせているわけでもありません。でもラッキー! と思っています。笑


 で。

 そんな書きかたをする状態で、人物設定とプロットを文字にしてみて、わたしは「これ失敗したな」と思っておるのですよ。

 文字にして可視化すると、頭のなかのスペースから出ていってしまうんです。上手く説明できないけど、あ、やべ洗濯機止まった、まあいいや最後まで書いちゃお、ちょっと上手いこと文章に構築できないというか、逆にプロット通りに進まなくなるというか、その情報そこにいないでほしいというか、痒いところに手が届かないというか、取り敢えずなんか失敗だな、ってなってるんです。

 慣れないことはするもんじゃないですね。やってみてわかったので、今後はもうやらないと思います。でもまあ、なんでも挑戦してみるもんだ。ね。

 あ、あくまでもわたしの話なので、参考にはされませんよう。笑


 んで、それとは別なんですけど、別というかこの自分で撒いた種を回収するためというかで、参考資料としてちょっとずつ少女漫画を読んでみてます。

 わたし少年漫画とエロ本とBLのエロ本で育ったので、少女漫画って免疫ないんだなって思いました。思っている最中です。

 めっ     ちゃ、キラッキラしてる。笑

 なにを読んでもオトメの夢が詰まってるー!

 悪口をいうつもりは全くありませんが、数種類読んでみていっちばん思ったのが、イケメン男子がみんなセックス上手いのは前提なんだなってことですね。声を大にして言いたいけど夢やぞそれ。

 それを一番思ってます。なんかすごく読んでて微笑ましいの。笑

 うーん、わたしが書いてるの、どこまで女子ウケしてもらえるか怪しくなってきたな〜。

 百合要素とBL要素を含んだ男女のわちゃわちゃしたラブコメになってるんですけど、やっぱわたしに王道は無理だったかもしれません。笑

 はやく書きあげたーい!!

 洗濯物が臭くなるので干してきまーす!!

 熱出ませんように!!

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