第80話
なんやかんやあったがようやく試合が始まる
参加者は47都道府県からそれぞれ1人、プラス前年度優勝校からは追加で1人の計48人となっている
流石に校内選抜を突破してきただけあってどいつもこいつも霊力が多い
1人だけだがうちの校長と同じくらいの奴もいる
これからこいつらと戦うんだと考えたら篠原先輩の事を少しだけ羨ましく思う自分がいた
先輩の事を戦闘狂と言ったけど、俺も同類になりつつあったみたいだ
試合は同時に12試合行われる
1つずつの戦うスペースはうちの体育館より広い
尚且つ隣の試合との感覚も充分に取れている
見る方としてはどこを見たらいいか分からないくらい広く
戦う方からすればかなりやりやすい環境
デカいデカいとは思ったけどこういうのを見ると本当にデカいんだと実感する
初戦の相手は広島代表の3年男子
広島「はっ!初戦はお隣のド田舎2年生かよ!広島で勝ち上がったわいの力見せちゃるけん!!」
篠原「是非とも見せてくださいな、胸を借りるつもりで行きますよ」
サポート生でも試合は観客席からしか見る事が出来ない
この1戦で100万が掛かっていると思うと自分が貰えるのは5万だとしても心臓が暴れる
多分先輩より緊張してる気がする
同時に12試合という事はいまこの瞬間に1200万が動いていると言う事…
考えただけで頭がおかしくなりそうだ
アナウンス「それでは初戦を開始して下さい」
試合開始のアナウンスと共に12試合が始まった
ある場所では歓声が、他の場所では応援が聞こえ一気に騒がしくなった
5万が掛かっている!
俺も応援しなくては!!
「先輩頑張って下さーい!!」
こんな状況でも落ち着いているのか、俺の声に反応して右手だけをこっちに向けた
互いに霊装展開して向き合う
先に動いたのは相手だった
様子見とばかりに霊弾を連射する
霊装武器は身長と同じくらいはありそうな両手剣なのにそれを右手で肩に掛け、左手で霊弾の連射
これが彼の常套戦術なのかもしれないが、傍から見れば格下相手の舐めプ
篠原先輩は最小限の動きで霊弾を弾き、弾き切れないのだけ避けていた
あの様子なら緊張とかも無さそうだし何事も無ければ勝てるだろう
???「わざわざ見に来てやったのにお前は代表じゃないのか」
せっかく人がいい気分で試合を見ていたのに不快な声が聞こえた
―――――――――――――――
どうも〜!振り向けばやまだ〜でっス!!
こんなに登場する予定はなかったんですよ?
いや、ホントですって…
お前のコメントなんかいらねーよ!って人も多いと思いますがこれだけは報告したくて…
先週のランクインにて!なんと!!
週間ではありますが総合ランキングにランクインしましたー!!
ひとえに皆さんの応援のお陰です!!
本当にありがとうございます!!
それだけ伝えたかったのでさっさと退散します≡┏( `Д´)┛
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