閑話
ユートが、外に出て行った後の診療室では、
「エリザあの子何者なんだ?」
「そうですね。可愛らし子ですわ。それに」
エリザが、難しそうな顔をして
「あの左眼かなり強力な魔眼だと思われますわ」
「そうだな。あの眼に見られると不思議な感じがするな」
レオがユートが出て行った扉を見つめる。
「魔眼持ちの方々は、よく数奇な人生を過ごすと聞き及んでると言いますしなしかしらアルジェント様にとって大切な役割をお持ちだと思いますわ」
「そうだな。森で一人で変わった服装をして名前以外覚えていないなんてな」
「早くどうにかしてあげたですわ」
悲しそうな顔をしていると
「それまでは、うちで預かろう。二人には、俺から言っておくよ」
「わかりましたわ」
エリザが頷くと
「あの子達も女の子同士仲良くなれるといいのですが」
エリザが頬に手を当てながら心配しているとレオが何かしら渋い顔して
「エリザあの子は、女の子でわなくて男の子だ」
「エ」
とてもびっくりした顔するエリザが
「とても可愛らしい顔立ちをしていましたので女の子と思っていましたわ」
「そうだな。幼いくて男なのに色気があるし何だか甘い匂いがしてたな」
「だんなさま」
エリザがにこやかに微笑んでいたけどゴミを見る様な目でを見ていた。
「い、いやそういう趣味でないからな」
レオが、少し後ろに下がって言ってきた。
「ゴホン。俺が先に家に戻っておくからエリザは、ユートのことを頼む」
「わかりましわ」
レオが、入ってきた扉から出て行った。
「さてあの子は、どうしてるでしょうか」
微笑みながらこれからのことを考えていた。
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