第8話 聖女

建物の中に入ると暖かい光で包まれているような空間で正面に女性の石像が飾られていて鑑定では、『アルジェント神の石像』と出ている。

祀ってるのは、創造神のエミリーユではないんだ。

周りには、左右に分かれて長椅子が何列か置かれて年配の夫婦や小さい子供を連れている親子などが座って祈っているみたいだ。

三人ほど地球で観たことあるシスターみたいな格好に袖とかの縁に緑色の刺繍をした人もいる。

女神像が置かれている祭壇の前には、頭に純白の生地に縁に金糸と緑色の糸で刺繍されているベールを被って白地の生地にベールと同じく金糸と緑色の糸で刺繍されているシスターの格好を人が周りと同じく女神像に向かって祈っている。

そんな中レオが自分を背負いながら奥に向かって行くと像にシスター服を着た人がこちらに気がついてこちらに振り向くと


「あらま、どうしましたか旦那様?」


ベールの下からピンク色の髪が見え緑色の瞳のやさしそうな微笑みをした美女がこちらを見ている。

レオの嫁かよ。

それにピンク色の髪の色なんてやっぱし異世界だな。

それにしても大っきいな

服がはち切れんばかりに膨らんでいる胸元についつい目がいってしまうよ。

いやいやまずは、鑑定で確認すると

名前が『エリザベート・オルレアン』で年齢が 27歳かレオより年下なんだ。

レベルが58で来る途中でいろんな人を鑑定したけど平均でレベルが十台で高くて二十代後半だからレオ共々この人もかなり強いのだろうか?

階級で『オルレアン男爵夫人』で職業が『アルジェント教 神官』と『冒険者』になってる。

称号で『ミスリル冒険者』になっていてなんともう一つの称号が『聖女』だった。

スキル欄も『治癒魔法Lv.9』『神聖魔法Lv.8』と聖女らしいスキルを高レベルで持っている。

あとは、スキルで『アイテムボックス』も持っていて他にもいろんなスキルを持っていてギフトで『神託』と言うのも持ってるし石像と同じ名前の『女神アルジェントの加護』と言う加護を持ってるし。

爆乳聖女だな。

聖女なのかしれないが暖かくて心地良さそうな光に包まれている。

レオが聖女さんに近ずいていくと


「この子が、怪我してるから治してやってくれ」


「わかりましたわ。こちらにお越しくださいまし」


奥にある扉に案内されて中にはいると中には、ベットが並んでいて診療所みたいになっていて薬っぽい匂いもしてくる


「こちらのベットにお願いします」


「わかった」


レオにベットの上に降ろしてもらうと


「どこが痛いですか?」


「足が」


「足ですね。わかりましたわ」


聖女さんが、両手を捻挫している所には添えると暖かい光が出てくると足の痛みが引いてきてすぐに足首の痛みがウソのようになくなった。


▶︎スキル 治癒魔法を取得


やっぱしこれが魔法かすごいな。

光が小さくなって消えると聖女さんが頭を撫でてきて


「よく我慢しましたわ。偉いですね」


わー目の前にメロンが、2つあるよ。


「お名前は、なんて言いますの」


「ユート」


「ユートですね。わたくしは、エリザベートと言いますの。気軽にエリザでいいですよ。旦那様終わりましたわ。」


聖女さんがレオに言うと


「それにしてもこの子は、どうされましたか?」


「それが、森で・・・・・・・


レオが、アルシスに入ってくる時に騎士にしていた説明をすると

聖女さんが頭を撫でてきた


「大変でしたね。治してみにせますわ」


先ほどと同じような光に包まれていくと


▶︎精神魔法を取得


光が止んでいくと頭がスッキリすると


「どうですか?何か思い出しましたか?」


首を横に振ると


「そうですか。ごめんなさいね」


聖女さんがとても悲しそうな顔をさせるのは忍び難いな。

抱きしめられたままいるといきなりピックと聖女さんが震えると


▶︎ギフト 『神託』を取得


あれいきなり『神託』が、手に入ったけど

確認すると「信仰する神の声を聞き届ける」とあるが神の声を聞き届けるか。

聖女さんが、信仰しているのは、加護がある女神アルジェントだと思うけどこのタイミングで何だろう?


「旦那様、アルジェント様が、わたくし達で保護をするようにお告げがありました」


「アルジェント様が、保護をか?なぜに」


「理由は、わかりませんわ。ですが何かこの子に有るんだと思います」


何だろう女神アルジェントとかは、会ってないはずだけど


「ひとまず外で少し待っててくれるか」


頷くと入ってい来た扉とは、違う扉に案内されると


「外に女の子が、いると思いますので仲良くしてあげてくださいね」


頷いて外に出て行った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る